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子どもたちが通った幼稚園で、絵本の読み語りボランティアのお母さんは、『絵本のお母さん』と呼ばれています


by yomuyomuehon
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今朝は一年生への読み聞かせがありました。

私はhaneちゃんの、隣のクラスを担当。

その日、朝の読み聞かせがあること、何を読むのか?どのクラスに入るか?

haneちゃんには内緒にしています。


さて今年度は、新任の教頭先生が読み聞かせに加わってくださっています。

もっと子どもと接したいという教頭先生。

こんな風に、学校の先生は子どもが好き☆大好き☆でいて欲しい。

そして今回は、haneちゃんのクラスを担当された教頭先生。

教頭先生が教室に入られた途端、「きゃー」「わあ」「おおーっ」と歓声が。

先生も、子ども達も、楽しんだようですね(^^)


今回読んだのは、

読んであげるなら 3,4歳~

4、5月と読みに入ってみて、物語を読むのが難しいなと感じた今年の一年生。

この組み合わせは、ぴったりだったようで、子どもたちの反応も良く、こちらも楽しく読めて、そして元気をもらいました。


きょだいな きょだいな (こどものとも傑作集)

長谷川 摂子/福音館書店

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「あったとさ あったとさ ひろい のっぱら どまんなか きょだいな ピアノが あったとさ

こどもが 100にん やってきて ピアノの うえで おにごっこ キラリラ グワーン コキーン ガゴーン」

と始まる、リズミカルで(何だか民謡っぽいね(^^))、スケールのでっかい、楽しいお話。

この本には、大型本(50cm幅くらい)があるのですが、相方さんはそちらを持ってきてくださいました。

でっかいスケールのこのお話に、ビッグサイズ本は雰囲気がぴったり!

大勢に読み聞かせるには、良いですね。

子どもはきっと、この中の一人になって、ピアノの上を走り回り、瓶の中で眠り、扇風機に飛ばされる・・・そんな感覚を味わうのでしょう。

子どもでなくても、楽しくなってしまいます。

さて、この本の絵を描いたのは降矢ななさん。

最近読んだ本の絵を描いていたのも降谷ななさんでしたが、だいぶ違います。

小学高学年向け

時代物に興味を持つようになった子どもに是非勧めたい。

幕末の京都が舞台の短編集。

激動の時代に生きる、けなげにひたむきに生きる子ども達の姿が、時折涙を誘います。


1,「筆」

筆職人のもとへ弟子入りして三年目。初めて一人で作り上げた筆を、親方にへしおられ、家を飛び出した冬吉が向かった先は、かつて暮らした家でした。

赤ん坊の時捨てられていたのを、拾って育ててくれた家でした。

実の子が生まれてからは、良いことなんか一つも無く、九つの時、追い出されるように今の親方のところに弟子入りさせられたのでした。

でも、冬吉が大きくなった家でした。

暗くなるまで遊んだ友だちも、路地も、寺子屋もありました。

この角を曲がった先に・・・・

家がない。

冬吉の家も、友だちの家も、寺子屋も・・・・。

みんなどこへいってしもうたんやろ。

「あの、冬ちゃんとちがう?」

いきなり呼ばれて振り向くと、そこに居たのは・・・・

*****

久しぶりの心を揺すぶられる日本の文学に接した感じがしました。

あの寺田屋の話もあります。

名前だけですが、龍馬も、新撰組も登場します。


この時代、子どもも一生懸命生きてる・・・というか暮らしているというか、今の時代のように、子どもは子どもの暮らしじゃないんですよね。

このお話を読んで、子どもはどんな感じがするのでしょうね?


ぞうくんの あめふりさんぽ (こどものとも絵本)

なかの ひろたか/福音館書店

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以前この本を紹介した記事↓

久しぶりに読んで、懐かしさいっぱい。

あれから8年が経過しました。



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by yomuyomuehon | 2017-07-05 10:39 | 夏の本 | Trackback | Comments(2)
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子どもに読んであげたい本として紹介されていたり、さらに書店では子どもの絵本の棚に置かれているこの絵本ですが、これは子どものための絵本でしょうか?

服がぬげないという事だけ見れば、ああうちの子にもあるある!あるある話ですが、

その後の、頭に服が引っ掛かったまま男の子が考える事は、子どもの発想ではない気がします。

大人が読むと面白いですね。

だから、大人向けの絵本だと思うのですが・・・


服が脱げなくなった男の子(2~3歳くらい?)は、服が頭に引っ掛かったまま考えます。

このまま ずっと ぬげなくなかったら どうしよう。

ふくが ぬげなくたって えらくなったひとは たくさんいるさ。

そうだよ!ふくが ぬげないんだったら、ぬがなきゃ いいんだ!

かんたんなことじゃないか!

でも・・・・のどがかわいてきたら どうしよう。

・・・・

2~3歳児が、こんな事考えるかなぁ。。。。。


先日、この本だいすきの会の例会で、この本を読んでくださった方は、絵本の雰囲気にぴったりの読み方で、とても面白かったのです。

聞いていた会員の一人が、ちびまるこちゃんを連想させると言っていて、本当にまるちゃんがしゃべっているようでした。


早速図書館で借りてきて、置いてあったのをそれぞれの子ども達がそれぞれの時間に読んでいたのを観察していたところ・・・・

haneちゃん1年生は、理解できない感じで、楽しくも面白くもなかったようす。

読んであげても、笑いもせず。

haneちゃんは自分で本を捲って読んで、気に入ると、私に読んでと言います。

taichi4年生は絵は面白いと思ったんだけどなあ・・・・だそうです。

この二人は、まだ子ども脳(^^;)

そしてsota中学一年生は、時折ふふっ(^^)と笑いながら読んでいました。

大人脳に近づいたか(^^)


 
ヨシタケシンスケさんの本は、どれもシュール。

残念ながら、子どもに読んであげたいと思ったことがありません。

最近、一見子ども向け・・・でも、大人に向けて書いてあるんじゃないか?子どもの本というものを知らずに書いているんじゃないか?というものが多くなった気がします。


かつて小松崎進先生から伺った「読み語り」について

1)どうして子ども達はおはなしが好きなのだろうか?
 ① ”今”を忘れて、違う世界で遊べるから
 ② いろいろな人物に会えるから
 ③ こころが解放されるから


2)読み語りで育つものは何か?
 ① ことば
 ② 想像力
 ③ 感性的人間認識(本から人間を知る)
 ④ 感性的社会認識(本から社会を知る)
 ⑤ 感性的自然認識

3)どんな本を選んだらよいか?
 年齢によって、2)の育つものに関係します。

 0歳~・・・歌(子守歌・わらべ歌)

