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絵本のおかあさん ehonkasan.exblog.jp

子どもたちが通った幼稚園で、絵本の読み語りボランティアのお母さんは、『絵本のお母さん』と呼ばれています


by yomuyomuehon
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ブクログ/絵本のおかあさん
# by yomuyomuehon | 2009-03-26 05:23 | 本棚/ブクログ
王さまと九人のきょうだい―中国の民話 (大型絵本 (7))
王さまと九人のきょうだい_e0160269_2353745.jpg

赤羽末吉・絵  君島 久子・訳

作品名をクリックして頂けますと、amazonの商品ページに行けます。
作者名をクリックして頂けますと、amazonの、作家の作品一覧に行けます。

読んであげるなら 5、6歳~



それはいつのころか、てんで、けんとうもつかないほどのおおむかし。

イ族のある村に、としよりのふうふが、すんでいました。

ふたりはいつも、
「子どもがほしい、子どもがほしい」
と、おもっておりましたが、すっかりこしがまがっても、まだ、
子どもはうまれません。

ある日のこと、おばあさんは、あんまりさびしいので、うらの池のほとりで、
じっとかんがえこんでいました。ひとりでに、なみだが、こぼれて、
ぽとーんと、池の中におちました。


すると、池の中から現れた白髪の老人が、子どもが生まれるという丸薬をくれたのです。
丸薬9粒を一度に飲んだおばあさんに、9人の赤ん坊が生まれました。

名前は、「ちからもち」「くいしんぼう」「はらいっぱい」「ぶってくれ」
「ながすね」「さむがりや」「あつがりや」「切ってくれ」「みずくぐり」

赤ん坊は何もしてやらなくても、みんな一人で立派に育っていきました。

その頃、王様の宮殿を支える竜の柱が、突然倒れてしまいました。
王様は国中におふれを出しました。
「宮殿の柱を元通りに出来た者には、望みの褒美を取らせる」と。

九人の兄弟は相談し、「ちからもち」が出掛ける事に。
「ちからもち」は、宮殿の竜の柱をすっかり元通りにして、帰って来ました。

これを信用しなかった王様は、
「もし、そのような力持ちなら、きっと大飯が食えるはずじゃ。」

都合の良いことに、9人は顔も体つきもそっくりだったので、
今度は「くいしんぼう」が出掛けて行きました。
「くいしんぼう」は、宮殿の米蔵をすっかりからっぽにしてしまいました。

王様は心配のあまり、あの男を(兄弟を)やっつけてしまわなければと思いました。


「やつをつかまえて、うえ死にさせよ。」

「こやつを、がんじがらめにして、打ちすえよ!」

「やつを、ひっとらえて、高い山のてっぺんから、谷底へ、つきおとしてしまえ!」

「焼き殺せ!」

「こうなったら、雪の山へすてさせて、凍え死にさせるよりほかにはない」

「こうなったら、つかまえて、切りきざんでしまえ!」

兄弟は次々交代して困難に立ち向かいます。


「やつをひっとらえて、大川のなかにほうりこんでしまえ。」
最後に出掛けて行った「みずくぐり」が、大川の水を口いっぱいに含んだかと思うと・・・

   *  *  *  *  *

痛快・豪快なお話。
何と言っても、兄弟の名前がインパクト強くて・・・子供の頃読んだのを思い出しました。


年取ってから生まれた子供が、こんなに強く逞しかったら、ほんと良いですねぇ、な~んて。

息子達も9人の兄弟とまではいかなくても、互いに協力して困難に向かって欲しいもの。

   *  *  *  *  *

さて、今日のWBC日韓戦、観ましたか?

私は午前中から息子達と公園へ。
すごーく寒くて寒くて、2時頃戻って来たのですが、9回表でした。
そこから釘付けです。
平日の昼間だというのに、視聴率は20パーセントを越えていたとか・・・

9人の兄弟のように、ナインそれぞれが力を出して、勝利を掴みましたね。

延長でのイチローの粘り勝ち・・・世界のイチローと言えども、ドキドキだったでしょうね。
でも、あの場面で2点タイムリーを打てるなんて、さすがっ!

