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子どもたちが通った幼稚園で、絵本の読み語りボランティアのお母さんは、『絵本のお母さん』と呼ばれています


by yomuyomuehon
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<   2012年 01月 ( 14 )   > この月の画像一覧

毎週金曜日には、幼稚園で公開保育があります。

一日、在園児たちと一緒に遊び、玄米給食を食べて過ごします。

昨日、幼稚園の事、我が子の事をお話しするサポーターとして、お昼過ぎからの座談会に参加しました。

そして思い出した、そうたが入園した4年近く前の事。

一度目の見学で、気に入って入園を決めてしまった私。

その時は、たいちがお腹にいて、安定期に入った頃で梅雨の時期でした。

毎日朝9時~2時頃まで、一キロ程離れた所にある公園に歩いていき、泥だらけ・水浸しで、お友達10人程と遊んでいたそうた。

毎週金曜日に、わざわざ幼稚園の公開保育に出掛けて行く必要性を感じませんでした。

ですから、あまり・・・というか殆ど何も幼稚園の事を知らずに入園したわけです。


そして、ビックリしたと言うか、感動したと言うか・・・

年少の一学期は出る機会も殆ど無かったのですが、お母さんの出番が多い幼稚園。

毎月第三土曜日は親子登園日でもあり、次第に色々なお母さん達を見かけることになります。

そして頻繁に耳にした  素敵ね! という言葉。

今日も聞いた!昨日も聞いた!一昨日も聞いた!

あの方からも聞いた!この方からも聞いた!

それも、おちゃらけではなく、心の篭った言い方で、言い方にも品がある!

人生で、こんなに 素敵 という言葉を耳にした事はありませんでした。

子どもは泥んこで、よれよれのTシャツに短パンにビーチサンダルか草履姿。

でも、お母さんたちの言葉がそれこそ、素敵☆

まあ、その泥んこ姿の子ども達こそ、 素敵 なんですが(^^)

どこぞの私立の幼稚園!?

なんて錯覚したものです。

ですから、私もそういう方たちとお話しするときは、襟を正しました。

先生方が、子どもを褒める時に 素敵 を使っているのです。



・・・そんな事を思い出して・・・

そう言えば、前程お母さんたちの間で聞かないかも!?

私も言ってないです(^^;)

それもあるなあ・・・反省、反省

良い事は伝えなきゃ!

その代わり、お母さんたちの間で最近よく耳にするのが、

「ひるめし、なにくう?」、「やべえ」、「まじかよーっ」

うっ、ショッキング!!!


毎年2月、亀山歩先生による語りの会が、幼稚園でありました。

しかし、亀山先生は昨年の5月にご逝去されました。

なので、今年からは楽しみにしていたあの語りを聞く事が出来なくなりました。

語りと語りの間に、先生が親に対して仰られたのは、日本語の乱れに対する憂いでした。

特に「やばい」については、先生が子供の頃、「それはあちらの世界の人間の隠語だ」と親からきつく叱られたそうです。

私も、子供の頃に叱られた記憶があります。

今では普通に使われていますが・・・

これは先生のHPから・・・

「日本語が乱れてる。

    日本語の美しく心地よい響きを消してはならない,
    取り戻さなければならない---これは私の最も重要な人生のテーマです。
    日本語の乱れの原因を探ればいろいろあるでしょうが,
    その一つに心のありようがあると考えます。
    物の豊かさを得た反面,心の豊かさを失ったのは寂しい限りです。
    心が廃れれば言葉も乱れる。だから日本語の美しさを取り戻すには,
    まず,心に優しさを育てることではありませんか。
    斎藤隆介,宮沢賢治の創作民話や童話,昔からの民話には
    まがいものでない本物の優しさや勇気を持った人間が生き生きと描かれています。
    私は,こういうお話を,聞く人たちの目を見つめ手渡すようにして語りかけたいのです。
    とりわけ次代を担う子どもたちに・・・・・・・・・・・・」


そう仰って、語って頂いた「ソメコとオニ」「花さき山」「モチモチの木」「天の笛」「ベロ出しチョンマ」など、斉藤隆介さんの世界。


以前の記事はこちら → 



以前の記事はこちら → 


以前の記事はこちら → 


こちらは大人向け


もう聞けないのかと思うと、とても寂しい。

*****

今読んでいる「絵本が目をさますとき」の中で、長谷川摂子さんが仰っています。

長谷川摂子
福音館書店
発売日:2010-03-25



おしゃべりを始めた子どもに、今が英会話を始めるチャンスだ!と誘われて、迷っているK子ちゃんへの長谷川さんからの返事です。

「人には母語が必要だと思います。思うこと、伝えたいこと、それはみんな心の中で日本語になってうずまいているでしょう?母語としての日本語が身体の中に血のように生きているから、私たちはちゃんと心を保てるの。

なぜそういう言葉が必要なのか、って?それは、人が人になるために、とでも言っていいのでしょうか。心をいつも活発にする元気な血のような言葉が必要なの。

それって英語教室でもらえると思う?とんでもない。

それはごく幼いころ、母から父から、周囲のあらゆる人から、毎日、洪水のようにおしよせる言葉の海に浸って、言葉を吸ったり吐いたり、たえず呼吸するように生きてこそ、身体の中に根を下ろすものです。

私達は親になった時、その子に乳を与えるように日本語を与えています。その事の大切さって、あまりあたりまえなので気が付かないかもしれないけど、その言葉がその子を最後まで人として支える力を持つ事を考えると、言葉をいちばん敏感に吸収する時期に、濃く、美味しい日本語を楽しく与える事こそ親の役割と思いませんか。

英語は自分が学びたいと思えば、十代からでも充分間に合います。

それより子どもが人として思う存分自由に生き、感じ、考える事が出来るように、どれだけ豊かな母語を身につけるか、その方がずっと大切なことだと思います。」


そして、絵本との関係で・・・

「くりかえしと母語の習得の問題とは、深い関係があると思っています。

子どもは絵本を聞いている時、音楽を聴くように聞いています。身体ごと言葉の流れにのって、自分もいっしょに言えるようになりたい。大好きなところもあって、そこが来るのをじっと待っている。

その大好きな所が、くりかえしの部分。大抵三回繰り返されるそれは、音楽的で、耳をそばだてたくなるように出来ています。

やがて台詞を自分のものにし、日常に使ったりする。

このくりかえしの要求は、言葉を習得する時期の子どもだけがもつ特殊な食欲。くりかえし聞いて、ものすごい勢いで血の中にとりこんでいるのです。

その能力は2歳から5歳が頂点で、やがて衰退していきます。

ですから、その時期の子どもの「も一回」の声はとても愛しい。くりかえしを厭わないでね。

一回こっきりの絵本なんて、一回こっきりの音楽と同じ。ちゃんと言葉を刻んで、絵本を血の中にとかしこんでやりましょう。」


そしてオススメされているのが、




この本だいすきの会の小松崎進先生も、同じことを仰います。


どんなに絵本を読んであげていても、子どもとの会話が「なに、くう?」「やべえ」・・・では、悲し過ぎますね。

少し前にも、入園当初感動した 素敵 についての事を、同じクラスのお母さんに話したばかりだったのに・・・

使うの忘れていました。

これからは心して 素敵 を使わなくちゃ!