「わらべうた」で子育て 入門編 (福音館の単行本)

阿部 ヤヱ/福音館書店

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あがりめ さがりめ―おかあさんと子どものあそびうた

真島 節子(イラスト)/こぐま社

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 1歳くらい~・・・擬音語・擬態語が適切に、多く使われているもの。

がたんごとん がたんごとん ざぶんざぶん (福音館あかちゃんの絵本)

安西水丸/福音館書店

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いないいないばあ (松谷みよ子 あかちゃんの本)

松谷 みよ子/童心社

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おつむてんてん (あかちゃんとおかあさんの絵本 1)

なかえ よしを/金の星社

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きんぎょが にげた (幼児絵本シリーズ)

五味 太郎/福音館書店

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しろくまちゃんのほっとけーき (こぐまちゃんえほん)

わかやま けん/こぐま社

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 2歳くらい~ お話の世界に。
        ただし!
        ・繰り返しによってお話が運ばれて、納得のいく結末のもの。
        ・登場人物の行為・行動のみで余分な事は語られないもの。
        ・絵がシンプルなもの。





ともだちや (「おれたち、ともだち!」絵本)

内田 麟太郎/偕成社

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もりのかくれんぼう (日本の絵本)

末吉 暁子/偕成社

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ももたろう (日本傑作絵本シリーズ)

まつい ただし/福音館書店

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やまんばのにしき (むかしむかし絵本 2)

松谷 みよ子/ポプラ社

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社会認識の絵本(戦争とか)は中学年以降でしょう。

下の年齢の本を読んであげても、子どもはとてもよく聞いています。

大人が、これは小さい子向きじゃない?って遠ざけているだけ。

むしろ、大勢に読み聞かせるには、少し下かな?と思うくらいが良いかもしれません。


絵本選びに迷ったら、子どもの本の司書さんのいる図書館で選ぶのが一番!

ブログをアップしながらなんですが、ネットの情報は当てにならないものが多いです。

その辺の書店の絵本コーナーもだめですね。

商売ありきですもの。

図書館はタダです。

こんなにありがたいことはありません。

でも、小さい子の絵本は買うべきでしょうね。

こっちは飽きてるのにねえ・・・何度繰り返して読まされたことか(^^;)

小さな子どもに、「これは図書館のご本だからね、大切にね!」は難しい。

置き場所に困りますが、大きくなっても、もしかしたら何かの時に子どもが手に取るかもしれません。

大事に育てられた事を、その本を見て思い出す事があるかもしれません。

心の支えになるかもしれません。

絵本は、その文字と絵だけで出来ているのではなく、親にとっても子どもにとっても、たくさんの思い出と愛情が詰まった宝物です。

そういう宝物になり得る絵本を選んであげたいですね。

数々の素敵な絵本を紹介している、東京子ども図書館の蔵書目録

絵本の庭へ (児童図書館基本蔵書目録 1)

東京子ども図書館(編さん)/東京子ども図書館

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に続き、「物語の森へ」が明日5/30に発売!

物語の森へ (児童図書館 基本蔵書目録 2) (児童図書館基本蔵書目録)

東京子ども図書館(編集)/東京子ども図書館

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アマゾンに予約済み。到着がすっごく楽しみです。

by yomuyomuehon | 2017-05-29 11:48 | 絵本ガイド

一年生への初読み♪

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8日(月)、今年度初の、一年生への読み聞かせがありました。

第一回目に選んだのは、

ぼくのおべんとう

スギヤマ カナヨ/アリス館

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の2冊のペア読み。

そして、

アンガスとあひる (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)

マージョリー・フラック/福音館書店

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の全3冊。

『ぼくのおべんとう』『わたしのおべんとう』は、2人組になって、2冊を交互に読むことにしました。

4クラス同時に行う朝の読みきかせ。

この日1年生の担当に入ったボランティアは6名。

ということで、

先に開始となった2クラスでまずは『・・・のおべんとう』の掛け読みをし、

始まりの遅かった2クラスに入ったそれぞれ一人は、先に『アンガスとあひる』を読む。

そして『・・・のおべんとう』を読み終えた組の一人ずつが、『アンガスと・・・』を読み終えたクラスに移動して、ペアとなって『・・・おべんとう』を読み、

『・・・のおべんとう』を読み終えて、教室に残った方が続けて『アンガスと・・・』を読む、という忙しく複雑なローテーションとなってしまった初日。

『・・・おべんとう』を読んで、『アンガスと・・・』を読んで終了したはずの私はバトンタッチされてしまって、別のクラスに移動して、再び『・・・おべんとう』を読んで来ました。


つい先日まで園児だった一年生。

前回入った6年生のクラスとは全く違って、賑やかで(^^;)

『アンガスと・・・』を読む前に、

「ワンちゃん・・・いやいや(^^;)犬を飼って居る人はいますか?」と質問したら、収集つかなくなってしまった。。。。。


わたしのおべんとう

スギヤマ カナヨ/アリス館

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『ぼくのおべんとう』『わたしのおべんとう』・・・と、始めたくなりますが、

この本を二人で掛け合いで読む場合、『わたしのおべんとう』が先の方が都合が良いのです。

まずは表紙を見せてタイトルを言います。

この時、本は横書きなので左開きのため、本来は右手に持って読むのが良いのですが、二冊の絵を子どもたちが見比べる事が出来るように、互いに少し向き合うように座ると良いです。

そして『ぼくの・・・』のタイトルを言った人が作者名も読みます。

打ち合わせで、その後は同時にページを捲るようにしようということになりましたが、

子どもは読み手の言葉で、そっちを見たりこっちを見たりするので、同時にめくっちゃうと、

(ん!?どっちだ?)となるかも。。。。。

特に最初のページは、

「ジャ――――――ン」(『わたしの・・・』)


ぼくのおべんとう わたしのおべんとう に対する画像結果


「ぱかー―――――ん」(『ぼくの・・・』)

ぼくのおべんとう わたしのおべんとう 絵本 に対する画像結果


と、ついそっちに目が行くような台詞なので、同時に捲らない方が良いかもね、とも思います。

この、海苔弁の下に何やら隠れているものがあって、

「あれれ?なんだぁ?」との台詞に、

「うめぼしーっ!」と答える子どもたち。

どこのクラスも同じ反応でした。

お母さんがそうやって梅干しを隠しているのかしら?

でも、これからの時期、梅干しはご飯を悪くしない必須アイテム!