息子もここぞ!と言う時に力を出せる子に育って欲しいなあ。

ちなみにうちの下の子、次男ですが「一」が付きます。
イチローにあやかりました。
イチローも次男なんですよね。

   *  *  *  *  *


以前紹介した赤羽末吉さんの本はこちら
「かさじぞう」
「おおきなおいも」

以前紹介した君島 久子さんの本はこちら
「しんせつなともだち」


最後まで読んでくださって、ありがとうございます。



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# by yomuyomuehon | 2009-03-24 23:34 | 昔ばなし
へっこきあねさがよめにきて (おはなし名作絵本 17)
へっこきあねさがよめにきて_e0160269_22254585.jpg

大川悦生・著  太田大八・絵

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読んであげるなら  5、6歳~

   *  *  *  *  *

とんとん むかしな、
ある ところに、ばばさと あにさと あって、
あにさが としごろに なったもんで よめさんを もらったってや。


よめさんは器量良しで働き者。
ばばさも喜んだ。

ところが日が経つにつれ、嫁さんの顔があおらあおらしてきた。
ばばさがわけを聞くと、おならを我慢していたと言う。
ばばさはそれを聞いて、そっくり返って笑った。
「あね あね、へなんて だれでも でるもんだ。
がまんしてたら からだに わるいでな。なんぼでも
こいて みろさ。」


それであねさは喜んで
ぼんぼん ぼがーん
それがまた、すごいのなんの!
ばばさは畑まで飛ばされてしまった。

「これじゃ まあ なんぼ なんでも おおごとでねえか。
ひとつ ひきへに して くれや、あねーっ。」


するとあねさは
すうーっ、ぽんぽん
と引き屁をしたら、ばばさは大根一本ずぼーんと抜いて、庭先へ戻った。

そしたら次のがこらえ切れなくて・・・

そこへ戻ってきたあにさ。
怒ってあねさを実家に帰すことにした。

里まで送る途中、そのすごーいおならが役に立って、米俵やら反物やらを手に入れたあねさ。

あにさは
「こんげな たからよね、どうして さとへなどかえせるだ。
あね あね、まってくれ。おらと いっしょに もう いちど もどって くれんかや。」


その言葉ににんまりしたあねさは、あにさに1発残しておいた屁をお見舞いした。
ぼがーん ぶっぱっぱあー
あねさは馬の背中に米俵をつけ、荷物を積んで、今来た道を戻ってきたと。

あにさは、家の少し離れた所に “へや”というものを作って、嫁がぽんぽんこきたくなったらば、
その中でこかせたと。
それが今の「へや」と言う名の起こりであったってや。

   *  *  *  *  *

この本は、民話の勉強をしている母から聞いて面白かったので、そうたに読みました。
一緒に聞いていた主人の方が、受けてましたけど・・・

そうたは、”おなら”とか”うんち”とか・・・その辺りをとっても面白がる年頃です。
でもおならの話ですけど、こんな民話だと優しくてあったかくて、ちょっと格調あったりして・・・
下品な感じしませんよね。


   *  *  *  *  *

今日は近所のお友達と、春の懇親会。
マンションの集会所を借りて、お昼を食べ、風が吹き荒れる公園でまたまた高鬼です。

私が持ち寄るご飯を作っている時、稲荷ずしの”揚げ”を見て、
♪あっぶらあげ~、それっ、あっぶらあげ~、よっ、あっぶらあげ~
と歌いながら踊っていたそうた。

他にも、ドアによじ登る真似をして、
「どどかんちゅーねん!」
と、おちゃらけていました。

そして集会所でもそれをやって、子供達に大うけです。

最近は面白いことをよくやってくれます。

4歳のこの時期、存分にふざける事が大切なんだとか・・・
幼稚園でも、最近は面白い本をよく読んでもらっていたようです。


   *  *  *  *  *

以前紹介した太田大八さんの本はこちら
「みどりいろのたね」





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# by yomuyomuehon | 2009-03-23 22:57 | 昔ばなし

ちびごりらのちびちび

ちびゴリラのちびちび
ちびごりらのちびちび_e0160269_13191282.jpg

ルース・ボーンスタイン ・作  いわたみみ・訳
作品名をクリックして頂けますと、amazonの商品ページに行けます。
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読んであげるなら 2歳~