四月から入園するお母さんたちがまあ、素敵☆って思えるように(^^)



最後まで読んでくださって、ありがとうございます。



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by yomuyomuehon | 2012-01-28 06:47 | 大人向け | Trackback | Comments(4)


読んであげるなら 小学3年生位~


この所毎晩、寝る前に子供たちからせがまれる絵本をリビングで読んだ後、布団に入って語るのが「子どもに語るアラビアンナイト」

たいちもhaneちゃんも、いつの間にか寝ています。

聞いているのはそうただけ。

小学生以上向けですね。


『アラビアンナイト』・・・

もう一つの名を、『千一夜物語』

アラビア語の原題は「アルフ(千)・ライラ(夜)・ワ(~と)・ライラ(夜)」、つまり千一夜。

これが本来の題名だったようです。

いつ頃出来た物語か?

西暦879年の日付のある紙の断片が見つかっているそうですが、詳しい事は分かりません。


ヨーロッパに持ち込まれた写本は、忠実に翻訳されたものではなく、新しく編集された物語集で、1704年に出版されました。(ガラン版)

一方シリアで大切に伝えられてきたアラビアンナイトは、18世紀頃のエジプトで新しいアラビアンナイト(ブーラーク版)に変身しました。

それまでの口伝えだったお話が集められ、文字として記されるようになったのです。

こちらは千一夜まで物語が続き、大人向けの官能的話も含まれるそうです。

ガラン版には、アラジンもアリババもシンドバード航海記も入っていません。

日本でよく読まれているのは、エジプトで生まれた新しいアラビアンナイトを基に脚色されたバートン版。
ですから、アラビアンナイトに定本はないそうです。

さて、この「千一夜物語」という物語集には、昔ペルシアの国の若いお妃様が、王さまの為に千日もの間毎夜毎夜、語り続けたというお話が収めてあります。

夜が更けてから語り始め、東の空が白んで夜明けが近づくと、語るのをやめました。

いつもお話が一番面白いところでやめるようにしたのです。

それにはこんなわけがありました。


「今から千年以上も昔の話です。

ペルシャの国に、名君の誉れも高い、シャフリヤールという王さまがおりました。

ある日、心から愛していたお妃様に裏切られた事を知った王さまの心は乱れ、誰も愛さず、誰も信じない王になってしまったのです。

毎日新しいお妃を迎えては、次の日の朝、その首をはねてしまうのでした。

王の家臣の娘、シャヘラザードは誰よりも多くの本を読み、誰よりも多くの物語を知り、誰よりも勇気がありました。

自ら進んでシャフリヤール王の花嫁になったのです。

そしてシェヘラザードは不思議に満ちた物語を毎晩王に語り、王様は時が経つのも忘れ、聞き入りました。

やがて朝が来ます。

「王様が明日もわたくしを生かしておいでくださるのなら、この物語のつづきをおきかせしましょう」

次の日も、王様はシャヘラザードを生かしておきました。

その次の日も、そのまた次の日も。

長い長いお話「アラビアンナイト」はこうして始まったのです。」
シェヘラザードの章より

*****

・シェヘラザード
・空飛ぶじゅうたん
・漁師と魔人
・船乗りシンドバードの冒険
・背中にコブのある男
・黒檀の馬
・星のさだめ
・バグダードの妖怪屋敷
・ものいう鳥
・アリババと、召し使いのモルジアナに殺された四十人の盗賊

の、全10話収録されています。

アラビアンナイトを読んだ事がなく、アニメやディズニーランド程度の知識しかありませんでした。

「空飛ぶじゅうたん」って、こんな話だったのね!

シンドバードの冒険の「ダイヤモンドの谷」は本当に面白くて怖くて、ドッキドキ。

毎晩子どもに読みながら、読んでいるこちらも面白くて面白くて、この読み語りの時間が楽しみで楽しみで(^^)

「寝るのがまた遅くなるから、そんな長い話を読むのはやめて早く寝かせろよ!」と、言うパパに、「はいはい」と返事しながら、布団の中でそうたにこっそり読み聞かせているのでした。

その話も、あと一話で終わります。

でも、また繰り返し読んであげたい。

それ程魅力的なお話の数々。

シャフリヤール王が聞き入ったというのも納得です。

*****

『空飛ぶじゅうたん』のあらすじです。

従妹である美しい王女を愛した三人兄妹の王子たちは、世界一珍しいものを探してきた者を花婿にするという、王様の言葉で旅に出ます。

王子達はそれぞれ、空飛ぶじゅうたん、願ったものが何でも見える望遠鏡、死にそうな人も生き返る命のりんごを手に入れます。

三人が宮殿に戻ろうとした時、王女が病気で死にそうだと分かり駆けつけるのですが、王女を救うには、王子たちの宝が三つとも必要でした。

そのために、王様は三人の中から一人を花婿に決めることが出来ません。

そこで、もう一度腕比べをすることに・・・

その方法とは?


*****

どのお話も、「ある晩、シェヘラザードはこんな物語を語りました・・・」で始まります。

先に記したシャヘラザードの章は、たくさんの物語を一つにまとめる「枠」の働きをしています。

不思議に満ちたアラビアンナイトの世界に入っていく導入となっているのです。

ですから、この本の中のいくつかを語る時、はじめに「あなたはアラビアンナイトをしっていますか?・・・」から始まる7頁のきっかけを話してから、このシェヘラザードの章を語り、他の物語に入っていくと、子どもにとっても、読み手にとっても自然で魅力的なはじまりです。と、あります。

「アラビアンナイトには、世界中で知られている物語の原型が詰め込まれていると言っても過言ではないでしょう」と、訳者の西尾さん。

千一夜語ったという「アラビアンナイト」ですから、お話はこの他にもた~くさんあるわけです。

空飛ぶじゅうたんのお終いは、妖精と結婚した、後に王様になる王子の話で、続きを聞きたい!と思わせる終わり方。

でも、そのお話は残念ながらこの本にはありません。

それに、シェヘラザードが一晩中語ったわけですから、もっとずーっと長いお話なわけです。

それがこのような形で読みやすく、子どもにも分かりやすく、大人にも魅力的に仕上がっているなんて!

読まずにはいられないでしょう!?

この本に修められているのは、短いもので15分くらい、長いもので30分くらいです。

是非、手にとってみてくださいね~!



最後まで読んでくださって、ありがとうございます。



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by yomuyomuehon | 2012-01-26 06:06 | 昔ばなし | Trackback | Comments(2)


読んであげるなら 5、6歳~


(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)

むかし、

しろうまだけどと いう けわしい 山の ふもとに、

もさく、みのきとちと いう、おやこの りょうしが すんでおった。

あるあきもふかい日のこと、もさくと みのきちは、

つれだって 山へ りょうに でかけた。

ところが どうしたことか、その日に かぎって えものが とれない。

あせって けものを おううちに、ずうんと 山ふかく

はいりこんでしまった。

と、とつぜん、あたりが きゅうに くらくなり、

ごうごうと 山を ゆすって、かぜが ふいてきた。

そのかぜの つめたいこと。人も 木も、そのまま

こおりつきそうであった。これは ゆきになるべと、

もさくと みのきちは、山ごやへ いそいだが、

そういうまにも ゆきは まいはじめ、みるみる

はげしい ふぶきと なったそうな。



 * * * * *


(以下、あらすじです)