梅干しが苦手なうちの兄ちゃん達には、梅酢をちょびっと入れてご飯を炊いています。

それは兎も角(^^;)、最後は二人で声をそろえて

「ごちそうさまー。」

この本は、子ども達がとっても喜んで聞いていました。



次に読んだ


前回紹介した「いいにおいのおならをするおとこ」を読んだあと、この日の練習のために声を出して読んだのですが、

完成度の高さに改めて感服。

格が違う!

絵本論―瀬田貞二子どもの本評論集

瀬田 貞二/福音館書店

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の中で、瀬田貞二氏は、

アメリカ絵本の創始者がワンダ・ガアグだとすれば、その基礎を固めたのがフラッグである。

アメリカにおいて、様々な研究本も出ているガアグに比べて、地味で平板なフラッグはその陰にかくれがちであるが、むしろフラッグの方が幼い読者のレベルを知って、それにかなう絵本の文法を編み出したのではなかったかと思う、と述べています。

アンガスとはスコッチテリアの名前です。

好奇心旺盛なその様子は、幼い子そのものです。

そのアンガスが一番気になっていることが、生け垣の向こうから聞こえてくるやかましい音でした。

ある日、表との境のドアが開けっ放しになっていて、革紐も握っている人も付いていなかったので、アンガスは表に飛び出しました。

このシーンは白黒で描かれているのですが、ドアから飛び出し、生け垣に潜り込むアンガスの尻尾とお尻と後ろ足が、まるで右へ右へと描かれる→(やじるし)のようなのです。

走りに走ったアンガスが、次のページではぴたっと止まります。

なぜかって?

それは、あのやかましい音の正体と対面しちゃったからなのです。


さて、一年生に絵本を読むのは、昼読みに来る、比較的お話が好きな子達に対してだったので、全員に読むのは初めてのこと。

最初の5ページ、アンガスに付いての説明の場面では、全く興味なさそうだった子も何人か居ました。

明らかに、絵本にお話に接してきていないのだな。。。。と感じました。


が!

やかましい音の正体が、

「おいち、に、おいち、に!ガー、ガー、ゲーック、ガー!」

と現れると、全く違うところを見ていた子、顔だけこちらを向けていた子も皆、お話に入ってきた感じがありました。

まだこの子達には物語よりも、オノマトペなのかも。。。。。


次のページでは、立ち止まっていたアンガスが音の正体(二匹のあひる)に向かって吠え立て、逃げるあひるに追うアンガス。

そうなると、子ども達は目が離せなくなったようでした。

その後も、何場面か静と動が繰り返されます。

そして、一番面白いのはこの後です。

何か事件が起きそうな、静けさの中の不気味さ。

「やなぎのきで ことりが さえずっています。こもれびが、きらきら おちています。」

↑この文が実によく効いているのです。


知ってる!読んだことあるわ!という方も、改めて読んでみてください。

私も、この本を読むことになって、あらためてじっくり絵を見て、声に出して読んだのですが、本当に面白い。

「ぼくのおべんとう」の面白さとは違う、奥の深い面白さです。

やっぱり瀬田貞二さんが訳したものに間違いはない!とつくづく思うのでした。

『柳の木陰の水飲み場』・・・9場面に渡って描かれているこのイラストの変化に、その広さや距離感を感じる事の出来る子はどの位居るでしょう。

文字だけ追っている大人より、子どもの方がよ~く絵を見ていますからね(^^)

ただ、それを子どもに聞くのは野暮というもの。

観察力のある子に育てたいならば、まずはやっぱり良い絵本をたくさん(何度も)読んであげる事ではないかと思うのです。

小学生になった途端、字が読めるように!と自分で読むことを強制されがちで、そう考える保護者も少なくなさそうですが、字が読めるのとお話が分かるのは違います。

字が読めてもお話が読めているとは限りません。

読み聞かせは、種まき?・・・う~ん、むしろ耕耘ではないかと思います。

耕して耕して、柔らかい良い土壌を作ってあげることではないかと。

お話の世界を楽しむ事が出来ないと、自分でも読みたいとは思わないはず。


おうちで読んでもらう機会のない子も少なくないでしょう。

月に一回しか、朝の読み聞かせの時間はないのですが、担任の先生が読んでくださる事もあるようで・・・

haneちゃんは、幼稚園の時のように、先生に読んでもらいたい本を持って行こうかな。。。。と考えていました。

一年後、今まで読み聞かせの機会がなかった子達がどう変わるのか、そして6年生になったとき、どんな風に楽しめるのか、今からとても楽しみです。


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by yomuyomuehon | 2017-05-10 12:55 | おもしろ絵本 | Trackback | Comments(0)
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haneちゃんは4月生まれという事も、お兄ちゃん達が居るという事もあって、今年の初めごろから家にある本や図書館で借りてきた本を片っ端から音読するようになりました。

園児の間にやるべき事は勉強ではない、と家でも園でも、今時の幼稚園の字を教えることに始まる様々なプレ小学校的生活からは遠い生活でした。

とことん遊びこむ事、家族の一員としての仕事を与え、生活をする事が一番大事。

ところが、とことん遊んできても、帰りの車の中で寝る事が無くなった年明け頃から、食事の支度の手伝いを終え、夕飯を食べ、ピアノの練習もして、それでも時間が出来て・・・・

その辺りから、家にある本を読み始めたのでした。

長い幼年童話だと、二日に渡って読んでいたり・・・

「これなんてよむの?」と聞かれれば答える事はありましたが、こちらから教える事は一切なく・・・

それでも、いつの間にかカタカナも、更に簡単な漢字も読めるようになりました。


子どもを本嫌いにしない本

赤木かん子/大修館書店

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知らないことを知ると、目が輝きます。知ることは、子どもにとっては楽しい遊びです。」 by 赤木かん子


読めたからと言って、自分で読めば満足!というわけではありません。

『字を読む』という新しい行為に一生懸命ですが、頭の中に情景が浮かんでいるわけではないようで、

同じ本を自分で読むときは笑わないhaneちゃんも、私が読んだのを聞いている時は、ゲラゲラだったりくすくすだったり、実によく笑います。

自分で読めるようになったのだから、自分で読んだら!とお子さんに言う人も居ますが、字が読めるのとお話が読める(分かる)のは違います。

字が読めても、本が読めるとは言えないのです。

本が読めるというのは、読んでその情景が頭の中に浮かぶ事です。

『一年生になったらこんな本』とか、『一年生向けの本』とか見かけますが、この本を果たして一年生が読める!?と疑問に思うことが多いです。

本を読む事は楽しくあるべきで、『読む』という行為を強いる事は『読書=苦痛』という方程式を作ってしまうのではないかと思います。

『一年生向け』とある本の多くは、内容が一年生向けであり、=(イコール)自分で読みなさいではない事を注意すべきです。

子どもを本嫌いにしない本

赤木かん子/大修館書店

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この↑の本の中で、赤木かん子さんは赤ちゃんから中高校生まで、その時々子どもはこういう状態だから、こんな本が良いと述べています。


