絵本のおかあさん ehonkasan.exblog.jp

子どもたちが通った幼稚園で、絵本の読み語りボランティアのお母さんは、『絵本のお母さん』と呼ばれています


by yomuyomuehon
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<   2011年 03月 ( 11 )   > この月の画像一覧

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読んであげるなら 5、6 歳~


(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)

おやすみ ウィリー。

めをとじて、すぐにも おねむり。

はなのあたまに キスしてあげる。

いつものように。

そして あした きみ

ぐずったりしないで ぱっちりと

げんきよく おきてよ。

なぜだか、わかる?


あした、きみ がっこうへいくんだよ。



 * * * * *


(以下、あらすじです)

学校は素敵な所さ。


ウィリー?

寝ちゃった?

暗すぎる?

君は大きくなったんだから、明かりは消すよ。

暗いのなんか、怖くないよ。

でも、今夜だけ。ほら・・・

ぼくも、落ち着いた。

おやすみ、ウィリー。


ウィリー?

まだ 起きてるの?

喉が渇いてるんだね!ぼくも。

水をいっぱい持って来てあげる。

さあ、お飲み。

ああ、落ち着いた。君は?

おやすみ、ウィリー。


ウィリー?


* * * * *


今日で三月も終わり。

明日からそうたは小学生。

たいちは幼稚園生。

ベビーちゃんは、お誕生月なので、一歳になります。

そして私も誕生月なので・・・(これはあまり嬉しくない)


学校へ行くのは楽しみだけど、小学生になるのは嬉しいけれど・・・

ちょびっと不安。

そんな気持ちを、くまのぬいぐるみに込めた男の子の気持ち。

そうたには理解出来るみたい。

でもたいちは、まだ理解出来てないんだろうな。


ぬいぐるみが男の子で、男の子はお母さん。

園児だった今日までは、そうだったのかもしれません。

きっとこのお話にはお母さんが登場して、不安を解消してくれたはず。


勿論あるだろう、入学の不安。

そんな時に、静かに読んであげたいこのお話。


小学生になるという事は、そういう事・・・なんですね。


入学準備の雑巾2枚を、一生懸命縫っているそうた。

一生懸命!?

いやいや、意外と早く縫い終わるのでビックリさせられる母です。




最後まで読んでくださって、ありがとうございます。



 * * * * *


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by yomuyomuehon | 2011-03-31 08:06 | 春の本 | Trackback | Comments(0)

たんぽぽ



読んであげるなら 5、6 歳~


(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)

つめたい かぜに、

ほんの すこし はるの においがする。

かれくさの なかで、じっと はるを まっている くさ。

なにかな?

はっぱの まんなかに まんまるい きいろい つぼみ。

たんぽぽだ。たんぽぽの つぼみだ!




 * * * * *


(以下、あらすじです)

今年初めてのたんぽぽが、そおっと開いた。

地面にくっ付く様にして、恐る恐る、小さく小さく開いた。


段々暖かくなる。

春がいっぱいになる。

たんぽぽは安心して、せいを伸ばす。

周りに草がいっぱいあると、高く高く。

周りに草が無いと、地面いっぱいに葉っぱを広げて。

体中でお日さまに当たる。


朝はお日さまの光で目を覚まし、

夕方になると、一つ一つ、ゆっくりつぼんで、みんな寝てしまう。


皆、目を覚ましたのに、一つだけ目を覚まさないたんぽぽがある。

どうしたのかな?


何日か経った。

おや、あのたんぽぽが起き上がっている。

いつの間にか一番背高のっぽになっている。

あっ!


* * * * *


たんぽぽが夕方ゆっくりと蕾んで行く様、

いったん茎を横に倒した後、再び起き上がり、綿毛となって用心深く開いていく様・・・

見たことがありますか?

相当長い時間を、辛抱強くじっと眺めていなくてならないですよね。


こういう時だからこそ、そんなゆったりとした時間を、子ども達と共有したいなあとも思います。

まあ、子ども達は飽きてしまって、他の遊びに興じてしまいそうですが・・・


「あとがき」に、その様を見つめた甲斐さんの言葉が載っています。


「ぶじ開き終わったわたげの一本一本の旅立ちを見送り、静かにたおれてくたんぽぽの姿には、

母親の悲しみがあふれていました」
とも・・・


この春、卒園したそうたはたんぽぽ組でした。

植物のたんぽぽと違って、見送った母親は「悲しみ」ではなく「喜び」に溢れていましたが・・・

でも、「喜び」とも違う、表現が難しい複雑な気持ちだったかもしれません。


この絵本の、一面のたんぽぽが、綿毛となって風にのって飛んでいく様は見事です。

見開きで、かなり迫力があります。


同じ題名の「たんぽぽ」はかがくのとも絵本と言うだけあって、科学的。



甲斐さんのは、感動絵本という感じです。


この時期、子どもを次のステージに送り出したお母さんには、グッと来る絵本です。


「たんぽぽの 綿毛を吹いて 見せてやる いつかおまえも 飛んでゆくから」

「一生を 見とどけられぬ寂しさに 振り向きながらゆく 虹の橋」



またまた、俵万智さんの歌を思い出しました。




でも、センチな気持ちでいるのは3月末まで。

あと3日で4月。

そしたら気持ちを切り替えて、前向きに明るく進んでいこう!

