子うさぎましろのお話
読んであげるなら 5、6歳~
(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)
クリスマスが やってきて、北の国の どうぶつの 子どもたちも、それぞれ、おくりものを もらいました。
白うさぎの子も、きつねの子も、くまの子も、それから とりの子どもたちも。
* * * * *
(以下、あらすじです)
サンタクロースと同じ、北の国住んでいる動物たちは、一番先に贈り物をもらいます。
白うさぎの子“ましろ”は、その中でも一番先に、お菓子と部屋の飾りをもらいました。
そしてお菓子をぺろりと食べ終えると、まだもっと何か欲しくなりました。
そこで、真っ白な体に墨を擦り付け、黒くしました。
そして、まだ夜も明けきれない道で、サンタさんを待ち構えました。

「おじいさん、ぼくにも、クリスマスの おくりものを ちょうだい。」
一目で“ましろ”と分かったサンタさんでしたが、袋の中から種を一つくれました。
“ましろ”はサンタさんと別れ、林の中で体の墨を払いましたが・・・取れません。
擦っても・・・取れません。
「どうしよう。うそをついて、もういちど もらいに いったから、くろいのが、とれなくなったんだ。
きっと。この たねだけでも、おじいさんに かえしてこようかしら。」
でも、サンタさんが“ましろ”だと気付いてないと思い込んでいる“ましろ”でしたから、それは諦めました。
「この たね、かみさまに おかえししておこう。土のなかへ うずめて。」
深い雪を、手と足が冷たくなっても堀り続け、やっと出てきた土の中に、種を置きました。
そして穴から出てきた“ましろ”が、息を切らせながら体中の雪を払うと、体は真っ白。
元の“ましろ”に戻っていました。
春になって芽を出した“ましろ”が埋めた種。
それは、もみの木でした。
もみの木は、ものすごい速さで生長しました。
そして、その年の12月。
そのもみの木に・・・・

* * * * *
「もっと何か欲しい」って思うのは、子どもらしくて、そして仕方のない事。
その嘘を見抜いていたサンタさんの対応も、大人らしくて、あったかい。
「嘘をついたから、元の姿に戻れなくなったんだ」って思った“ましろ”の純粋さ。
子供のころ、嘘を付いた後のドキドキした気持ちを思い出しました。
小さな子どもも、“ましろ”に共感するんじゃないかなあ。
あらすじには書かなかった、このお話の後半に、クリスマスらしい展開があります。
あったか~い気持ちになる、日本のクリスマス絵本の代表作です。
白地にパステルで描かれる線画タッチの絵が、優しくてほのぼのした雰囲気を、一層引き立てています。
そうたは、最近幼稚園で歌っている♪「ああ もみの木」を毎晩熱唱しています。
ドイツのクリスマスの歌です。
もう、そんな時期なんですね~
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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