『小学生になったら』の項では、


一年生は、まだまだ”お話を聞く”世界の住人です。

人がことばを覚えるのは、まず、聞くことから。

そのためなのか言語習得期の小学校低学年は、ことばがたいそう好きです。

それも、人の声で読んでもらうと、日本語がからだに深く入っていきます。

このころは、もう日常会話に使う日本語はできるようになっているので、かなりの本が読んでもらってわかります。

まだ自分では読めない本も読んでもらってわかるのです。

だからまだ、読んでやってください。



読んであげることがまだまだ大切な時期なのです。

でも、親にとっても読んであげるのもあと何年?と考えると、この豊かなひと時を楽しまなくちゃ勿体無い。

で、この時期の子ども達が好きなのが、

なぞなぞ・ダジャレ・言葉遊び。

それから、全然関係ない言葉の羅列を覚えること。

数を数えること。

変温動物・・・なのだそうです。


そこでオススメなのが、

エルマーのぼうけん 3冊セット (世界傑作童話シリーズ)

ルース・スタイルス・ガネット/福音館書店

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おともださにナリマ小

たかどの ほうこ/フレーベル館

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あひるの手紙 (おはなしみーつけた! シリーズ)

朽木 祥/佼成出版社

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なぞなぞのすきな女の子 (新しい日本の幼年童話 5)

松岡 享子/学習研究社

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番ネズミのヤカちゃん (世界傑作童話シリーズ)

リチャード ウィルバー/福音館書店

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へんてこもりにいこうよ (おはなしカーニバル 10)

高楼 方子/偕成社

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今、この時!一年生が主人公の本。

みどりいろのたね (福音館創作童話シリーズ)

たかどの ほうこ/福音館書店

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くんちゃんのはじめてのがっこう

ドロシー・マリノ/ペンギン社

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となりのせきの ますだくん (えほんとなかよし)

武田 美穂/ポプラ社

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1ねん1くみ1ばんワル (こどもおはなしランド (2))

後藤 竜二/ポプラ社

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ろくべえまってろよ (ぽっぽライブラリ みるみる絵本)

灰谷 健次郎/文研出版

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大きい1年生と 小さな2年生 (創作どうわ傑作選( 1))

古田 足日/偕成社

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どれも、まだまだ読めませんよね(^^;)

でも、今!出会いたい本なのです。

それから、言葉を磨くためにはなんと言っても昔話!

しかし誰が書いたか、描いたかはとっても重要です。

くわずにょうぼう (こどものとも傑作集)

稲田 和子/福音館書店

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やまんばのにしき (むかしむかし絵本 2)

松谷 みよ子/ポプラ社

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やまなしもぎ (日本傑作絵本シリーズ)

平野 直/福音館書店

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スーホの白い馬―モンゴル民話 (日本傑作絵本シリーズ)

大塚 勇三/福音館書店

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ブレーメンのおんがくたい (世界傑作絵本シリーズ―スイスの絵本)

グリム/福音館書店

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ちからたろう (むかしむかし絵本 (5))

いまえ よしとも/ポプラ社

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長ぐつをはいたねこ (世界傑作絵本シリーズ・スイスの絵本)

シャルル ペロー/福音館書店

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せかいいち おいしいスープ (大型絵本)

マーシャ・ブラウン/岩波書店

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王さまと九人のきょうだい―中国の民話 (大型絵本 (7))

赤羽 末吉(イラスト),君島 久子(翻訳)/岩波書店

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金のがちょうのほん―四つのむかしばなし (福音館世界傑作童話シリーズ)

レズリー・ブルック/福音館書店

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ガラスめだまときんのつののヤギ―ベラルーシ民話 (日本傑作絵本シリーズ)

スズキ コージ(イラスト),田中 かな子(翻訳)/福音館書店

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どれも絵本ですが、絵本というのはそもそも読んでもらうものです。

一緒に楽しみましょう♪


他にも挙げたらキリが無いですが・・・(^^;)

チムとゆうかんなせんちょうさん (世界傑作絵本シリーズ―イギリスの絵本)

エドワード・アーディゾーニ/福音館書店

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ロバのシルベスターとまほうの小石 (児童図書館・絵本の部屋)

ウィリアム スタイグ/評論社

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ちいさいおうち

ばーじにあ・りー・ばーとん/岩波書店

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かさどろぼう

シビル ウェッタシンハ/徳間書店

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大型絵本 おじさんのかさ (講談社の創作絵本)

佐野 洋子/講談社

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おさるのまいにち (どうわがいっぱい)

いとう ひろし/講談社

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びゅんびゅんごまがまわったら (絵本・ちいさななかまたち)

宮川 ひろ/童心社

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おかえし (こどものとも傑作集)

村山 桂子/福音館書店

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おしゃべりなたまごやき (日本傑作絵本シリーズ)

寺村 輝夫/福音館書店

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じめんのうえと じめんのした (福音館の科学シリーズ)

アーマ E.ウェバー/福音館書店

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どうぶつえんガイド―よんでたのしい!いってたのしい! (福音館のかがくのほん)

あべ 弘士/福音館書店

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などなど・・・・いっぱいあります(^^)

「読んでもらう事で、からだに深く入ってくる」


そう言われたら、読まざるを得ませんよね(^^)

でも、その先にある何かのためよりも、子どもとの今この一瞬しかない時を楽しまないと!って思いませんか?


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by yomuyomuehon | 2017-04-27 10:08 | 童話 低学年向け | Trackback | Comments(2)

最後の大会

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この所、最後の・・・最後の・・・と最後続きです。。。。。


2/26(日)は、sohta小学校生活最後の水泳の大会(県のJO)でした。

この半年、悔しさから立ち上がり、本当に頑張ってきました。

でも、12歳で迎えるこの春の全国JOには、まだ届かず。

なので、小学生で迎える本当にラストのレースでした。

結果は、目標タイムには0.05秒届きませんでしたが、2週間前の大会からまたまた大幅に自己ベストを更新!

相変わらず、スタートの反応が送れ(^^;)

それが無ければねぇ・・・と思わなくもないですが、まだまだ改善出来るポイントがいっぱい有るって事は、それだけ今後にも期待が出来るって事!?かしら(^^;)

と、今後に期待しましょう!


そして昨日(2/27)は、SC内の記録会。

コーチの手押しストップウォッチではありますが(^^;)

おお、またもやベスト更新!!!