子どもは前しか見てないもの。



最後まで読んでくださって、ありがとうございます。



 * * * * *


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by yomuyomuehon | 2011-03-29 08:23 | 春の本 | Trackback | Comments(2)

最近読んだ絵本

2011年3月21日 - 2011年3月27日の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:212ページ


ダットさんダットさん

ダットさんと、エスハチ君が走っていると、 「たすけて~ ダットさん エスハチくん」 「あーっ、ヨタハチちゃんがー!」 つきぼし団による車の誘拐事件が多発。 ヨタハチちゃんも、三つ目のトラックに連れ去られてしまいました。 夜、皆を助けにアジトにもぐりこんだダットさん達ですが・・・ 果たして、皆無事逃げ切る事が出来るかどうか! その時、目の前に月のトンネルが。 「そうだ!月のトンネルの呪文。 ルネントマッパオ!」 ふわり 「ういた。みんなもこの呪文を唱えて」


読了日:03月27日 著者:こもり まこと


ロビンソン一家のゆかいな一日ロビンソン一家のゆかいな一日

親友のロビンソンの家に遊びに行った楽しい一日を紹介するね。 ロビンソンの家には、おかしなおじさんやおばさんがたくさん居て、毎日変なものを、楽しいものを発明しているんだよ。 勿論この日も! それから、お手伝いさんの巨大タコに、ロボット。 本当に愉快な一日なんだ! 是非、君も遊びにおいで

読了日:03月27日 著者:ウィリアム ジョイス



みてよ ぴかぴかランドセル (ランドセルブックス)みてよ ぴかぴかランドセル (ランドセルブックス)

かこちゃんは、買ってもらった赤いランドセルを背負って、誰かに見せたいなあと、よもぎの原へお出掛け。 「もうすぐ もうすぐ一年生。みてよ、ぴかぴかランドセル」 すると、「みせて、みせて。ぼくもせおってみたいなあ」とやって来た、きつねの子、うさぎの子、ねずみの子。 でも、ねずみの子にはさすがに大き過ぎて・・・ 大きな声で泣き出したねずみの子。 その声に、ねずみのお母さんがやって来て、 「よかった、ちょうどこのこのランドセルを作ろうと思ったところ。」

読了日:03月27日 著者:あまんきみこ


いぬ おことわり!いぬ おことわり!

昔、ある所に動物園に行ってみたいなあと思う犬がいました。飼い主のおじさんが、動物園に行くれたけど、入り口に「いぬ おことわり!」と書いてあるではありませんか。 しょんぼり帰っていく二人に、門番が言いました。 「人間の子供に見えるだけでも良いんですけど」 そうだ、人間の子どもの格好をさせるんだ! おじさんは犬を床屋へ連れて行き、ワンピースを着せて、サングラスと香水を買いました。それから犬に後ろ足だけで歩く練習をさせました。 さて、うまく潜りこむ事が出来るでしょうか?

読了日:03月27日 著者:マーガレット・ワイズ ブラウン


けいこちゃん (絵本・いつでもいっしょ)けいこちゃん (絵本・いつでもいっしょ)

わたし、けいこちゃん。幼稚園でお友達になったのも、同じ名前のけいこちゃん。 日曜日、お母さんがドーナツをいっぱい作ってくれたから、けいこちゃんを呼んで一緒に食べよう! 電話をかけたら、あらあら? 繋がったのは雲の子けいこちゃん。 お次は熊の子けいこちゃん。 そしているかの子のけいこちゃん。 「今から 遊びにおいでよ。屋根は赤いいちご色。たんぽぽ林のすぐ側よ。」 ああ、今日はダメよ。どうしても人間のけいこちゃんに繋がらない。 その時電話が鳴り出して・・・

読了日:03月27日 著者:あまん きみこ


もりでいちばんつよいのは? (児童図書館・絵本の部屋)もりでいちばんつよいのは? (児童図書館・絵本の部屋)

暗い森の奥深く、ネズミが歩いていると、キツネ・フクロウ・ヘビが次々やって来て、ネズミを食べてやろうとようと家に誘う。 ネズミは「グラファロとお昼を食べる約束なんだ」 グラファロは恐ろしい動物。キツネ・フクロウ・ヘビが大好物と言って、上手く逃げ切った。 グラファロとは架空の動物のはず・・・だったのに、目の前に現れたのは、えっ、ネズミが想像したグラファロ!? さて、このピンチをどうやって切り抜ける?