やっとの事、山小屋へ着いた二人は、囲炉裏に火をつけた。

体が温まってくると、どっと疲れが出て、眠くなってきた。

年を取ったもさくは、ごろりと横になると、もういびきをかいて寝てしまった。

みのきちも横になるのだが、吹雪の音が気になって寝付かない。

寝たかと思えば覚め、またうとうとしている内に、戸がことりと開いて、吹雪と一緒に美しい女が入ってきた。

「だれだ」と叫ぼうとしたが声が出ない。そればかりか、体は石を置かれたように重く、動かない。

娘はみのきちには目もくれず、もさくの上に屈み込むと、ふうっと白い凍った息をかけた。

みのきちがもがいて叫ぼうとすると、女は振り返ってみのきちを見た。

娘の顔は透き通るように白く、唇だけが赤かった。

髪は濡れたように黒かったと。

「いま みたことえお、けっして 人にいってはいけませんに。

もし、いったときは おまえの いのちはない。

おまえが、あんまり ようすのいい わかものだから、

わたしは おまえが すきになったから、いま、いのちは とらないけれど・・・」


娘の姿は消え、開いた戸口から吹き込む粉雪だけが舞っていた。

みのきちは跳ね起きてもさくをゆずぶったが、既に息絶えていた。

親子二人の暮らしだったから、残されたみのきちにはさびしい暮らしが待っていた。

そうして、次の年の吹雪の晩の事だった。

吹雪の中を、美しい女が尋ねてきた。

道に迷って漸くここまで来たという。

娘があんまり疲れているふうなので、見かねて中へ入れたみのきち。

娘はやがてみのきちの嫁さんになった。

次々子供も生まれ、幸せな日が続いていた。

いい嫁さんだったが、不思議なことに暑いお天道様が嫌いで、昼間は決して外へ出なかった。

こうして何年か経ったある冬の日のこと。

外は吹雪、寝転んで嫁さんの顔を見ているうちに、父親を失った日の事がまざまざと浮かんできた。

そして、その事を嫁さんに話してしまった。

「だども ふしぎだなあ。おまえは あのときの、あの 女に そっくり にているでよ。

・・・・・あれは、もしかしたら、おら、ゆきおんなではねえかと。」


嫁さんは縫い物を捨てて、すっと立ち上がり、

「とうとう おまえは いいましたね。

けっして いってはいけないと いったのに。やくそくを やぶりましたね。

いまは もう、こどもたちも いるから、いのちは とらないけれど、

これど わたしたちは おわかれです。わたしあ あの とき、山ごやを おとずれた 女です。

おまえの いうとおり、ゆきおんなですに・・・」


そして・・・

*****

この本を、子ども達に初めて読んだ昨年の暮れ、雪こそ降らないけれど、風の強い寒い晩でした。

相当びびっていた、そうたです。

雪の晩に読んだら、尚一層このお話の怖さが引き立つのでしょうね(^^;)

息を吹きかけられ、死んでしまったもさくのシーンは、本当に怖いもの。

そして、「とうとう おまえは いいましたね。

けっして いってはいけないと いったのに。やくそくを やぶりましたね。」
の台詞はもっと怖い!

この台詞に、夫婦喧嘩をした時の、鬼の形相の奥さんを思い起こすパパもいるかもしれない!?な~んて思ったりもして・・・(^^)

「み~た~な~!」的ホラーの世界で終わらないのは、この後の台詞のせいでしょう。

「きつねにょうぼう」に通ずる、母としての切なさを感じました。



以前紹介した「きつねにょうぼう」はこちら → 

うっかり尻尾を出してしまったきつね女房と、みのきちの言葉を聞いてしまった雪女。

どちらも夫婦として仲むつまじく暮らし、子宝にも恵まれ、幸せの絶頂期だったにも係わらず、その幸せが一気に崩れ落ちる瞬間です。

どちらの話も、子供がいるからこその切なさ。

親になった今だからこそ、そう思えるのかもしれません。

朝倉摂さんの絵は、松谷さんの描く雪女のイメージにピッタリ!

どこか、憂いを秘めている感じ。

怖い女風ではありません。子供は、相当怖がっていましたけどね(^^;)

朝倉さんの絵は、美しくて簡潔で分かりやすい☆☆☆

日本画を学ばれていた朝倉さんだからか、この「ゆきおんな」という題材だからなのか、和紙みたいに滲む紙(何を使っていた分かりませんが、あくまで私の見た感じの印象です)に、ぼわーっと描かれた感じは、とっても日本的だし、雪国のお話っぽい。

「たつのこたろう」では、1970年からアメリカに渡ったという経験が見て取れます。

表面がでこぼこした洋紙に、西洋画の油絵風に厚く描かれています。

一見同じ朝倉さんの絵なのですが、両者を比べてみるとかなり違います。

両方に出てくる雪のシーンを比べてみてください。

*****

さて、夕べ雨の上に降った雪が、今朝は氷っていました。

幼稚園のバスは、路面凍結のため一時間遅れ。

雪だったら山で遊べたのにね~、残念!

・・・ならば、スケートしようっか~!と、外に出ました。

うちの側の公園の築山に目をやると・・・あれれ、まっ白。

「たいちーっ、ソリできるよ~っ!」

と、バスが来るまでの一時間、氷交じりの雪の上を、シュ――――ッ

雪よりも滑る!滑る!!怖いくらい滑る!!!

勢い付き過ぎて、フェンスに激突――――っ!!!

山の脇にあるゲートボール場も凍て付いているので、止まりません(^^;)

寒いし、こけたら痛いから、長ズボン履いた方がいいよ~!と何度言っても聞かないたいち。

私と一緒に滑った時に、クランクでバランスを崩して転倒。

やっぱり膝を擦りむいた。

しかし、面白さを知ったたいちは、ちょっと泣いて凹んだものの、その後もバスが来るまでソリ遊びに興じたのでした。

ここで、ぎゃーぎゃー泣かないのがたいち。

そうただったら、ぎゃーぎゃー、ぎゃーぎゃー泣いてます。

そう言えば、昨年凍りついた道や公園の水溜りを、「スケートーっ」と言って滑ったりくるくる廻ったりしていたたいち。

それを見た子どもたちが真似しようとしていたのを、ママ達は「やめなさいっ!危ないでしょ!!!」と止めていました。

そんな事を「危ない」って止めていたら、子供は益々不器用になります。

転んだって、いいじゃない?

擦りむいたって、いいじゃない?

親も一緒に楽しめば、いいじゃない?

そう考える私は、かなりマイナー派みたいですけど・・・(^^;)

この冬も、一度くらい大雪が降ってほしいなあ、そうしたらこの山で思いっきり遊べるんだけど☆

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最後まで読んでくださって、ありがとうございます。



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by yomuyomuehon | 2012-01-24 14:31 | 昔ばなし | Trackback | Comments(2)
こどものとも1月号の「おおどしのきゃく」は五十嵐七重さんによる、奥会津の昔話。

今月のこの本だいすきの会で、紹介してくれたNさんは、茨城出身。

多少イントネーションが違うのだけれども・・・と言いながら読んでくれたこのお話がとってもおもしろかったので、借りて来ました。

「かさこじぞう」にも似た、大晦日のお話なので、時既に遅し!ではありますが、夕べ子ども達に読んだら、特にたいちは大うけでした。

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読んであげるなら 4、5歳~


(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)

むかーし むかし、あったそうだ。

ひょーひょーと かぜが ふいて、ゆき ふって、

きょうは おおみそか。

むかしは おおどし、って ゆった。そのひだったと。


あるところに、とても びんぼうだげんじょも、なかのいい

じいさまと ばあさまが きもちよう くらしてらったど。

「じいさま じいさま、きょうは としとりだねえ。もちも、さけ さかなも 

ねえげんじょも、そばだんごでも つくって くうべかねえ」

「そうだ、そうだ。なに くったって、としは とられんだがらなあ」

なーんつって、じいさまと ばあさま ゆうはん くってらったど。

そしたら、とんとん、とんとん、とをたたく おとがした。

「なんだ、いまじぶん だれだべえ」って、とを あけたら、

ひゃーっと ゆきど いっしょんなって、ちっちぇえ ぼうさま、

ゆきんなかに たってござったど。




 * * * * *


(以下、あらすじです)