このタイムならば中学生になってもSCに残れるはずですが、やる事はやったので(息子がね)、審判を待つのみ。


そして、昨日はまたもや「最後の!」(^^;)

6年生への朝の読み聞かせがありました。

最後に選んだのは

はじまりの日

ボブ・ディラン/岩崎書店

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読んであげるなら 小学高学年以上、

間もなく小学校を卒業し、新たな世界へ旅立つ6年生に贈るピッタリの詩。

これは、ボブ・ディランが長男の誕生を機に、息子の成長を願って作ったという曲「forever young
」が絵本になったもので、アーサー・ビナードさんが日本語訳をしています。

「forever young」を「はじまりの日」と訳したアーサーさん。

一般的に「いつまでも若く」と訳されていますが、息子の成長を願って作ったにはアーサーさんの「はじまりの日」という訳の方がしっくりきます。

ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ボブ・ディラン

ボブ・ディラン/SMJ

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このアルバムの中の「FOREVER YOUNG」をかけながら、ボブディランがノーベル文学賞を受賞した理由をお話ししました。

「アメリカの歌の伝統に、新たな詩的表現を創造した」というのが受賞理由です。

アメリカの歌とは、フォークやブルース、そしてロックでしょうか?

韻を踏ませ、暗喩を含ませる新たな詩的表現で、歌に深みや広がりをもたらしたと言われています。

今回の読み聞かせがなかったら、ボブディランの曲を聞く事は無かったかもしれません。

音楽をかけて読み聞かせをする事は初めてだったので、えっ、一体子ども達も何が起こるの!?みたいな表情。

「この曲を知っている人はいますか?」

首を振る子ども達。

ボブディランなんて聞いた事ないわよねぇ(^^;)

韻を踏むというのは、曲を聴くと、英語が苦手な私でも、はあ。。。。な~るど!という感じ。




♪「Forever young」 
  はじまりの日

May God bless and keep you always.
きみが 手をのばせば しあわせに とどきますように

May your wishes all come true.
きみのゆめが いつか ほんとうに なりますように

May you always do for others And let others do for you.
まわりの 人びとと たすけあって いけますように

May you build a ladder to the stars And climb on every rung.
星空へ のぼる はしごを 見つけられますように

May you stay forever young.
Forever young. forever young.
May you stay forever young.
毎日が きみの はじまりの日 きょうも あしたも あたらしい きみの はじまりの日




どうですか?

素敵でしょう♪

この後も歌は続きます。

この絵本の中の隠し絵で、ディランの半生を辿る事が出来ます。

しかし、私はこれが誰で、こっちは誰でと言われてもピンと来ない(^^;)

ディランにゆかりのある人や場所が登場しているのです。

それもわかったら、きっともっと楽しめるのでしょうね。。。。。う~ん、残念。


この本を選書したものの、時期的に人気で、図書館の本はいつになったら廻ってくるやら・・・・

と言う事で、ボランティアグループで2冊を購入、私はマイ本を持ち込みました。

子ども達の心に届いたでしょうか(^^)


そしてもう一冊は

チェロの木

いせ ひでこ/偕成社

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読んであげるなら、小学高学年以上


こちらは読むのが難しくて長い(^^;)

読み手泣かせですが、とても静かで美しい絵本です。

こちらは同じ音楽でも、クラッシック系。

バッハの曲を流しながら読みたい。
 


今回の読み聞かせには、本部役員をしてくださっている6年生のお母さん二人も聞きに来てくださいました。

お礼を言ってくださったのですが、私としては読み聞かせをさせていただいている感じ。

6年生の一年間に立ち会えて、とても嬉しかったです。

ありがとう。


震災で、幼稚園の卒園式が中断されたり、卒園式がなくなったり、休園となってしまったりした年長の最後から、間もなく6年が経ちます。

それでも私たちは生きていて、こうして幸せなひと時を過ごす事が出来ています。

被災地では、ランドセルを背負って、小学校に通うことを楽しみにしていた子達の中には、それが叶わなかった子達もたくさんいました。

今生きている喜びをかみ締めて、卒業までの16日、いっぱいいっぱ想い出を作ってほしいですね。

sohtaは、水泳に関してはやる事をやったので、残りの小学校生活を存分に楽しんでほしい♪

ただ、勉強もして欲しい(^^;)



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by yomuyomuehon | 2017-02-28 16:24 | 愛のある絵本 | Trackback | Comments(0)
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金曜日、小学校に二学期初の昼読みに行って来ました。

気持ちよく晴れていたので、今日は参加者が少なそう。。。。

職員室に寄って挨拶をして、ロッカーから記録ノートを取り出し、さて今週は何を読んだのかな?とノートを見ながら廊下を歩いていたら・・・・

なんと!

前日木曜日の担当者が、「明日は読み聞かせがないの、また来月きてね~」とアナウンスしたとありました。

えーっ!  

なぜに?

ああ、じゃあ、今日は来ないかも。。。。

と気落ちしながら、読み聞かせルームに着いて準備をしていると、二年生の男の子が一人やって来ました。

「天気が良いのに、外に行かないの?」

「うん、今日は本読んでくれるの?」

「もちろん!もう読んじゃおうか?もう少し待つ?」

「あと、一人来たらにする」

と話していると、

「今日は昼の読みきかせがあります。」

と校内放送が入り、隣の教室から一年生が一気に入ってきて、あっという間に20~30人になりました。

嬉しいのだけれど・・・君達は外で遊ばなくていいのかな?こんな天気が良い時に・・・

なんて思ってしまうのですが、

こういう日だからこそ元気いっぱいの本を!と用意していたのです。

あーと いってよ あー (幼児絵本ふしぎなたねシリーズ)

小野寺 悦子/福音館書店

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「あー」には色々な「あー」がありますね。

そして姿勢を変えるだけで、音の高さも聞え方もかなり変わります。

上を向いて言ってみて!

下を向いて言って見て!

両手を広げて言ってみて!

乗りの良い一二年生(^^)

元気いっぱいの「あー」を発してくれました。

世界中の人が一度に「あー」って言ったら、どうなるかな?には、もう大変(^^;)

何事か!と先生が来ちゃうんじゃないの!?(^^;)

この本は、静かに読めないので、こういうシチュエーションでないと読み聞かせ出来ません。


で、導入に持っていったこの本で、子ども達は大分リラックス。

続いて読んだのが、

どろぼう がっこう (かこさとし おはなしのほん( 4))

加古 里子/偕成社

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「おいのこもり という、へんな なまえの もりに、きんと ぎんの めをした へんな みみずくが すんでいました。」

と読み始めると、「どろぼうがっこう」という奇妙なタイトルと、「変な・・・変な・・・」に反応した子ども達が、なんだなんだ?と身を乗り出してきました。

意外です!