読了日:03月27日 著者:ジュリア ドナルドソン


ヌードル (岩波の子どもの本)ヌードル (岩波の子どもの本)

地面に埋まった骨を掘り出すために、土を掘り続けるヌードル。ああ、こんなに胴が長くて、こんなに足が短くなけりゃ、もっと楽に掘り出せるのに・・・ 鼻の先が骨に触った時、後ろの方でブンブンパタパタ音がして、現れたのは犬の妖精。 なんとヌードルが掘り出したのは願いの叶う骨だった。 ヌードルの願い・・・それは、穴を掘るのに適した体の形に変わる事。 動物園の皆に、どんな形が良いか聞いてみるけれど、皆決まって「おれのおおきさ、おれのかたちがいちばんさ」と答える。 お昼過ぎ、約束通り再び現れた妖精にヌードルは

読了日:03月27日 著者:マンロー・リーフ


このおとだれだ? (とことこえほん)このおとだれだ? (とことこえほん)

ブンブン ブルルン・・・ 山道のカーブを登りブルン君が次々にやってくる友達の音を聞いてるよ。 ブンブン ブルルゥー この音だれだ? いろんな車の、いろんな音。 車好きの男の子にはたまらない絵本。

読了日:03月27日 著者:こもり まこと


ひみつだから!ひみつだから!

ある晩、ネコのマルコムはおめかしをしてお出掛け。マリー・エイレンは一緒に行きたくて、行きたくて・・・ 「どこにいくの?」 「パーティーだよ」 「わたしもつれてって、おねがい!」 パーティーらしい格好しないと連れて行けないよ! それから、小さくならなくちゃダメ! さて、どこへ連れて行ってくれるのかしら? でも、これは全部 「ひみつだから!」ね

読了日:03月27日 著者:ジョン・バーニンガム




読書メーター



最後まで読んでくださって、ありがとうございます。



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by yomuyomuehon | 2011-03-28 07:45 | おもしろ絵本 | Trackback | Comments(0)


読んであげるなら 3、4 歳~


(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)


ぼくが いまより ずっと あかちゃんに ちかく、

おじいちゃんが いまより ずっと げんきだった ころ、

ぼくと おじいちゃんは、

まいちにのように、おさんぽを たのしんでいました。




 * * * * *


(以下、あらすじです)


それは家の近くをのんびり歩くだけのものでしたが、

僕の世界はどんどんひろがり、新しい発見や楽しい出会いがありました。


でも楽しい事が増えるだけ、困ったことや怖いことにも出会うようになり、

なんだか、このまま大きくなれそうにないと、思える時もありました。

だけどその度に、おじいちゃんは僕の手を握り、

「だいじょうぶ だいじょうぶ。」

とおまじないのようにつぶやくのでした。

それは、この世の中、そんなに悪いことばかりじゃないって事でした。



* * * * *


今の時期、気休めにしかならないように聞こえたりもするでしょうか?


大人は冷静に事態を把握して、噂やデマに惑わされないように、

そして、子どもを少しでも安心させてあげたいですよね。


お休みの日ならば、毎日朝から公園へ・・・

というライフスタイルだった私と子どもたちも、

家の中で過ごす事が多くなっていました。


風向きとニュースに翻弄された2週間。

余震は大分減り、あれから衝撃的だった映像を目にしていない子供たちは、

大分落ち着いてきました。


夕方からの停電に、怖がる事もなく、

携帯電話のライトをつけて、読み語りのひとときも、静かに楽しく過ごせるようになりました。


「絵本のちから」・・・

というより、「読み語りのちから」だと思うのですが、

「読んであげること」

こういう状況の中で、それはとても大切な事なんだと思います。


被災地で絵本を読んであげることが出来たら・・・

そう思うのですが、

きっと大人たちは、それどころではないでしょうね。

そういうボランティアも、必要なんだろうなあ・・・

そう感じながら、行ける状況にないのが歯痒い思いです。



そんな絵本のちからもあって、たいちは大分落ち着きを取り戻し、

土曜日、映画館に出掛けました。

大きな音の嫌いなそうたにとって、映画館なんて、全く行きたくない場所。

少し度胸を付けようよ!と、

どうにか説得して、観て来たのがドラえもん。


確かに・・・

そうたの言うとおり、映画館の音って、うるさ過ぎる!

子どもにあんなに大きな音が必要なのかな?

刺激的過ぎます。


それも、ドラえもんってもっとほんわかしているのかと思ってたのに、

最近のは、全く違うんですね。

宇宙から攻めてきた鉄兵軍団と戦う!?

こういう内容じゃないと、今の時代の子どもたちは面白がないのかしら?

まあ、大人にとってはこの時期と重なる所があって、泣けてきましたが・・・

でも・・・そうたも泣いておりました。

感動しちゃったそうです。


「映像」の、子どもに与える影響を考えさせられたこの2週間。

果たしてドラえもんの映画は、子どもにとって良かったのかどうか!?

