ぽんぽん山の月
読んであげるなら 5、6歳~
(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)
ぽんぽん山という 山が ありました。
その 山の うえで、四ひきの こうさぎの きょうだいが、とおくを みています。
「おかあちゃん、おそいなあ。」
「うん、おそいねえ。」
「この みちから かえってくるって いったのになあ。」
「おいしい もの もってくるって いったのにねえ。」
* * * * *
(以下、あらすじです)
大きな月が昇りました。
月の中に、お母ちゃんの姿を見た子うさぎたちが、呼びかけます。
「おかあちゃん、おりといでよ。」
「おなか、すいたよう。」

この様子を見ていた、山奥住む、恥ずかしがり屋のやまんばがおりました。
やまんばは、麓の町まで団子を買いに行った帰りでした。

一匹のうさぎが、猟師に撃たれたのをやまんばは見て来ました。
--------ひょっとしたら。
やまんばは、団子の包みを草の上にそっと置き、夢中で逃げ出しました。
この様子を、木の上から見ていた秋風の子。

風の子は、恥ずかしがり屋のやまんばが、やっと団子を買えて、うれしそうに帰るのを見て、ここまで着いてきたのです。
-------それなのに。
やまんばの後を追いかける風の子。
ひゅーん。
風の子の風に乗って、子うさぎたちの話し声が、やまんばの耳に届きました。
「ああ、おいしい。」
「おかあちゃんが、月から おろしたんだ。」
「おかあちゃんは、ちゃあんと、ぼくたちを みてるんだねえ。」
そして、風の子とやまんばと子うさぎたちの様子を、全部見ているものがいました。
それは・・・・・

* * * * *
悲しいお話なのに、何だか心が温まります。
健気な子うさぎたちと、優しいやまんばと、愛らしい風の子。
渡辺洋二さんの優しい絵が、このお話にピッタリです。
そして、あまんきみこさんの手に掛かると、やまんばでも優しくなってしまうんですね。
十五夜のお話なので、紹介するのが少し遅かったかも・・・
でも、日本には十三夜ってのもありますからね。
今年は10月30日です。
さて、月の中に何が見えるかしら。
私には、餅つきしてるうさぎが見えた事は有りませんが、心を映しそうですよね。
こんな時、子供ってとても面白い事を言うので、何が見えるか聞くのが楽しみです。
今日、空に浮かぶ雲を見て、
『あっ、おさらにパンがのってるみたい。あ~もう、おなかぺこぺこだよ~』ですって。
お昼前でしたからね(うふっ)
ところで、お月さまは何でも見てるんですね~。
いやいや、悪い事は出来ませんね~。
そうそう、悪事は闇夜の晩に、ねっ!(えっ、違う?)
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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