皆、この名作を知らないのですもの(^^;)

で、読み始めたら、爆笑の渦。

可愛い生徒達が、くまさかとらえもん先生に返事をするシーン。

二回目から子ども達をチラッと見ると、

「はーい」

「へーい」

「ほーい」

「わかりやしたー」

と言ってくれる子も出てきました。

昭和な香り満載のこの本は、バリバリ昭和な私にとって、とても読みやすく、リズムよく読むことが出来るので、子ども達の好反応に気を良くし、相当気持ちよく読むことが出来ました。

なぜに読まれていないのでしょう?

古い感じがするのかしらね?

教育上よろしくない感じ?

こどもがこんなに楽しめる本って、そうそうないと思います。

でも、最近出ている続編は、つまらないです(加古先生ごめんなさい(><))


で、ゲラゲラ笑ったところで、三冊目には、内に入っていく感じのこの本を!

ないしょのおともだち

ビバリー ドノフリオ/ほるぷ出版

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女の子は好きだよねぇ。

もうとっくに女の子じゃない私が大好きなくらいですからね。

表紙の絵の通り、ないしょのお友達関係にあるのは、女の子とねずみです。

女の子の家の片隅に、ねずみの一家の家はあるのですが、これまたよく出来た可愛らしい家でして・・・・

大きくなった女の子は家を出て、やがて結婚し、そして住んだ家が素敵過ぎ!

その絵を見て、「でっけーっ!」と男の子。

我を忘れ、身を乗り出す女の子。

右からも左からも、肩を掴まれ、「見えない!座って!」と怒られていました。

細部まで描きこまれた絵は、ゆっくりじっくり見ていたいよねぇ。

気に入ったら、後で図書館でじっくりみてね!と話したのですが、あったかな?(^^;)


もう一冊読んで!とリクエストがあったのですが、

まだ掃除の時間ではないのに、掃除にやって来た4年生男子一人が、箒で教室を掃き始め、落ち着かない雰囲気になってしまったので、

「今日はこれでお終い、また来月ね!」

チャイムの鳴らない小学校。

早く動き始める子、時間を気にしない子と様々です。


首に腕を巻きつけてくる子、私の膝の上にずっと手を置いている子など、スキンシップの取り方にはびっくりします。

一年生ですから、多い子で三回目くらいの対面だと思うのですが、随分をフレンドリーな子が多いのです。

うちの子では考えられない事です(^^;)



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by yomuyomuehon | 2016-10-02 12:20 | おもしろ絵本 | Trackback | Comments(2)
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公爵夫人のふわふわケーキ

ヴァージニア カール/平凡社

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読んであげるなら 5、6歳~


(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)

むかし、ある国に、お堀を ぐるりと めぐらした お城が ありました。

ここに すんでいるのは、13人のおひめさまたちと、おとうさまと おかあさま。

おとうさまは、「公爵さま」、おかあさまは、「公爵夫人」とよばれていました。

13人の おひめさまの なまえを いいますよ。

いっぱい いるので、よーく きいてね。

マデリンと グエンドリン、ジェインと クロチルダ、

キャロラインと ジェネビエーブ、モードと マチルダ、

オルバルドと ギネビア、ジョーンと ブルンヒルダ、

それから いちばんのおチビさんが、ガンヒルダです。


 * * * * *

(以下、あらすじです)

ある日、お暇だった公爵夫人は、公爵さまと姫さまたちのためにケーキを焼く事を思い立ちました。

料理番たちを厨房から追い出し、ご機嫌で歌いながら作りはじめました。

「ふんふんふん、ふわふわケーキを つくりましょ。

いろんな ものを まぜなくちゃ。

おさとう、こむぎ粉、それから バター、アーモンドやら、ほしぶどう、ウシのあぶらに、スパイスに、お酢。

お酢は すっぱい、こりゃ しっぱい。

しっぱいなんか 気にせずに、いっぱい いれましょ、ふくらし粉。

1,2、3、4、5、6ぱい。ふわふわケーキになーれ!

それから たまごを 36こ、こつこつ わって、ふう たいへん。

さいごのたまごが、あらあら まいご、

いちごのかごで みーつけた!

ももに、すももに、こけももに、

のこったプリンも いれちゃいましょう。

シナモン、ペパーミント、アンゼリカ、

ナツメグ、ローレル、おっと こぼれーる。

さいごに またまた ふくらし粉、

もっと もっとと どっさりこ。

なんでもかんでも みんな まぜ、

こねて まるめて、はい、できあがり!」

火にかけるとケーキは膨らみだし・・・

押さえても、押しても、つねっても、掴んでも、止まりません。

やめなさい!と怒ったってだめ。

公爵夫人、ケーキの上に乗っかって、潰そうとしたのですが・・・・

ケーキはふんわりふわふわ膨らみ続け、公爵夫人はお城の塔より高く高く登っていってしまいました。

偶然会った王様の命令も聞かず、弓矢隊の放つ矢も利かず。

「高いところとにいるとは言え、遠いところでないのが何より。

必要があれば、上と下で話が出来る」と暢気な公爵さま。

一方の公爵夫人は、上から皆に、何をしたら良いか、言って聞かせます。

姫さまたちには勉強を、公爵さまには仕事を、庭師には植え込みの刈り込みを、

更に、土曜日のお茶会に行けそうに無いことを伯爵夫人に伝えてと、伝言も忘れない。

このとき、一番おチビさんのガンヒルダがお腹が空いたと泣きだして・・・


お腹が空いた・・・お腹が空いた・・・お腹が空いた!?

な~るほどね!