「一晩とめてくろ」

「泊めてやってもいいが、今日は年とりだから寺さ戻ったらいいんでねえのがい」

「この雪ではむりだあ」

「そうだな、んじゃ」

っつうと、泊めてやったそうだ。


団子汁ごっつぉうになって、あったまった坊様。

明日の朝、若水汲むのを手伝ってくれると言う。

「いいがら、坊様はねてらっしぇえ。さむいから」

「いいから、おこせ、おこせ」って、寝やったど。

夜明け前、じいさまととばあさまが行くべえとしたら、

「なあんだ、じいさま、ばあさま、起こせって ゆったべえ」

「坊様、起きてくっことねえ。寒いよう」

俺も手伝うって、とっととっとと出やんだと。

「危ねえよう。下駄、雪ぼっこくっ付いて、滑っからー」

聞かずにとっととっと走った坊様、ざざざざざざざー滑って、すっとーんと井戸ん中さ落ちて、ちゃぽーん。

「坊様―、大丈夫かよー」

「大丈夫だー、早く 上げてくろー」

「はいはい、今つるべ 落とすからなー。このつるべさ摑まって登ってきゃれー。」

「じいさま じいさま、ひっぱるときな、“なーにが まーた あーがるか”って ゆえよ」

「そだ とぼけたこと、ゆってらんにぇえの。早く 上がらっしぇえ」

「いいから ゆえよー」

ってんで、

「なーにが まーた あーがるか」ったら、

「ふーくの かーみが あーがるぞい」

なんて坊様登ってきゃる。

「坊様、そんなとぼけた事ゆわねえで、上がいやれ」

「いいから、ゆえ ゆえ」


「なーにが まーた あーがるか」

「ふーくの かーみが あーがるぞい」


って、やれやれやっとこ登ってきゃったど。

濡れた着物を脱いで、じいさまの着物を借りて暖かい火にあたった坊様。

もう一眠りと、布団さ潜った。

夜が明けて、坊様を起こすが返事もしねえ。

死んじまったんであんめえ、なんて二人で布団を捲ってみたら、山のような大判小判がざっくざく。

「あらー、ありがでえごどー。福の神でいらさったかあなんて、村の衆さ振舞ったと。

その騒ぎを聞いて、隣に住んでいる欲張りじい様とばあ様は、「今度はその坊様っこと、俺が泊めっからなあ。口出すなよ」なんつって、一年待った。

そして・・・

*****

「なーにが まーた あーがるか」

「ふーくの かーみが あーがるぞい」
のやり取りが、とっても面白い(^^)

Nさんに読んでもらった感じを思い出して読んでみるのですが、なかなか難しい(^^;)

この続きの、欲張りじい様と、次の大晦日に無理やり泊めさせられた坊様のやり取りは、もっと面白いんですよ。


五十嵐七重さんは、奥会津伝承民話語り部です。

この絵本を読んだだけでも、五十嵐さんの語りの楽しさ優しさが伝わって来るような気がします。

機会があったら、直に聞いてみたいですね☆



最後まで読んでくださって、ありがとうございます。



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by yomuyomuehon | 2012-01-23 06:32 | 昔ばなし | Trackback | Comments(2)

年長さんの、雪山でのお泊りの為に、協力休園となった一昨日。

たいちのクラスのみんなと、消防署見学に行きました。

企画を聞いた時から、親も子もわくわく(^^)

そうたも学校を休んで行きたいっ!と言っていましたが・・・それはちょっと(^^;)


業務の支障にならないか不安な程の人数で、ぞろぞろぞろぞろ・・・

その上、子供達はまだおさるのジョージなみ。

しかし、1時間ちょっとの見学の間、119番通報も無く、出動要請も無く、(残念と言っては不謹慎ですが・・・)平和に、見学させて頂きました。

案内役の消防士さんに付いて、総務課・司令室・議場・仮眠室・食堂・消防服・消防車などを見学。

仮眠室は意外と広々、夜はとても寒そうです。

布団は、四隅をきちっと揃えて畳まなくてはいけない!と、案内役の消防士さんが「これはダメ!」とその内の一つを直していたのに、笑ってしまいました(^^)

さすが、体育会系な感じです。

以前は食事も当番制の自炊だったそうなのですが、消防車で買出しに行ったり(!?)というのが、近隣の方々の目もあって・・・時代が変わりました、そうです。

最近は、ほか弁だとか。

同じ釜の飯を食べる事が、チームワームを必要とする消防士さん達の世界に於いては必要なのでしょうけれどね・・・時代が変わりましたね。

出動する際の服や装備も見せてもらい、着させてもらったり(・・・私がじゃないですが)

1000℃でも燃えないそうです。

色々装着すると、8キロ位にもなるんだとか!

そして、ホースを持って、救助した人を抱えて・・・なんて考えると、体力の要る仕事です。

でも、女性の消防士さんもいるんですよ。

ここの消防署にも一人☆

仮に、男性と同じ様に動けなくても、その存在は大きいはず。

緊迫した火災現場で、特に小さな子ども達はホッとする存在でしょう。

頑張ってくださいね!


次は外に出て、子供たちが待ちかねていたであろう消防車を見学。

消防車と言っても、その種類は様々なんですね。

それにしても大きい!

「側で見るとね、大きく見えますが、少し離れると、結構小さく見えるんですよ」

・・・って、当たり前です!でも、大きいですよ~っ!!!

皆から突っ込まれていた消防士のおじさんは、時折親父ギャクを挟んでくれる、お茶目な方でした(^^)

はしご車に乗りたがっていたたいちでしたが・・・・

以前は子供たちを乗せて一回りして頂けたそうですが、今は安全確保の点から出来なくなってしまったんだとか・・・う~ん、残念↓

さて、建物脇にそびえる、練習用の高い建造物では、若い消防士さん達20名程が訓練の真っ最中。

何でも大会があるのだそうで、救助の速さと正確性を競うんだそうです。

建物の3階程の高さに、ロープを伝って登る訓練。

それを、上から一人が物凄い速さで引っ張っています。

二つの建物の間(15m位の距離)に渡された一本のロープを、手だけで伝っていく訓練。腰に安全帯は付いていますが・・・

ビックリしたのは、その一本のロープの上を跨って伝っていく訓練です。

細いロープの上を、よくまあ、落ちずに・・・

「あれはね~、落ちたら上がるのが大変なんですよ、誰も助けてくれませんからね」

そうだよね、人の命を助ける人達ですもの。

それにしても皆格好良い☆☆☆

子供たちも然る事ながら、お母さんたちの目はハートマークになっています。

さて、そろそろ見学もお終いと言う所で、お腹も空いてきた子供たち。

「ここで、あれをみながらたべたいっ!」と言うたいち。

・・・ですが、ここはそういう場所ではありません。

皆で公園に移動しました。


ところで、消防士さんは救命の資格も取って、どちらも行うのだそうですよ。

時々、消防署で行われている救命の講習会の案内を目にする度に受けなくちゃ!と思っているのですが・・・

小さな子どもを持つ親としては、必要ですよね。

少しでも知っているのと、全く知らないとでは大違い。

救急車が来るまでに出来る事もありますからね。

学生時代、ダイビングクラブで練習していた救命救助訓練でしたが、父が倒れた時に何も出来ず、その時の事を長い間悔やんでいました。

外で見学している時にいらした、消防署のお偉いさんである近所のおじさんのOさん。

その話をしたら、救命の資格は毎年講習を受けて更新しなくてはならないものだそうで・・・

まあ、そこまでじゃなくてもね(^^;)

20年前と今とでは、大分変わっているでしょうし、近々受ける事にします。

企画してくれた方に感謝!楽しかったです。ありがとう(^^)

*****

消防の絵本といえば、「しょうぼうじどうしゃ じぷた」に勝るもの無し。



これは以前紹介しましたので、こちらを見てね~ → 

最近絵本について考えている事があります。

それは絵本の中で、一番重要な意味を持つ『 絵 』について。

「しょうぼうじどうしゃ じぷた」の渡辺茂男さんのイラストは、実に細かく描かれているのに、必要以上のものを描き込んでなくて、その場面の話だけが、そのページに描かれています。

当たり前じゃない!と思うでしょう?

