ぼく、お月さまとはなしたよ
読んであげるなら 4歳~
(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)
ある夜のこと、クマくんは お月さまを見上げて、考えた。
お月さまに、たんじょう日のおくりものをあげたいな。
* * * * *
(以下、あらすじです)
誕生日も分からないし、何をあげたら良いかも分からない。
クマくんは、川を渡り、森を抜け、山の頂上に登って、話しかけた。
「こんばんは!」
すると、クマ君の声が山々に撥ね返ってきた。
「こんばんは!」
わあい!ぼく、お月さまとおはなししてる。
「たんじょう日、いつですか。おしえてください。」とクマくん。
「たんじょう日、いつですか。おしえてください。」とお月さま。
「えぇとね、ぼくのたんじょう日は あしたです。」とクマくん。
「えぇとね、ぼくのたんじょう日は あしたです。」とお月さま。
「たんじょう日に なにがほしいですか。」とクマくん。
「たんじょう日に なにがほしいですか。」とお月さま。
「ぼく、ぼうしがいいな。」とクマくん。
「ぼく、ぼうしがいいな。」とお月さま。
何をあげればいいか分かったクマくんは、町に出てお月さまにきれいな帽子を買った。
その夜、クマくんは、お月さまによく見えるように、帽子を木の枝にかけて、お月さまを待った。
ゆっくり登ってきたお月さまは帽子を被った。

夜の間に帽子は落ちて、クマくんの家の前に転がっていった。
朝になって帽子を見つけたクマくんは、それをお月さまからの誕生日プレゼントだと思い、大喜び。

その時、風が吹いて、帽子を吹き飛ばした。
クマくんは追いかけたけど・・・・・
その夜、また川を渡り、、森を抜け、お月さまと話にきた。
「ぼく、あなたがくれたぼうしをなくしちゃったんです。」
「いいんですよ、そんなこと。だって、あなたがすきだもの!」
* * * * *
毎月参加している「この本だいすきの会」の例会で、以前紹介されて大好きになった絵本です。
「いいんですよ、そんなこと。だって、あなたがすきだもの!」の名台詞を、子供に使う事があると仰っていたF上さん。
絵本の中の素敵な台詞を実践出来たら、なんて素敵なんでしょう!
・・・と思いながらもまだ使った事がありません。
息子が何かやっちゃった時、ぐっと怒りを堪えて、
「いいんですよ、そんなこと。だって、あなたがすきだもの!」と言ってみたいもの。
まだまだ修行の足りない母です。
この絵本はとても落ち着いたトーンで描かれていて、秋の夜、寝る前に読んであげるに最適です。
クマくんの純真無垢な勘違いも可愛らしく、川を渡り森を抜け、山の頂上まで行った健気さも、抱きしめたくなっちゃう程。
ずーっと手元に置いておきたい大切な絵本です。
さて、クマくんが失くしてしまった帽子、またまた素敵な贈り物になってました。
答えは裏表紙にありますよ。
* * * * *
さて、今日はたいちの2歳の誕生日。
最近色々やらかしてくれるやんちゃな息子。
今日だけは息子が何をやっても、
「いいんですよ、そんなこと。だって、あなたがすきだもの!」と言えるかな・・・
昨日主人が買って来てくれた、大好きなマルメゾンのケーキで、一足お先にケーキだけのバースデーイヴ。

今夜の誕生会は、腕を振るいますよ~!
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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