せめて、ドラえもんだけでも、私が子供の頃に見たようなイメージを保って欲しいと思います。




最後まで読んでくださって、ありがとうございます。



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by yomuyomuehon | 2011-03-28 07:15 | 愛のある絵本 | Trackback | Comments(0)

たいせつなこと

マーガレット・ワイズ ブラウン
フレーベル館
発売日:2001-09



読んであげるなら 6、7 歳~


東日本大震災に於いて、亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。

そして今尚、不自由な生活を余儀なくされていらっしゃる方に対し、

心よりお見舞い申し上げます。




この一週間は、とても長いものでした。

何故なら、今日はそうたの卒園式だったからです。


震災の後、月曜日からそうたは休園させました。


まだ、大きな余震の起こる確率が高かった事。

あの震災の日、連絡手段が途絶え、子どもの安否を確認できなかった事。

園に迎えに行くにも、渋滞や踏み切りの封鎖で相当な時間がかかった事。

色々な事を考えると、子どもと離れるのは怖かったからです。


翌日から自主登園になり、さらに休園になり・・・

幼稚園生活も残り一週間という所で、思いがけない事になりました。

毎日届く、「明日も休園します」の一斉メール。


卒園式だけはどうしても!という願いが届いたのでしょうか、

とても暖かな、何事も無かったかのような穏やかな日和。

涙・涙の卒園式で、子ども達の門出を祝う事が出来ました。


卒園式と言っても、卒園証書を貰うだけではなく、

子ども達がこの3年間に培ってきた事を披露する場でもあります。

リズム体操・まり・縄跳び・スーホの白い馬斉唱(1~9番)・跳び箱・懸垂逆上がり等々


この一週間、それらを全く出来ずにいた子ども達が殆どで、

ましてや度々起こる余震と、大人たちの不安を感じ、心穏やかではないはずの子供達。

総勢150名程が見守るホールで演技するのは、かなり緊張した事でしょう。

でも、出来なくても助けてはもらえない、自分で克服する事を身に付けてきた子供達は、

とても逞しく見えました。


その後、各教室に別れ、それぞれのお別れの会。

そこで先生が最後に読んでくれたのが、「たいせつなこと

中身は以前紹介させていただいておりますので、そちらを読んでください。


本当は、1部リズム・歌等々、2部 卒園証書授与式、

会食を挟んで、お別れ会(いわゆる謝恩会)だったのですが、

こういう状況なので、1部と2部のみになりました。


帰宅後、会食するはずだったお弁当を食べ、

そうたは、卒園文集をゲラゲラ笑いながら捲っていました。

夕方、静かだなあと思ったら・・・

文集の中の、クラスの子達の顔写真のページを、泣きながら見つめていました。

それに気が付いて、抱きしめてあげると、ワーワー泣き出し・・・

2時間以上泣き続けたそうたです。

そして、文集を枕元に置いて、

疲れたのでしょうか?

布団に入ると、あっと言う間に寝てしまいました。


クラス替えの無い3年間。

年中から延長保育も始め、毎日5時半まで友達と遊びまくり、

夏休みも幼稚園。

そしてお泊りっこ。

この時期に、こんなにも友達と密に付き合うことって、この園に入れなかったら、無かったでしょう。

6歳の子が、卒園文集をじっと見つめて泣くなんて・・・

なんて素敵な3年間を過ごしてきたのでしょうか。


式の最中、ずっと考えていました。

大人は、この子ども達が健やかに成長していける未来を作らなければいけないという事を。

この度の原発の事と、卒園の時期が重なり、子供達の未来を案じ、私に出来る事は何か?

その思いは増すばかり。

実際は節電、出来てもわずかばかりの義援金。


絵本を通じて、ブログを通じて出来る事はないか・・・考えています。


今、一つだけお願いしたいのは、

子供達に、過度な不安を与えないよう、TVニュースを流しっぱなしにしない事です。

子どもには必要のない情報です。

確かに大人にとってはずっと見ていたい情報ですが、流しっぱなしにする必要は無いと考えます。


地震直後、何があったのかとTVを着けると、津波で流される車や家。

それを見せてしまったたいちは、地震が起こるたび、水が来る!と言って、

少しパニックになります。

全くそんな心配のない所に住んでいるのですが・・・

前からかなりやんちゃではありましたが、あの後から、かなり乱暴になり、

精神的にかなり不安定です。

地震の翌日以降見せていないのですが、かなりショックだったのでしょう。


昨日は帰農志塾の野菜の配達日。

ガソリンの事もあり、届けてくれるのか心配でしたが、

こんな時こそ、何が何でも届けます!という言葉に、元気な野菜の栄養だけでなく、

パワーをもらいました。

cimaiのパンやさんも予定通り開店していて、

こういう時だからこそ、経済を回さなきゃ!と勇気付けられる言葉。


ネットの無責任な情報より、こういう信じられる人たちに、活力を貰います。


夜の停電は、たいちにとって、今かなり怖いものです。

節電、節灯油と思って着けない様にしているストーブ。

昨日一昨日はほんと寒かった。

でも、被災地の方々の苦労に比べれば、なんて事ないですよね!

子どもの不安を少しでも解消させるべく、できる限りスキンシップを心がけようと思います。


「たいせつなこと」、「信じられるもの」

こんな時こそ、冷静な目を持ちたいものです。


最後に、クラスで子ども達に向けて歌った歌を! 