でも、そうでないものも多いんですよ。

子供は絵本を見せた時に、字を追いません。絵を見ているんです。

そのページを読んであげている時間と、それを子供が見て考えるだけの時間の長さが一致する。

それには、物語の長さと絵の内容量が釣りあってなければなりません。

時々、ページを捲ろうとすると「ちょっとまって!」といわれる事ありますよね。

または、絵が少なくて、子供が集中出来なかったりする事も。

後者は、子供がそれなりの年齢であればそれもあり!ですが・・・

私は、字ばかりを追ってしまっていて、絵については見落としていた事に、最近気付きました。

だから、読む前にまず絵だけで一通り見てみて、どの位伝わるのか考えてみようと思っています。

*****

さて、うちのおさるさんは、消防署見学した日から毎晩この絵本に嵌っています。

そうたは「また、それ~っ」とうんざり顔。

余程消防署見学が楽しかったみたいですね(^^)

マーガレット レイ,ハンス・アウグスト レイ
岩波書店
発売日:2006-04-14



読んであげるなら 3、4 歳~

(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)

これは、ジョージです。

ジョージは、かわいいこざるでしたが、とてもしりたがりやでした。

ある日、ジョージは、なかよしのきいろいぼうしのおじさんと、

しょぼうしょへいきました。がっこうのこどもたちが、グレイせんせいと

いっしょに、けんがくにきています。



 * * * * *

(以下、あらすじです)

毎度の事ながら、じっとしていられないジョージ。

これは何だ?どこまで伸びているのかな?と伝って下りていった棒。

消防車が止まっていて、壁には黒い帽子と上着と長靴が掛かっています。

長靴を履き、帽子を被り、上着を着て・・・

ジョージも立派な消防士!

その時突然、リリリリリ―――ン!

消防士さん達が駆け込んできて、ばらばらになった長靴や帽子に大慌て。

「はやく!はやく!」と叫ぶ署長さん。

火事です!

皆準備を済ませ、次々消防車へ飛び乗りました。

勿論、ジョージも!

「ウ―――、ウ―――、ウ―――」

サイレンを鳴らし、赤いライトを光らせ、現場へ急ぐ消防車。

ピザやさんの、裏の窓から煙が上がっています。

てきぱきとホースを伸ばす消防士さんたち。

その上に乗っていたジョージは、見つかって下ろされました。

「おさるのあそぶところじゃないんだよ。こっちでおとなしくしていなさい。」

ジョージはがっかり。

ベンチに座って辺りを見回すと、ボールのいっぱい入ったバケツが置いてありました。

火事を怖がる小さな女の子相手に、お手玉をやって見せたジョージ。

それに気付いた子供たちがたくさん集まって来て、子供達はやがてみんなでボールの投げっこを始めました。

そこへやって来た、消火活動を終えた署長さんに、女の子のお母さんが言いました。

「ほうとうに、たすかりましたよ。ゆうかんなおさるさんをつれてきて、こわがっているこどもたちとあそばせてくださって!」

「ああ、いや、どうも。」と署長さん。

消防署に戻ると、大活躍のジョージに待っていたお楽しみは・・・

*****

この絵本にも、じぷたにも出てくる、消防士さん達が滑り降りてくる棒。

消防署にはあるものと思っていましたが、伺った消防署にはありませんでした。

残念がるたいちでした。

ジョージに待っていたお楽しみも、ご時勢から無くなったと言う事で、重ねて残念がるたいちです。

「おさるのジョージ」シリーズは、H.Aレイ夫妻の作品です。

初期の、渡辺茂男さんが訳されているのは、絵もH.Aレイのもの。

今回紹介したのは、新しいシリーズで、H.Aレイ夫妻のキャラクターを下に制作された、福本友美子さん訳のもので、絵は違う方が描いています。

*****

たいちは、格好良い消防士さんたちの訓練の様子を見て、消防士になりたい!と言うかと思いきや、道の向かい側にあるがってん寿司の、寿司職人になりたい!だそうです。

消防署の中を覗いてみたいという子には、こちらもどうぞ!

鈴木 のりたけ
ブロンズ新社
発売日:2010-01



とっても細かく書き込まれた絵に、きっと魅了されるはず。

たいちは寿司職人の乗っている、こちら ↓ がお気に入り

鈴木 のりたけ
ブロンズ新社
発売日:2009-03




最後まで読んでくださって、ありがとうございます。



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by yomuyomuehon | 2012-01-21 07:06 | おもしろ絵本 | Trackback | Comments(2)

龍の子太郎

今年は辰年。

お正月休みに、書店でこの絵本「たつのこたろう」を見かけ、帯の『龍の子太郎、誕生から50年! 国際アンデルセン賞優良賞に輝き、100万人の子どもたちが読んだ、日本でいちばん賢く逞しい太郎の物語』に惹かれ、朝倉摂さんの美しい絵にも魅了され、即買い。



・・・・が、しっくり来なくて、長編童話の「龍の子太郎」を読んでみました。


田代さんと朝倉さんの描く龍の子太郎の顔つきは、全く異なります。

長編童話「龍の子太郎」には、田代さんの描く龍の子太郎がぴったりかも!?


「龍の子太郎」は、そもそも劇団太郎座の脚本として生まれたもの。

太郎座とは、松谷さんのご主人の瀬川拓男さんと旗揚げした劇団です。

結婚後、日本各地に民話探訪の旅に出た松谷さん。

それぞれの土地に生きる人々の喜びや悲しみが込められている民話の数々に、東京生まれの松谷さんは甚く感動したそうです。

その中でもっとも心惹かれたものが、信州に伝わる小泉小太郎伝説。

それが、この龍の子太郎の素になりました。

龍の子太郎のお話には、どこかで聞いた事のある!?民話が多く散りばめられていて、色んなお話をくっつけて作られたという印象の(^^;)、創作民話です。

脚本ですから、舞台を面白く!という意図もあったのでしょうね。

色々出てきます。

話の筋が一本でなく、私にはあっちに飛んだり、こっちに飛んだり・・・折れ線的に感じちゃうのですが、舞台用だからですね、きっと。



読んであげるなら 5、6歳~

(以下、あらすじです)

龍の子太郎は、おばあさんと二人で暮らしています。

おばあさんは具合が良くないにも係わらず、母の無い太郎が不憫で、無理をして仕事をしています。

龍の子太郎は、毎日山で動物たちと遊んでばかりいる怠け者。

太郎が遊んでいると、笛を吹く女の子あやに出会い、二人は仲良くなって山で遊ぶ日が続きました。

ある日太郎が家に帰ると、おばあさんが倒れていました。

おばあさんは言っておかなければならない事があると、太郎に出生の秘密を教えてくれました。

太郎の母親は、身重の体で山の仕事に行き、龍になってしまった事。

沼で太郎を産み、おばあさんが預かった事。

今もどこかの沼で生きている事。

その時、あやが赤鬼にさらわれたと、あやのおじいさんが飛び込んできました。

それを聞いて、あやを助けに行く!と立ち上がった太郎。

あやを助けた足で、お母さんを探しに行くと言って、家を出ました。

話を分けるなら、ここまでが第一部という感じでしょうか。


続いて第二部、あやを助ける旅

旅の途中、てんぐに授けてもらった百人力が、あやをさらった鬼と対決する際に役立ちます。

あやをさらった赤鬼と、赤鬼からあやを奪った黒鬼と、二匹の鬼が登場します。

赤鬼は太郎に負けると、太郎に、その百人力で空の雷様の所に投げ飛ばしてくれと頼みます。

そして赤鬼は雷様になるのです。(後の湖を切り開くシーンでは雷さまとなって登場します)