公爵夫人が高い高いケーキの上から下りれる方法は、これしかない(^^)

*****

作者のヴァージニア・カールは、アメリカ絵本黄金期の作家。

アメリカの公共図書館に勤務していたカールは、戦時中、軍の図書館員として、ドイツ・オーストリアなどに駐在し、特にオーストリアの美しい町並みを愛したそうです。

「はじめてオーストリアを見た時、人びとはその無数の城や、絵本のような村々や、緑やピンクや黄色に塗られた家々や、はるかに守るように浮かんでいるアルプスを眺めて、おとぎ話の国を思わないではいられないだろう」

と、どこよりも好きなこの国を回想して述べています。

公爵夫人の絵本も中世が舞台ですが、この国でもった古い時代への懐かしみから生まれたものでしょう。

このお話は、お友達が同じように膨らし粉を多く入れてしまったケーキが、ヒントになったそうです。

公爵夫人の歌は楽しく、公爵の言い草も可笑しく、降りれない高いところにいるにも関わらず、夫人が暢気なところが魅力的です。

きっとカールの人柄の表れでしょうね。

ケーキ作り、私は非常に苦手な分野なので手を出しません(^^;)

が、入れちゃってああ失敗って事はよくあります。

いつも食べるご飯は、5分米に炒り玄米を合わせたものなんですが、

まだ炒ってない玄米を、浸水していた釜に入れてしまうことが、最近よくあります(><)

炒ってない玄米を5分米と炊く事は出来ないので、半べそかきながら、30分くらいかかって玄米を取り出す。。。。実に悲しい作業です。



ところで、この本の訳者灰島かりさんは、先月14日お亡くなりになりました。

灰島さんの訳書で好きなのは、

びくびくビリー (児童図書館・絵本の部屋)

アンソニー ブラウン/評論社

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こちらはまた別に機会に紹介しますね。

それから、

しゃっくり1かい1びょうかん―こどものためのじかんのほん (福音館の科学シリーズ)

ヘイゼル ハッチンス/福音館書店

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「あたらしい1にちは、からっぽのリュック。

いろんなものを つめこめるんだ。」


って件、素敵です(^^)

1秒、1分、1時間で何が出来るか。

遊びや暮らしを通じて、時間が段々身近なものになります。

ひと月、そして1年間となると、親にとっては段々と感慨深いものに。。。
  

1年の成長を振り返る、年度末あたりに読んであげたい絵本です。

それから、

猫語の教科書 (ちくま文庫)

ポール ギャリコ/筑摩書房

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最近、読みたい、読みたいと思っている本です。


ご冥福をお祈りいたします。

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by yomuyomuehon | 2016-07-01 11:05 | ほのぼの絵本 | Trackback | Comments(0)
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絵本とは、「え(の)ほん、え(がある)ほん」です。

それを実感させてくれるのが、この絵本↓

ロージーのおさんぽ (ハッチンスの絵本)

パット=ハッチンス/偕成社

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読んであげるなら 3,4歳~

最近長いお話を好むhanaちゃんが、これを楽しめるのかしら?と思いながら読み始めました。

めんどりの ロージーが おさんぽに おでかけ

おにわを すたこら

おいけの まわりを ぐるり

ほしぐさの やまを こえ

こなひきごやの まえを すたすた

へいの すきまを するり

はちの すばこの したを すいすい

やれやれ ばんごはんに まにあった。


たったこれだけの文章です。

文字のあるページの次のページは、絵だけで文字がないのです。

内容は、散歩をするロージーの事だけ。

でもそれは、文章は!なのです。

絵には、ちゃんと他の事も描かれているのです!

絵は語っているのです。


haneちゃんは、読み終えてすぐ

「おもしろーい♪」と言って笑いました(^^)

ロージーを狙って、キツネが跡を追っているのですが、

飛びついたはずが鍬の柄にぶつかって、ごてっ!

またまた飛び掛ったはずが、池に落っこちてポチャッ!

と、失敗ばかり。

それが面白いって。


「ロージーは、キツネが狙ってるのを知ってたのかなぁ?」

「う~ん・・・・しってたよ!」

「えっ、どこで分かるの?」

「だってさ、おとがするじゃん!いけにおっこちたら ぼちゃんってきこえるし、ほしくさのやまにおっこちたら バサッておと するでしょ?」

子どもには音が聞えるらしい♪


大人は(?)・・・私はどうしても、文字を、文章を追ってしまい、いい文章か気持の良い文章どうかがすごく気になってしまいます。

でも、子どもは絵でお話を読んでいるのです。


絵だけでお話が分かるのがいい絵本だと言います。

えほんのせかい こどものせかい

松岡 享子/日本エディタースクール出版部

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の中で松岡享子さんが仰っています。

「絵本は、子ども達に知識を与え、

  子ども達の想像力の働きを支える事によって、

    子ども達のうちに、ものごとを絵にする力を養います。」



私たち大人もたいてい事は、頭の中で絵にして受け止めたり理解したりしているように思います。

その映像化を行う際、大人は一々視覚的に訴えるもの(さし絵や写真など)の力を借りなくても済みます。

これまでに蓄えた経験や知識があり、それを材料にして、自分で映像を生む能力を見に付けているからです。

しかし、経験も知識も乏しく、言葉もたくさんは知らず、自分で映像を描き出す能力も未発達の子どもの場合は、そうはいきません。

具体的に、そのものを示してくれる絵に頼らざるを得なくなります。


「子ども時代は、

ものごとを絵にして考えるとき、

すでに絵になったものの助けを必要とする時代」 

だということができます。


大人は、直接自分の知らない世界の事も、間接的に得た知識(過去に見た写真や映画など)をもって、その場の情景を絵にする事が出来ます。

その視覚上の助けを、子ども達は絵本に求めているわけです。

絵本の絵を読むとき、子どもの助けになるだけでなく、その記憶がずっとそのあとまでその子の映像作りに役立つわけです。

その事を考えると、絵本の絵が、正確で美しい事がどんなに重要なことか。。。。

幼い日にそうした絵本に接することは、子ども達自身の想像力にどんなに力強い支えを与えてくれるかわかりません。


読み手である自分は、絵よりも文章を重要視してきました。

子どもに対して、子どもの為に語る絵本であるわけだから、子どものために、子どもの目線で絵本を選ぶ事、見る事の重要性を、この絵本から教えられた気がします。


ロージーのおさんぽ (ハッチンスの絵本)

パット=ハッチンス/偕成社

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のタイトルページには、表紙同様タイトルを挟んでメンドリを狙うキツネの姿が描かれています。

しかし、見開きの表題紙の、農場の全体図には描かれていないキツネ。

さあ、キツネはどこにいるのでしょうか?

子どもはお話を聞いたあと、ここに戻ってキツネを探すはずです。

そして、何と言うでしょうかね?

是非お子さんを観察してみてください。


子どもは、地図が付いている本も、とても好きです。

必ず、絵本で辿った道を、指でもう一度(^^)

haneちゃんは昨日幼稚園で借りてきた絵本も、やはり見返しに戻って指で辿っておりました。

いえでだブヒブヒ (日本傑作絵本シリーズ)

柳生 まち子/福音館書店

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が、残念なのは、ここにジャケットがぺタッと貼り付けられちゃっていた事(><)

ただ表と裏それぞれの見返しに同じ地図があるので、あっちを見たりこっちをみたりすれば辿れなくも無いのですが・・・

でも、もっともっと残念だったのは↓

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表紙の、表紙の・・・ああ表紙のキツネの顔に、なんと図書館のバーコードラベルが・・・・

もったいなーいっ!