 ♪「ビリーブ

1.たとえば君が 傷ついて

  くじけそうに なった時は

  かならずぼくが そばにいて

  ささえてあげるよ その肩を

  世界中の 希望のせて

  この地球は まわってる

  いま未来の 扉を開けるとき

  悲しみや 苦しみが

  いつの日か 喜びに変わるだろう

  アイ ビリーブ イン フューチャー

  信じてる


2.もしも誰かが 君のそばで

  泣き出しそうに なった時は

  だまって腕を とりながら

  いっしょに歩いて くれるよね

  世界中の やさしさで

  この地球を つつみたい

  いま素直な 気持ちになれるなら

  憧れや 愛しさが

  大空に はじけて耀(ひか)るだろう

  アイ ビリーブ イン フューチャー

  信じてる

  いま未来の 扉を開けるとき

  アイ ビリーブ イン フューチャー

  信じてる



原発の現場で、身の危険にさらされながら、懸命に活動されている方に敬意を表し、

一日も早く、平和な日々が訪れる事を願うばかりです。



最後まで読んでくださって、ありがとうございます。



 * * * * *


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by yomuyomuehon | 2011-03-19 23:45 | 愛のある絵本 | Trackback | Comments(2)

暫くお休みします

電車が復旧し、夕べ、主人が帰って来ました。

基本的には、自宅で仕事をしているのですが、昨日は会社へ。

・・・と言っても、主人の実家にある会社なんですが。


私は下の子二人を連れて、実家に行っていたところで地震発生。

震度5強の揺れ、とっても怖かったです。

たいちはパニック。


そうたをお迎えに行こうと、実家を出たものの、渋滞と開かずの踏切で、

通常、実家から30分で着く所が、一時間半を要しました。

電話もメールも使えず、不便で怖い。

でも、子どもを守らなくちゃ!

こんな時、一人で居るのって、本当に不安ですね。

その夜は、度々起こる地震で寝付けず・・・


でも、甚大な被害を被られた東北地方の方々の痛みは、そんなものでありませんね。

TVで被害の状況を見て、絶句。

私達は自然の力に、なんと無力なのでしょう。


小さな子どもがいるのに、こんな時何も持ち出せる物を用意していなかった事を反省。

いざと言うときの為に、供えておくべきですね。


私が出来る事・・・

まず、子供達を守る事。

それから、無駄な電力を使わないようにしよう!


なので、この状況が落ち着くまで、当分の間お休みします。


色々な情報が飛び交っていますが、くれぐれも、ネットの一方的な情報に惑わされないように!

TVの画像も、不安をあおる情報ばかりですし・・・

一番大事なのは、一人で居ない事かと思います。

隣近所に声掛け合って、皆で助け合いましょう。
by yomuyomuehon | 2011-03-13 11:58 | Trackback | Comments(0)

えすがたあねさま



読んであげるなら 5、6 歳~


(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)


とんと、むかしであったそうな。

ある ところに なんとも びんぼうな

あにさんが おって、ちょっとばかりの 

山の はたけに あわを つくり、

ようやっと くらしを たてておった。

ぜには なし、おやきょうだいも なし、

そんな ものの ところへは、いい

よめこなど きては くれん。

でも、あにさんは まい日 くわを かついで でかけると、

ひとつぶあ 千つぶ

ふたつぶあ 万つぶ

と となえて たねを まいたり、

ぼっくりこん ぼっくらせと

たがやすしつづけたり しておった。




 * * * * *


(以下、あらすじです)


春が来て、こぶしの花が咲き出した頃、

まるでその白い花から抜け出したような姉さまが、

ある日、畑の畦を通りかかった。

あにさんびっくらこいて鍬を落とした。

「あの、おら、たびのもんだけど、

しごと てつだうで、こんや ひとばん とめてたもうれ。」


断ったあにさんだけど、

「なに なくたって いいす。とめてたもうれ。」

と言うなり、鍬を拾い上げ、耕し始めたあねさん。

あにさんは、その日一日中、ぽうっとなって、見とれておった。


あくる日あねさんは、嫁にしてくれと言い出した。


嫁子になったあねさんは、機織りを始めた。

あにさんは畑へ行っても仕事にならず、あねさん見たさにすぐ帰ってくる。

終いには、朝から晩まで機織り部屋の隅っこに座り、

「おあらの よめこ、いい おなごだなす。

あねこや あねこ、ちっと こっちさ かお むけてけろ。」


と見とれてばかり。


あねさまは考えて、自分の似顔絵を紙に書きあげた。

「おまえさまし、これみてれば、おらが いるのと おなじだす。

これを もって はたけさ でて かせいでくなせや。」


あにさんは早速、その似顔絵を持って畑へ出かけ、竹の先に紙を挟んで稼ぎ出した。

あにさんはあねさまに笑ってもらいたくて、本気で稼いだから、仕事も進んだわけだ。


ところがある日、あにさんが草むしりをしておると、

ぼふぁーっと大風が吹きつけて、

あねさまの絵は、ひらあんと空高く、舞っておる。

あにさんは、ほんとのあねさまに逃げられた気がして追いかけたが、

あねさまの似顔絵は、二つ三つ山を越え、

とうとう町まで飛んでいき・・・


* * * * *


これもまた、田畑を持てない貧乏百姓の願望話。

やって来たのは、キツネでも鶴でも無い、本物のおなご、それもべっぴんさん。

このおなごは、美しいだけでなく、優しい。

そして機転も利く。


お話の続きに、ちょっとした事件が起きるのですが、

あにさんにとっては、ちょっとではない、それはそれは一大事!