次に黒鬼を倒した太郎は、麓の人々から巻き上げた金銀財宝やお米を、人々に返し、太郎は初めて米のお握りを食べました。

太郎の住む村は貧しく、お米なんか採れません。

広々した田んぼを見た太郎に、「こんな ひろい とちが あればなあ」と、今まで無かった感情が沸いて来ました。

鬼の岩屋では、一日に百里走る馬も手に入れました。

あやはその馬に乗って、家に帰って行きました。


最終章第三部、お母さんを探す旅

お母さんを探して、北へ北へと、龍の住んでいるような湖を探しに行く太郎。

にわとり長者といわれる強欲ばあさんの沼に、大蛇が住んでいると聞いて、訊ねて行ったところ、ばあさんの下男として働く事に!

太郎は、365人でやっていた田植えから稲刈りまでを一人でやってのけました。

しかし、沼にいたのはお母さんではなく、白い蛇でした。

ただ、蛇はりゅうが住んでいるらしい湖の話を教えてくれました。

その前に、力になってくれるばあさまも紹介してくれました。

暇をもらうと言い出した太郎に、強欲ばあさんは、給料として太郎に背負えるだけの稲を背負って行けと言いました。

・・・が、太郎はなんと全部背負って行ってしまいました。

太郎はその稲の束を、途中出会った米を食べた事の無い山の人々にあげました。

種を採って米つくりをしようと奮起した山の人々。

種にする分だけで良いから、他の山の人にもやってくれと言います。

太郎は胸が熱くなりました。

龍が住んでいる湖一つ干したら、広々とした土地が出来るのに・・・

それを聞いた太郎は、じっとしていられなくなりました。

蛇から聞いた山のばあさまは、太郎に知恵を授けてくれました。

雪が降ってきたから今行くのはやめろと言うばあさまを振り切って、飛び出した太郎。

しかし激しい雪の中で、倒れてしまいまいました。

そこへあやが白い馬に乗って、助けに駆けつけました。

百里走る馬は成長し、千里走る馬になっていました。

その馬に乗って、二人は母の住む湖を目指します。

湖に着き、あやが笛を吹くと集まって来た魚たちに、沼のそこに住む龍に、龍の子太郎が来た事と伝えてもらいました。

やがて現れたのは、目くらの龍。

龍の子太郎は、乳飲み子の頃、龍の目の玉をしゃぶって大きくなっていたのでした。

母が龍になった理由を聞いて、益々村の貧しさを嘆く太郎。

母に、旅の途中見聞きした事を話し、母と共にこの湖を切り開く事にしたのです。

*****

・・・と、200ページに渡る長いお話で、登場人物も多く、話も母を探す旅の一本ではありません。

これを絵本で読むと、切れ切れの印象。

途中で、何故?何故?と沸いてきた疑問が、童話を読んで解決しました(^^)

確かに朝倉摂さんの挿絵は美しい☆

・・・ですが、絵本で興味を持たれた方は是非、童話の方もお読み下さいね。

乳を飲ませる事の出来ない母が、目の玉をしゃぶらせて太郎を育てたなんて・・・涙が出ます。

結核の術後、子供に乳を飲ませながらこの話を書いていた松谷さん。

だからこそ生まれた一節なのでしょか?

壮大な母と子の愛の物語です。





最後まで読んでくださって、ありがとうございます。



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by yomuyomuehon | 2012-01-19 06:29 | 幼年童話 | Trackback | Comments(2)
そうたがこの冬休みに音読した本は、相変わらず絵本(^^;)

学校がある時の毎日の宿題は、教科書の音読で、他の本を読むに至りません。

課題図書とされている児童書や童話を自分で読むという気にはならないようで・・・

学校から借りて来た本の内、ジャックデュケノワの「おばけときょうりゅうのたまご」は読みましたが、「死の影レストラン」は、結局私が読んであげることに・・・

これは「怪談レストラン」シリーズの第44巻目。

小学校高学年以上向けです。

松谷 みよ子,怪談レストラン編集委員会
童心社
発売日:1996-07-10



「沖縄に友だちの亜紀といっしょに旅行に来たわたし。

ふざけて神様の石に座った亜紀の影が消えてしまいました。

霊能者のユタに相談すると・・・」

そんな影にまつわる怖い話がたくさん収められた新書なのですが、すみません、私にはこの良さがわかりません。

なんだか、レディースコミックを読んでいるみたいで・・・

「怪談レストラン」は人気シリーズですし50巻も出ているようで、まず①の「幽霊屋敷レストラン」を読んでみないとね!とは思っていますが・・・

しかし、夏休みに比べたら、ちゃんと読めるようになるのがすこぶる早くなりました。

そしてたいちやhaneちゃんに読んでくれるので、夕方の食事の支度中は大助かり(^^)

「あいうえおうた」「おならうた」「きょだいなきょだいな」「そらまめくんとめだかのこ」「うんちしたのはだれよ」・・・とまあ、簡単な絵本なんではありますが・・・(^^;)



谷川 俊太郎
絵本館
発売日:2006-07





ヴェルナー ホルツヴァルト
偕成社
発売日:1993-11





こちらが読んであげる本は宮澤賢治やアラビアンナイトなど、難しい言葉が出てくるものも多くなりました。

「〇〇って、どういういみ?」と聞いてくる事も増えました。

そこで、そうたに国語辞典を買いました。



引き方はほぼ理解出来たよう様ですが、引いた先の言葉がまた分からなくて・・・

ネットサーフィンならぬ、辞書サーフィンです。

お風呂での会話から、

「それってどういういみ?」「じゃあ、出たら、辞書で調べてみれば?」となり、良いことなんですが、たいちやhaneちゃんは眠くて、眠くて・・・

そして布団の中で聞く、朗読も癖になり、

「つづきをよんで!」

毎朝走っているそうたと年少のたいちとでは、その体力は雲泥の差。

疲れきっているたいちに、初めて口内炎が出来ました。

でも、大人と違って治るのも早いもので、一晩で回復した様子です。

* * * * *

このタイトルにも物言いがつきました。

「おばあさんのひこうき」

なんで「おばあちゃんの・・・」じゃなくて、「おばあさんの・・・」なんだ!?と。

そうたとしては、「おばあちゃん『の』ひこうき」が良いそうで(^^;)

う~ん、「おばあさん」と「おばあちゃん」の違い???

「おばあちゃんの方が、近い感じがするよねぇ。身近な人を指すような、親しみがあるような・・・

学校でも、『〇〇さん』って呼ぶより『〇〇ちゃん』の方が、仲良しな感じじゃない?

おばあちゃんの事(祖父母)をおばあさんとは言わないもんねぇ。

だからさ、誰かのおばあちゃんとか言う意味じゃなくて、年を取った女の人の事を指してる感じじゃない?」

って、答えたのですが、調べてみると『おばあちゃん』も『おばあさん』も同じと書いてある。

う~ん、やっぱりこれが必要かしら?

