だいこんとにんじんとごぼう
読んであげるなら 3,4歳~
(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)
あるひ、だいこんと にんじんと ごぼうは、やまのぼりをしようと、
あさはやく、ふもとを しゅっぱつしました。
* * * * *
(以下、あらすじです)
険しい山道を、どんどん登って行きました。
ところが、もう少しの所ですっかりくたびれてしまい、這うようにしてやっと頂上に到着。
さて山を降りようにも、立ち上がる元気すらありません。
丁度、通りかかった炭焼きが、「どうしたんかい」と聞きました。
事情を話すと、おぶってくれると言うのですが、三人は無理!

「一人だけ」と言って、大根だけおぶって降りて行ってしまいました。
そして残された人参と牛蒡。
人参は真っ赤になって怒ったので、体中赤くなりました。
牛蒡はひっくり返って怒ったので、日に焼けてまっ黒に。
その時から人参は赤くなり、牛蒡は黒くなり、大根はずーっと白いままでいるんですと。
* * * * *
大根・人参・牛蒡の色を比べたこのお話、民話の再話なんですが、『山遊び型』と『お風呂型』があるようです。
主流は『お風呂型』のようです。
『お風呂型』はこ~んな感じ
ごぼうさんとにんじんさんが、だいこんさんを誘ってお風呂に行きました。
いちばーん、とごぼうさんが飛び込むと、あちちあちち
お湯が熱くて、すぐ飛び出してしまいました。
(だからごぼうさんはまっくろけのまま)
今度はにんじんさんが入って、あち、あちち
でも我慢してじーっとつかって、上がるとまっかっかになってしまいました。
(だからにんじんさんは今でも真っ赤)
だいこんさんが入るときは、熱いのが嫌だから水でうめて、ぬるいお湯にゆっくり入りました。
それから体中よく洗ったのでした。
(それでだいこんさんはまっしろ)
どちらも、『白い』って事が良いみたいに思えますね。
まあ、日本人的発想というか、何と言うか・・・
そう言えば、亀山歩先生の語りでは、『お風呂型』でした。
『お風呂型』の方が、可愛らしい感じもしますが、作者のつるたようこさんの絵が素敵なので、私はこの絵本をオススメします。
「野菜を見ていると、しぜんに顔が浮かんでくる」と言うつるたさん。
なるほど!大根は大根らしい(?)人参は人参らしい(?)牛蒡は牛蒡らしい(?)顔してますよね(ふふっ)
でも炭焼きのおじさんったら、一番重そうな大根をおぶって下りたなんて!
私だったら・・・牛蒡は長過ぎて背負い辛いから、人参かなぁ?
それじゃあ、お話にならないって?・・・・その通り!
* * * * *
野菜は、毎週届く帰農志塾のものをメインに食べています。
露地物の、旬の野菜です。
でも体調のせいか、夏の終わりには、体を冷やす夏野菜を好まなくなりました。
そして半月程前から、根菜類が欲しくて。
しかし大根・牛蒡はまだ収穫時期でなく、届きません。
そこでOisixから取った野菜も、食卓に並ぶようになったのですが・・・・
そうたから痛い指摘がありました。
食卓の料理を見て、
「きょうのおやさいは~・・・なす、きゅうり、とまと、たまねぎ、ぴーまん、にんじん、さつまいも、ねぎ、ごぼう・・・・きゅうりと、とまとと、ぴーまんはなつやさいだよ。」
「少ないけど、まだ採れるみたいよ~」
「ふ~ん。じゃあ、だいこんは?」
「え~?だめ?」
「だめだよ~ だいこんは、ふゆやさいでしょ!いまはあきやさいっ!」
ってな具合。
幼稚園の畑では、園児が野菜を育てています。
年少さん・年中さん・年長さんで育てるのは、異なる野菜。
最初は、成長が目に見えるもの、そして土の中で成長するものへ。
主人よりは確実に詳しい息子です。
私もうかうかしてると、越されてしまいそうです。
* * * * *
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