でも結果的には、また更に幸運をもたらしてくれたあねさま。

夢物語以外の何物でもないわ~

な~んて、思ってしまうのですが・・・


いやいや、ちょっと待て!

よく稼ぐようになったあにさん。

美しいあねさま。

・・・・

う~ん、いるいる、世の中には・・・

そうか、やはり女は顔かーっ!


でも、若い時にどんなに綺麗でも、年を重ねてからも美しいとは限らない。

母が言ってたっけ。

同窓会で久しぶりに会うと、若い時はそうでもなかった女性が見違えるほどになっていたり、

その逆もあったりする・・・って。


年の重ね方次第!?

それは・・・お金の掛け方次第って事!?(^^;)


美しいから、稼いでくれるのか?

稼いでくれるから、美しくなれるのか?


う~ん、実に難しい問題だわ



そんな事はさて置き、読んでいてとっても心地よいお話です。

大人は色々考えさせられてしまうお話?ですが、

子どもに語る民話として、とってもオススメよ♪




最後まで読んでくださって、ありがとうございます。



 * * * * *


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by yomuyomuehon | 2011-03-11 07:09 | 昔ばなし | Trackback | Comments(1)

花をかう日

あまん きみこ
ポプラ社
発売日:1999-06



読んであげるなら 6、7 歳~


(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)

外へでて、うらぐちのドアを、そっとしめたの。

ユミねえちゃんのへやからは、しずかな音楽がきこえている。

盲導犬のシェピイといっしょに、ラジオのコンサートを きいているのかな。




 * * * * *


(以下、あらすじです)