中村 明
岩波書店
発売日:2010-11-26



日本語って、一つの事を指すのにもたくさんの言い方があって、ちょっとした違いでも大分ニュアンスが違ってきます。

本のタイトル一つ付けるにも、作者の苦労を感じますね。

* * * * *



読んであげるなら 6、7 歳~ 自分で読むなら小学3年生位~

(以下、あらすじです)

編み物名人のおばあさんは、一人で町外れの小さな家に暮らしています。

上手だと言う噂を耳にした町の人たちは、次々おばあさんに編み物を頼みに来ます。

忙しいおばあさんですが、冬が過ぎ春になると、すっかり暇になります。

それでも編み物が大好きなおばあさんは、手を休めません。

自分の古い肩掛けを解いて編み直します。

どんな難しい模様でも、居眠りしながらだって上手に編めてしまいます。

「さて、こんどは、どんなもようで あもうかしら。」と考えていると、大きな黒い蝶が窓から入ってきました。

おばあさんの掌に止まった蝶。

よく見ると、黒い羽には美しい細かい模様が浮き出ていました。

おばあさんはそれを虫眼鏡で長い事見つめていました。

そしてこの蝶の羽と同じ模様で編んでみる事にしたのです。

しかしそれはとても難しく、何度も何度も編んでは解き、編んでは解き・・・

一日掛かってたったの一センチ。

こんな事はおばあさんにとって久し振りの事。

ため息をつきながらも、おばあさんは嬉しくて仕方ありませんでした。

十日が経ちました。

五センチほど編みあがっていました。

手を止めて編み物を具合を調べていると、編み物がぴくんぴくんと動いたのです。

慌てて目を擦ったおばあさん。

疲れたんだなあと思いながらも、手を休める事はありませんでした。

また暫くせっせと編みました。

段々慣れてきて編み方も早くなりましたが、どういうわけか編みあがった所がふわふわ浮き上がり、手にくっ付いてきて編みにくくて仕方有りません。

夢中なおばあさんは下に押し付けて編み進めます。

しかし、三十センチも編みあがるといくら抑えても、ふわふわ浮きあがる始末。

おばあさんは、やっとこの不思議な出来事に、はっきり気が付いたのです。

「あれまあ、きもちが わるい。この あみものが うごいていたんだよ。」

びっくりして手を離すと、編み物は編み棒をつけたまま、空中に浮き上がってしまったのです。

編み物名人のおばあさんにも訳が分かりません。

しかし、おばあさんの胸はわくわくしてきました。

そして素敵な事を思いついたのでした。

* * * * *

佐藤さとるさんのお話には、村上勉さん。

切っても切れないコンビですね。

子供のころから慣れ親しんできた佐藤さとるワールド。

私を魅惑のファンタジー世界に導いてくれた、わくわくするお話の数々。

「おばあさんのひこうき」もその一つでした。

そうです。私も古いのですが(^^;)このお話も古い!

廻りめぐって、そうたに読むようになりました。

おばあさんが考えた飛行機の絵は、「おおきな木がほしい」でかおるが考えたツリーハウスの絵と同様、わくわくするものです。



難しい漢字は使われていませんが、ちょっと長いお話です。

根気があれば、小学低学年でも読めるのでしょうか(^^;)

うちは読んであげてますが・・・




最後まで読んでくださって、ありがとうございます。



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by yomuyomuehon | 2012-01-15 09:17 | 童話 中学年向け | Trackback | Comments(2)
ジャネット・アルバーグ,アラン・アルバーグ
文化出版局
発売日:1987-10



読んであげるなら 5、6歳~


(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)

いつか ある日の 自転車にのって

やってきたのは だれだろう

ゆかいな ゆかいな ゆうびんや

野こえ 山こえ かなたから・・・・


3びきのくまに 手紙1通もってきた。

「もりのなか まるたごや 3びきのくま ご一家さま」 ← これは封筒に書かれた宛名

注!(『く』と『ま』は逆さ文字になってます(^^))

以下、中身のお手紙の内容です。


「しんあいなるくまのおとさん おかさん あかちゃんさま 

このあいだ あんたんちの あかちゃん
ぐまのおかゆたべちゃった
こと、どうぞ ごめんください。
ママはわたしのことわるい子だって。
わたし、ママのつくるおかゆはぜんぜん
たべないの。パパはわたしがこわした
あかちゃんぐまのいす なおしてくれるって。

ゴールディロックから あいをこめて。

P.S.もしもあかちゃんぐまがきたかっ
たらだけど、わたしのパーティーおいで
ください。3色ジェリーとてじなもあります」


そこで くまさん一家は 手紙を読んだ(あかちゃんぐまは 読めないが)

ゆうびんやさんは お茶のんだ。

それから いったい どうなるか。

つぎを めくれば すぐわかる。


チリリン チリリン ゆうびんや

ゆうびんいろの 青いふく

おかしの家に やってきた

しゃこまで おかしの へんな家!


こんどの手紙は おそろしい 魔女あてだ。



 * * * * *


(以下、あらすじです)

愉快な郵便やさんが、手紙を届ける相手とは?

それは・・・

「おとぎかいどう 自転車にのって」というタイトルからも分かる通り、おとぎの国のあの方たち。

まず登場したのは「3びきのくま」の一家でした。


その次は、「ヘンゼルとグレーテル」に登場した魔女あて。

魔女に届けられたのは、「なんでもや小悪魔商会」からのチラシ。

ナウな(・・・ってもう聞かないですね)魔女のすてきグッズを扱うこのお店。

面白いものをたくさん売ってます(^^)


お次は、「ジャックと豆の木」に登場した大男あて。

中に入っていたのは、魔法のじゅうたんツアー社のポストカード。

大男の家から盗んでいった金のめんどりが、ポロポロ金の卵を産むので、トラベラーズチェックなんか不要だと言う、旅行中のジャックから!


さて、次は「シンデレラ」あて、笛吹き出版社から。

この素敵なシンデレラストーリーを本にして出版したいので宜しく!という内容。

見本の絵本が一冊、同封されています。


その後は、「赤ずきん」に登場するオオカミ。

なんと、赤ずきんちゃんに依頼された弁護士事務所から。


そして最後に郵便屋さんがやって来たのは・・・

う~ん、巧い作りです☆☆☆

* * * * *

この絵本は、ここの登場する数々のお話を知らないと楽しめません(^^;)

うちの子たちに、まだ読んでないお話もあって・・・

反応はいま一つ。

その他、隠されたメッセージや絵もあって、マザーグースなども知っていると、より一層楽しめるのではないかと思います。

魔法の絨毯、ナイチンゲール、

笛吹き出版社からはハーメルンの笛吹きを、

表紙には、長靴をはいた猫、ブタは3びきのこぶた?

お皿やスプーンは不思議の国のアリス?

私が知らないお話もたくさん隠れていそうです。

どなたか、ご存知でしたら教えてくださ~い!!!