ちいさな かわいい ゴリラが いました。
みんな ちびちびが だいすきでした。
おかあさんも おとうさんも・・・・


そしておじいちゃん・おばあちゃんは然ることながら、
蝶・オウム・でっかいへび・のっぽのきりん・ぞうの親子・ライオン・かば・・・

み~んな みんな、ちびちびが大好きで、よ~く遊んでくれました。

そんなちびちびも、やがて大きくなり始め・・・

   *  *  *  *  *

小さい時って、誰でも大好きよ~!って言われるけれど、
段々とそういう扱いじゃなくなって・・・

正に、一昨日から泊まっていた姪たちの、そうたと下の息子への接し方そのもの。

少し前まで
「そうた~、そうた~!」
で、王様扱いだったのが、新旧交代です。

そうたが、
「うーちゃ~ん、みーちゃ~ん」
と呼んでも、二人が下の子を構っていると、なかなか来てくれません。

側で見てると、結構かわいそうだったりして・・・

だから、そうたも下の子が居ない、3人で遊びたがる。

お風呂に3人で入ると、なかなか出てこないし、
今朝は、バレエがあるので帰らなくちゃいけないのに、
「公園行こうっ!」って出掛けちゃうし、

結局、電車に乗って、パパと送って行っちゃいました。

子供3人居ないと、静か~。

   *  *  *  *  *

そうそう、ちびちびは大きくなっても、皆から愛されているんですよ。
そうたも下の子も大きくなっても、ちびちびのように、皆から愛される子でいて欲しいわ。

そして私も、大好きよ~っていっぱい言ってあげなきゃなあ。
そうたはお兄ちゃん扱いしちゃうし、
ハグするのは、下の子の方が多いもんなぁ。

ちょっと反省 m(_)m





最後まで読んでくださって、ありがとうございます。


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# by yomuyomuehon | 2009-03-22 13:57 | どうぶつ絵本

たからさがし

たからさがし(こどものとも絵本) (こどもの傑作集)
たからさがし_e0160269_22285284.jpg

中川 李枝子・作  大村 百合子・絵
作品名をクリックして頂けますと、amazonの商品ページに行けます。
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読んであげるなら  4歳~



ゆうじは かわらへ たからさがしに いきました。
かわらには なにもなかったので、どてを
のぼって はらっぱへ いきました。

そこで、ゆうじは、すばらしい ぼうを みつけました。
「すごい!まほうのつえだ!」
と、ゆうじが おどりあがった ちょうど そのとき、
「いいもの みつけた!」と、うさぎのギックが とんできました。


どっちが先に見つけたか・・・棒をめぐる争いが始まりました。
「はやいことなら、うさぎが いちばんに きまってらあ」
と、ギックが言えば、
「へんなこと いうな。はやいことなら、ぼくが いちばんに きまってらあ」
ゆうじも言い返します。

そこで、かけっこの勝者がこの棒を貰う事に決めて、勝負です。
どちらも風のように速く、同着でした。
次に相撲、それから幅跳びをしても決着はつかず。

そこで二人は、ギックのおばあちゃんに良い方法がないか、聞きに行きました。
おばあちゃんの提案も、かけっこ・相撲・幅跳びでした。

少し考えたおばあちゃん、ぽんと手を叩いて、「たからさがし!」
二人はそれを聞くなり走り出し、森を抜けてはらっぱへ。
そして、あの素晴らしい棒を、同時に掴みました。

またまた取り合いになり、二人は棒の両端を握って、膨れっ面でおばあちゃんの元へ。

さてその姿を見たおばあちゃんは・・・・

   *  *  *  *  *

男の子って“棒“が大好きですよね。
そうたも小さい時から、公園で木切れを拾っては、振り回していました。
家の中でも、棒状のものを好んでよく降りまわしています。

この本に出てくる“魔法のつえ“のように、何か力が宿っている気がするのかしら?
強くなった気がするのかしら?

   *  *  *  *  *

さて昨日は妹達・姪達も揃って、お墓参りと母の誕生会でした。

そうたは幼稚園で作った鉛筆立てを、誕生プレゼントにしていました。
園で作ったものは、牛乳パックに自分達で色染めをした紙を張ったもの。
プレゼントしたのは、その中にビンを入れ、間に紙粘土を詰めて安定感を付けた物。
とてもきれいな色でした。

集まればいつもなんですが、母+三姉妹なので、とってもうるさいんです。
その上、姪たちも賑やかなので、そうたは静かです。
主人も静かです。

私達が普通にしゃべっている事が、主人には喧嘩しているように聞こえるとか・・・

   *  *  *  *  *

そして夕べ姪たちは我が家に泊まり、今朝は嫌がる彼女らも連れて野鳥観察会へ。
今期最後の観察会でした。

先月は寒風ふきすさぶ中での、凍えるような観察会でしたが、今日は暖か。
鳥の数も減り、婚姻色も薄れてきました。

そして今回見れたのは、
ウグイス (初鳴きのようで、下手でした。でも春告鳥と言われる通り、春の訪れを感じますね)
カワラヒワ
オカヨシガモ (カルガモの似ているけれど、カルガモの嘴は黄色)
ハシビロガモ
コサギ 等々

結局、3回出席した観察会でお会いしたのは、おじ様達だけでした。
みんな感心ないのかなあ?
公園や付近の公共施設には、案内が貼ってあるんですけどね。

来期は子供達の出席があることを願っています。

親切にしてくださったおじ様方、ありがとうございました。

休みの日も朝から活動すると、充実感がありますよ~。

ウグイスが鳴こうが何だろうが、全く興味なしといった風の姪たちでした。
確かに野鳥観察って、大人の趣味な感じはしますけどね。


   *  *  *  *  *

以前紹介した中川 李枝子さんの本はこちら
「そらいろたね」




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# by yomuyomuehon | 2009-03-21 22:38 | 愛のある絵本