ぼくにげちゃうよ
読んであげるなら 3、4歳~
(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)
あるところに、こうさぎぎが いました。
あるひ、このこうさぎは いえをでて、どこかへ いってみたくなりました。
そこで、かあさんうさぎに いいました。
「ぼく にげちゃうよ」
すると、かあさんうさぎが いいました。
「おまえが にげたら、かあさんは おいかけますよ。だって おまえは とってもかわいい わたしのぼうやだもの」
* * * * *
(以下、あらすじです)
「かあさんが おいかけてきたら・・・・」
と小川の魚になり、山の上の岩になり、庭のクロッカスなどになって、逃げる方法を考える子うさぎ。
それなら、と漁師や登山家、植木屋などになって、「どこまでもおいかけますよ」と答える母さんうさぎ。
そんなやり取りの中で、私が一番好きな場面は、
「かあさんが うえきやさんになって、ぼくを みつけたら、ぼくは ことりになって にげていくよ」
と言うこうさぎに、

母さんうさぎがこう答える所
「おまえが ことりになって にげるのなら、かあさんは きになって、おまえが とまりに かえってくるのを まってますよ」

そしてラストは・・・・
「かあさんが つなわたりして、ぼくを つかまえにきたら、ぼくは にんげんのこどもになって、
おうちのなかに にげちゃうよ」と言うこうさぎに、

「おまえが にんげんのこどもになって、おうちに にげこんだら、わたしは、おかあさんになって、そのこを つかまえて だきしめますよ」と言う母さんうさぎ。

「ふうん。だったら、うちにいて、かあさんのこどもでいるのと、おんなじだね」
* * * * *
母の愛、追いかけて来てくれるという子供の安心感を、ストレートに表現しているお話。
さて、このやり取りは、一体何歳まで通用するのかしら?
「あっちに行って!」と言われないうちにいっぱい読んで、親子のやり取りを楽しみたいものです。
白黒とカラーのページが、見開きで交互に出てくるのも楽しい。
次は一体何になって逃げるの?って想像力をかきたてられます。
欲を言えば・・・なんて名作に大変失礼ですが、寝る前に読んであげたい本なので、最後は「さあ、おやすみ」が良かったんだけどなあ・・・
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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