* * * * *










グリム,Bernadette Watts
岩波書店
発売日:1976-12-08



夕べから、子ども達にこの本を朗読しています ↓






サラ コリン,ステファン コリン
ほるぷ出版
発売日:1989-11-20








ハンス・クリスチャン アンデルセン,角野 栄子
小学館
発売日:2004-08



最後まで読んでくださって、ありがとうございます。



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by yomuyomuehon | 2012-01-13 05:58 | おもしろ絵本 | Trackback | Comments(0)
1月5日、林光さんがお亡くなりになりました。

享年80歳。

幼稚園で子ども達が歌うたくさんの歌。

子ども達は難無く歌ってしまう、その難解なメロディー。

歌の会というお母さんサークルで、いざ歌おうとすると、全く歌えず。

でもその美しい旋律に、涙が出る事もしばしばです。


昨年、そうたの卒園前に園長先生から教わった、谷川俊太郎さん作詞、林光さん作曲の、

♪「今日が来た」

今日が来た。今日が来た。
とっても大事な今日が来た。

昨日は知らないことだって、
今日はきっとよくわかる。
風の子、竹の子、地球の子。
根をはれ、胸はれ、目をみはれ。

あすよ、来い。あすよ、来い。
誰も知らないあすよ、来い

今日は喧嘩をしてたって
あすはきっとなかなおり
風の子 竹の子 宇宙の子
すくすく まっすぐ のびてゆけ



どんなメロディーだったか・・・う~ん、思いだせません(^^;)

でも、卒園式にぴったり!って思ったのでした。


明日の歌の会から、お母さん有志によるペープサート劇「森は生きてる」の、歌の練習が始まります。

明日の歌は林さんへのレクイエムとなりそうです。

「森は生きてる」は、スラブ地方の昔話を、ロシアのマルシャークが戯曲にしたもので、日本では、1953年岩波少年文庫から出版されました。

サムイル マルシャーク
岩波書店
発売日:2000-11-17



1992年に林光さんがオペラを完成させ、以来こんにゃく座が公演を続けています。

幼稚園では年長さんがクリスマスの頃、電車に乗って(座らずに一時間)、観劇に出掛けています。

昨年、意地悪な継母役をやらせていただいた私。

今年は、歌のお母さんとして頑張りま~す(^^)

お亡くなりになった事を知って、過去三回よりも胸に迫るものがありそう。

* * * * *

こちらは楽譜付きです。そのまま劇に使えます。 

子どもに読むと、一時間近く掛かります(^^;)

内容は、以前紹介したこちらから → 




絵本ならこちら ↓

内容は少し異なります。

摘んでくるよう言われたものが、マツユキソウだったり「12の月たち」、スミレだったり
「12のつきのおくりもの」






謹んでご冥福をお祈りいたします。


最後まで読んでくださって、ありがとうございます。



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by yomuyomuehon | 2012-01-12 06:40 | 愛のある絵本 | Trackback | Comments(2)
漸く冬休みが終わりました。

・・・と言っても、嬉しい!と言うわけではなく、どちらかと言ったらああ、また忙しくなっちゃう!という嘆きの方が強いかも(^^;)

あっちで仲良く遊んでいたかと思うと、こっちで喧嘩。

うるさ~い!!!と何度思ったかしれない長き休みでしたが、それでもいつもよりゆっくり、ゆったり、まったり。

何だかホッとする日々でした。

さて、この休み中の、クリスマスの後に、子ども達に読んだ本は・・・

雪渡り、なめとこ山の熊、注文の多い料理店、セロ弾きのゴーシュ、ハリーのセーター、おばあさんのひこうき、ふわふわふとん、ラプンチェル、ねむりひめ、おぞましいりゅう、てのひらむかしばなしシリーズ、トラのじゅうたんになりたかったトラ、ほしになったりゅうのきば、龍の子太郎、竜のはなし、したきりすずめ、雪女、こぶとり、ルピナスさん、ときそば、まんじゅうこわい、中国のお正月、アンナの赤いオーバー、うきわねこ、もしもまほうがつかえたら、しあわせハンス、一年365日プレゼントをもらったベンジャミンのはなし・・・など等。

最近紹介したものは除きます。

寝る前に、子ども達が出して来た何冊かを読んでから寝室へ行くと、私の為に枕元に置いてあった「宮澤賢治の心を読む(Ⅰ)」を見つけ、「それもよんで!」とリクエストされたので、一日一作品か、二日に渡って読んだりもして、子ども達はすっかり寝るのが遅くなりました。

宮澤賢治の「雪渡り」は、以前、絵本のを読んであげたことがありましたが、今回は私の朗読を聞いているだけ。

「セロ弾きのゴーシュ」だけは二日に渡ってになったのですが、二日目に私がこの辺りだったかしら?と読み始めたところを違うと言い出したそうた。

「狸の子じゃなくて、その後のねずみの親子の話だよ」

「あっ、そうだった?はいはい。『次の晩もゴーシュは夜通しセロを弾いて明け方近く思わずつかれて楽器をもったままうとうと・・・』

「ちがう、そこはきのう読んだ!子ねずみがセロの孔に入ったところまで読んだよ」

「えーっ、よく覚えてるねえ!!!」

これには母さんビックリです。私は、眠くて惰性で読んでいて、狸もねずみも存在を忘れてたくらいです。

前の晩、「もう眠いから続きは明日にして~、おやすみなさ~い」って、寝ちゃったのに・・・

そんなギリギリの所まで記憶があるんだ~!

子どもって凄い!

・・・で、一番面白かったのは、『注文の多い料理店』だそうです。

「すっごくどきどきしちゃった、怖かった~っ」だそうで・・・

どの辺りから気付いたのでしょう?

料理を食べれるお店じゃなくて、料理されちゃうお店だって事に。

草山万兎と言うのは、サル学の世界的権威である河合雅雄さんのペンネーム。

「人間は昔、動植物と同じ地球上の、自然という一つの仲間でした。それが、頭脳が秀でていたために、知恵を駆使し、高度な科学技術文明を作り上げてしまいました。

もっと良い暮らしを!と欲望がそれに拍車をかけ、人間の暮らしは快適なものになりましたが、自然の他の家族の暮らしを汚したり、壊したり・・・

このまま人間の我欲を放置しておくと、やがて人間そのものが危うくなるのではないか、と河合さんは心を痛めました。

そこで、その昔、河合さんよりももっと自然の家族と暮らしていて、イキモノ語に通じていた宮澤賢治さんに話を聞こうと考えました。(河合さんはサル語がわかるそうです)

宮澤賢治さんは、人間が他の家族への思いやりを忘れ、傲慢に振舞っていた事を哀しんだ人でした。

しかし、宮澤賢治のコトバは今ひとつ分かりにくい。

一体何を言いたいのか!?

私たちには難解な賢治の話を、河合さんは分かりやすく解説してくれました。」

と、「」の中は、編者田中和雄さんの言葉から。

河合さんは仰います。

宮澤賢治の童話は、作り事ではなく、直に感じ、想像し、心にうつった自然や事物の有り様を、そのまま言葉にしたもの。

しかし賢治自身も、自然が語りかける事全てを分かるわけではないそうで・・・

ただ賢治にも分からない事が、子どもには分かると仰います。

子どもは大人と違い、何にもとらわれてない素直な心で対応し、新鮮な目で本質を見つめ、豊かな想像力で大人が知らない世界に入り込む事が出来る。

童話に形を変えた、賢治が見聞きした世界。

大人はあれこれと、何を言いたいのだろうかと小難しく考えてしまいます。

賢治の研究をされている個人・団体の、なんと多い事か!

朗読を聴けるようになったそうたの頭の中に、どんな風景が広がったのでしょう?

何度か読んだ後、何れ、見えたものを聞いてみたいものです。

大人向け



賢治の童話に登場する動物は、なんと158種もいるそうです。

動物と人間との関係に於いては、賢治と共通する点が多いと仰る河合さん。

この本では、賢治ワールドにおける動物の有り様について解説されています。

4作品何れも、賢治の童話の後に、それぞれを解説した文が載っています。

今まで見えなかった世界が、私にも少し見えた気がします。



宮澤賢治を読むなら



絵本では、パロル舎の、小林敏也の画本がオススメ。とても美しい☆☆☆大人向け絵本です。

特にこの『やまなし』は素敵


『雪わたり』や『オツベルと象』は、こちらの方が雰囲気に合っていて好き☆☆☆







最後まで読んでくださって、ありがとうございます。



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by yomuyomuehon | 2012-01-10 16:44 | Trackback | Comments(2)