お母さんは、眠っているみたい。

四日前に、階段を踏み外したのよ。

足先まで大きいギブスを巻いている。

「つかれたが、いっぺんに、でたんだよ。いまは、ねむることだ」

しょんぼりしているお母さんに、お父さんは言った。

お母さんは、随分痩せた。

疲れすぎていたから、踏み外したのね・・・

お花屋さんに急ぎながら、そんな事を思ったの。


今日はユミねえちゃんの誕生日。

何も見えないユミねえちゃんに、花の匂いをプレゼントしたいの。


ユミねえちゃんの目が痛んだのは、一昨年の春。

雨がひどく降る真夜中だった。

お父さんとお母さんが青くなって、お姉ちゃんを病院に連れて行った。

そのまま入院してしまったお姉ちゃんが帰って来たのは、もう寒い冬になってから。


あの日、学校から帰った私が裏木戸から入ると、縁側にお姉ちゃんが座っていた。

蝋みたいに白い顔、肩に掛かった黒い髪・・・

息をしていない人形のようだった。

その顔が、こちらを向いて、

「そこにいるの、おかあさん?」

細い、消えそうな声。

私、少し震えて、後ずさりしようとして、お母さんに背中を押されたの。

お姉ちゃんの白い顔がすぐ目の前に来た時、胸の辺で堪えていた何かが弾けて、

泣き出してしまったの。

大きな声で泣き続けた。

私、そんなひどい事をしたって、おばあさんになるまで覚えているからね。


それからよ、お姉ちゃんは夜になると、夜が怖いと泣いた。

朝になると、朝が怖いと泣いた。

風の音も、雨の音も、足音も、話声も、笑い声も・・・

全てに怖がって泣いた。

家の中はひっそり。


年が明けて、春になったある日、

お父さんが盲導犬の話をした。

申し込んでも、

「うちにくるのは、だいぶ、さきのことだろうな」


それから一年後、春と一緒に、シェパードのシェピーが家に来たの。

うれしかったなあ。

お姉ちゃんに、シェピイの色を何回も説明したわ。


目を開けた。

ここは花屋さんの店先。

シェピイが来て三週間。

うちの周りを少しずつ歩くようになった、ユミ姉ちゃんの誕生日。

甘い、ふんわりした、優しい匂い。

桃色の小さな花。

私、この花に決めたの。

お店のおばさんは、アラセイトウと言う名を教えてくれた。

花束を持って柳の並木の下をスキップ、スキップ。


でも、少しして、どきっと、立ち止まった。

道路を横切ろうとしている、お姉ちゃんとシェピイの姿が見えたの。

ここは駅に近いので、車がよく通るのよ。

むちゃよ。

やめてと、走り出そうとした時・・・


* * * * *


このお話を読んだのは、「あまんきみこセレクション 春」が先でした。



短いお話なのですが、ぎゅっと胸を締め付けられたのでした。

子どもに読もうと思って絵本を探した所、

味戸ケイコさんの絵による、この絵本がありました。

このお話には、味戸さん以外考えられないかも・・・


障害者を描くお話なのですが、それだけでないものを感じます。

家族の苦悩や愛、母の想い、姉に対する妹の想い、障害を乗り越えようとしている姉の想い・・・

短いお話の中に、それらがぎゅっと詰まっています。


園児に読むには、少し早かったかなあって気もしましたが・・・

地味な絵本なので、手にされる機会が少ないかもしれません。

でも、是非読んでいただきたいお話です。


小松崎先生が仰っていた、「相手の気持ちを知るために読む」って部類に入る絵本ですね。


* * * * *


今更ではありますが、

3月3日は、ベビーちゃんの初節供でした。

私が○十年前に着た着物を着て、写真を撮りました。

e0160269_754637.jpg


パパ似!そうた似!と言われ続けたベビーちゃん。

段々私に似てきたか!?

動きにくい着物は相当イヤだったようで、引きちぎらんばかりに嫌がるベビーちゃんでした。

お祝いは、散らし寿司に潮汁。

e0160269_76134.jpg


なんともシンプル!(シンプルとは聞こえが良いが・・・手抜き?)



この先も、大病せず、健康に育って欲しいもの。

来月は早くも1歳の誕生日です。

たいちプロレス技をかけられても、泣くことなく、果敢に立ち向かい、やり返すベビーちゃん。

さすが寅年(^^;)

伝い歩きも出来るようになりました。

私の足裏に乗せての飛行機も大好き!

そこからぐるっと空中で一回転。

きゃっきゃっ、きゃっきゃっと大喜びです。





最後まで読んでくださって、ありがとうございます。



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by yomuyomuehon | 2011-03-08 07:11 | 愛のある絵本 | Trackback | Comments(0)
福本友美子さんが訳す本には、くくっと笑えるような、面白いものが多いのです。

何故なら、ご本人が何だか面白い!ってものが好きだから(^^)

数ある翻訳された絵本の中から、昨日紹介された内の幾つかをオススメします。



これは、最近子供達に読みました。

小学生以上の方が楽しめそうです。タイトルも韻を踏んでいて、なかなか面白い!

キャスリーン・T. ペリー
光村教育図書
発売日:2010-08





昨日、福本さんが読んでくださいました。

読み方も面白かったので、益々魅了されたジョン・バーニンガムの絵本。

ジョン・バーニンガム
岩崎書店
発売日:2010-02-13




以前紹介したシモンのおとしもの

バーバラ マクリントック
あすなろ書房
発売日:2007-03


福本さんは実際にパリの街をこの本片手に廻ったそうですが、

子どもが学校帰りに歩き回れる程、短距離ではないそうです。

私はパリに行った事が無いもので・・・その辺りには疎い(^^;)

その続編もでました。

こちらはもっと壮大!

何しろアメリカ中の旅ですから(^^;)

バーバラ マクリントック
あすなろ書房
発売日:2010-11




元司書として、この本に廻りあえたのは幸せと仰る、「としょかんライオン」

ミシェル・ヌードセン
岩崎書店
発売日:2007-04-20



こちらはコロンビアの移動図書館のお話で、本当にあったお話。





小学生中学年以上に是非!

面白いお話の最たるもの!と仰るこのお話。

福本さんが子供の頃大好きだったお話を、現代版に訳されました。

アンドリュー・ラング
岩波書店
発売日:2010-04-17





古くて、まだ日本語訳されてないものを発見するのも好き!と仰る福本さん。

マーガレット・W・ブラウンとH・A・レイの、犬に変装させて動物園に連れて行くという、愉快なお話。

マーガレット・ワイズ ブラウン
偕成社
発売日:1997-01




知識の本なんだけど、絵本としても楽しい。

こんな絵本、もっといっぱいあったら良いのに~!と仰るポップコーンの作り方。

トミー デ・パオラ
光村教育図書
発売日:2004-11




上の作者トミー・デ・パオラと、アーノルド・ローベルとアニータ・ローベルは、同じ学校で絵を学んでいたそうです。

トミーとアーノルドの作風は、全く違いますが・・・良きライバル!?

そして中に入ったアニタとは、三角関係にあったか否か!?