絵本を読まない司書さんがやると、こういう残念な事になってしまう(^^;)

これじゃあ台無しです(><)


それにしても、ロージーったら、随分長い距離を散歩していたんだなあって思います。

だから、ゆっくりゆったり時間をたっぷり使って読んであげたいですね(^^)


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by yomuyomuehon | 2016-06-24 12:53 | ほのぼの絵本

二宮由紀子さんに注目!

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気が付けば、これも二宮由紀子さん?こっちも二宮由紀子さん?

最近立て続けに二宮由紀子さんの絵本を読んでいた。

だいすき、でも、ひみつ (えほんのもり)

二宮 由紀子/文研出版

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ものすごくおおきなプリンのうえで

二宮 由紀子/教育画劇

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それぞれの内容は、この一つ前のブログをチェック!

で、二宮由紀子さんの本をもっと読んでみよう!と、

昨晩子ども達に読んだのが、

あるひあひるがあるいていると (あいうえおパラダイス あ)

二宮 由紀子/理論社

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言葉一節一節、「あ」で始まるお話。

あるひ あひるが あるいていると  あたまに あなのあいた あんころもちが あしもとからあらわれて・・・・ 


「あ」の次はもちろん「い」・・・そして、「「う」「え」「お」で始まる話へと続きます。

光村書籍版小学三年生の国語に紹介されています。

高畠純さんのとぼけたイラストがまた、このお話を更にすっ呆けたものにしていて楽しい♪

「あひる」と「あなのあいた あんころもち」の絡み・・・想像できますか?

う~ん、ありえへん。

だからこそ、おもしろい。


子ども達が一番面白がっていたのは、「おきゃくさんは おおかみさん」の「お」の話。

言葉遊びの本ですから、是非声に出してお読み下さい。

*****

それから、

きらい (エルくらぶ)

二宮 由紀子/解放出版社

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この本は、小学高学年向けでしょうか?

何がきらいか、どうしてきらいなのかが延々と書かれている絵本です。

それは、右の長靴から見た左の長靴や、ピアニストから見たピアノ、傘から見た雨の日のお出掛けなど。

なるほどねぇ(^^;)とか、それって人間関係にも・・・・なんて思ったりもして。


で、その中の一つに

「すいかはフルーツキャンディーがきらい」・・・というのがあります。

なぜかと言うと、赤いキャンディーを見て、すいかだった験しが殆どないからで。

たいていはいちごたったり、さくらんぼだったり。

それならまだ我慢できるけど、ひどいのはりんごだったりするわけで。

りんごなんて赤なのは外側だけじゃないか、と。

それで自分はもしかしたら緑グループなのかなと思って緑グループを見ると、今度はメロンだったり、マスカットだったり。

それにはまだ我慢できるけど、ひどい時は青りんご!

なんでりんごばかりえこひいきするのか!とすいかは大変怒っているわけです。


こういう類の話って、中に面白くないものが含まれていたりするのですが、これは最初から最後まで面白くて、共感出来ちゃったりするのです。

いやあ、二宮由紀子さんの作品にはハズレが無い。

それから、この本の永島正人さんのイラストがとっても素敵。

クレパス画家の永島さん。

なん、サクラクレパス12色で、たいてい描いちゃっているようなんです。

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by yomuyomuehon | 2016-05-21 11:40 | おもしろ絵本 | Trackback | Comments(0)

絵本の中のお母さん

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子どもたちと絵本 (福音館の単行本)

長谷川 摂子/福音館書店

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を読んでいたら、「絵本に登場するお母さん」という項があって、私も~っ!って共感。

私が母にベタベタする子ではなかったからか?うん、きっとそうでしょう!

子どもともベタベタする母ではありません。

ただ絵本を読む時、同じ布団に寝る時(今はhaneちゃん限定ですが)、仕上げ磨きをする時にはぴったり寄り添う、そんなスタイル。

唯一日曜日の夜、家族でTVを見ている時に、私のひざを取り合うtaichiとhaneちゃん。

だからかな?

長谷川摂子さんが仰るように、

ぼくにげちゃうよ (海外秀作絵本)

マーガレット・ワイズ・ブラウン/ほるぷ出版

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みたいに、どこまでも追いかけていくお母さんは理解できない。

そして読んでいて何だか居心地が悪いというか、むずむずしちゃうのです。

こういうお母さんが素敵と言わなくちゃいけないのかなあ・・・それが素敵なお母さん像なのかなあ・・・と自分とのギャップを埋めるのに悩むところではありましたが、

な~んだ、長谷川摂子さんもそう思っていたのか!と気持ちがすっきり(^^)


子どもが子どもの世界を駆け巡って、ふと帰って来る場所、そうそう、私はお腹が空いたら帰って来る場所・・・それでいいかな(^^)

そういう観点からは長谷川摂子さんと同様、

かいじゅうたちのいるところ

モーリス・センダック/冨山房

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のお母さんだったり、

ゆうちゃんとめんどくさいサイ (こどものとも絵本)

西内 ミナミ/福音館書店

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のお母さんが近いのかもしれません。

格好いいなって思うのは、

まゆとりゅう―やまんばのむすめ まゆのおはなし (こどものとも絵本)

富安 陽子/福音館書店

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のやまんばだったり、

こんなお母さんだったら素敵かも!って思うのは、

うちのママってすてきなの (児童図書館・絵本の部屋)

アンソニー ブラウン/評論社

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に出て来る、ちょっとおもしろ母さんだったり。

子どもがはじめての買い物という冒険をして、戻って来たときには自然にそこにいる、

はじめてのおつかい(こどものとも傑作集)

筒井 頼子/福音館書店

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のお母さん、これはリアルでいい。

でも、こんな素敵な娘がいながら、どうして母はとうの昔に死んでしまっているの!?と、母なし話であることが引っかかるのは、

長くつ下のピッピ (岩波少年文庫 (014))

アストリッド・リンドグレーン/岩波書店

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母であること、それはお金を出しても得れない幸せです。

それをつくづく感じるのが、

きつねにょうぼう (日本傑作絵本シリーズ)

長谷川 摂子/福音館書店

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そして、

生まれてバンザイ

俵 万智/童話屋

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春、また一つ学年があがる子どもたち。

母であることの歓びを感じずにはいられない。

どんなに手が掛かろうと、どんなにやんちゃであろうと、やっぱり”自分の子”だもんね。



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by yomuyomuehon | 2016-03-07 12:54 | 愛のある絵本 | Trackback | Comments(0)