アーノルドとアニタは後に結婚しました。

↓は、幼年童話。

アーノルド・ローベルの描くふくろうは、実に人間的(^^)

アーノルド・ローベル 絵,ナサニエル・ベンチリー 文
文化出版局
発売日:2010-10-22





おさるのジョージの絵本も翻訳されている福本さんは、H・A・レイ夫妻の伝記も翻訳されています。




・・・と、実にたくさんの興味深い本を紹介していただきました。

紹介しきれないので、また読んでから報告しますね。





最後まで読んでくださって、ありがとうございます。



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by yomuyomuehon | 2011-03-05 13:09 | おもしろ絵本 | Trackback | Comments(6)

どろんこのおともだち

バーバラ・マクリントック
ほるぷ出版
発売日:2010-10-29



読んであげるなら 5、6 歳~


(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)

よくはれた、きもちのいいあさです。

シャーロットとブルーノが どろんこのケーキをつくっていると、

おかあさんがよびにきました。

シャーロットに、こづつみがとどいたのです。

なかから おにんぎょうが でてきました。

きゅっとむすんだ あかいくちびる。

きれいなきぬのリボンや、レースがたくさんついた リネンのドレス。

ちいさな手のまわりにも、フリフリのきれが ついています。

はこのなかには、てがみもはいっていました。

「シャーロットへ。あなたにぴったりの おにんぎょうをおくります。

きょう、ゆうはんにおじゃまします、と おかあさんにつたえてください。

エズメおばさんより」




 * * * * *


(以下、あらすじです)


シャーロットはお人形を持っていませんでしたし、欲しいとも思いませんでした。

シャーロットの部屋には、トンボの標本や箱に入れて飼っている虫や、森で見つけた鳥の巣があります。

お人形の似合わない部屋なのです。

泥んこ遊びや木登りが好きなシャーロット。

「わたしたちのやりかたに、なれてちょーだいね」

お人形に言いました。


ダリアと名づけられたお人形は、シャーロットと遊ぶ内、日に焼け、真っ白だった頬が赤くなってきました。

お人形は魚釣りが上手でした。

男の子達に混じって、丘の上から滑り降りるワゴン競争もして、見事一等賞。

ああ、今日はなんていい日でしょう!

時間はまだたっぷりあります。

大好きな木にも登れます。

これまでに無いほど、高い所まで登っていきました。

でもダリアは、グラッとしたかと思うと、木から落ちてしまいました!

どんどん落ちて・・・地面にドスン!

「ダリア!!」


* * * * *


ダリアは大丈夫かしら?

エズメおば様は、一体何て仰るかしら?

心配な方は、是非続きを読んでくださいな(^^)


以前紹介したないしょのおともだちは、作者は一緒ですが、その続編ではありません。

DAHLIA(ダリア)が原題なのですが、日本語のタイトルは、訳者の福本友美子さんが付けたもの。


「ないしょのおともだち」もそうでしたが、描写が細かくて、絵を見ているだけでも楽しい絵本。

特に、シャーロットの部屋の宝物の数々には驚きです。

とっても魅力的なお部屋なんですよ。

壁に掛かったとんぼや蝶の標本、鳥の巣、貝殻、そして虫、虫、虫・・・


籠いっぱいに入ったクレヨン。

きのこのデッサン。

これはきっと、作者のバーバラ・マクリントックさんの幼少期なのではないかしら?


家の周辺も素敵で、緑いっぱい、見晴らしの良い丘、木登りに適した立派な木・・・


* * * * *


昨日3月4日、訳者福本友美子さんの講演を聞きに行ってきました。


「ないしょのおともだち」では、あまりに素敵なお家が出てきて、その絵に魅了されたのですが、

主人公マリーが生まれ育った家、それは作者バーバラ・マクリントックさんのお家そのまま。

NY郊外に建つお家の写真を見せていただいて、おおーっ!


福本さんは元図書館の司書をされていた方で、子供向けの絵本ガイドも出版されています。

このガイド本が、なかなか面白そう♪

キラキラ読書クラブ
日本図書センター
発売日:2006-02



お話していただいたのは、ご自身が訳された絵本の紹介と、その作者の事。

それから、アフリカ子どもの本プロジェクトの事。


幸い、保育付きの講座だったので、たいちを見て頂き、ベビーちゃんを負んぶしての参加。

保育時間に限りがあって、最後まで聞けなかったのは残念だったのですが、

たくさんの興味深い絵本等々を紹介していただき、

読みたいものがまたまた増えました。


* * * * *


「子どもに伝える読書の楽しみ」という題の講演。


子どもは、好きな本ならば、家にあっても借りてきたり、同じ物を2冊取ったり・・・

それは、司書をしていた時に見た光景。

大人には無い、本と心のつながりを持っているように感じたそうです。

でも、大人はそれをどうして?と云わず、それもあり!

そんなに好きなのね♪と受け止めましょう、との事。


今の時代、バーチャルなものに囲まれて、本が無くても良いかなって環境にも置かれている子ども達。

でも、本の面白さが分かれば、必要な時に本を手にする子どもになるはず。

大人が側にいて、上手く手渡してやる手助けが必要な時代です、
との事でした。



先日、園で図書貸し出しのボランティアをしていた時、

そうたが家にある、「エルマーと16匹のりゅう」を、これにしようかなあって私に見せたので、

家にあるじゃない!?と言ってしまい、

ああ、余計な事言っちゃった(^^;)と反省したばかり。

今、先生に読んでもらって、お話を水彩で描いているそうたたちにとっては、nowな本なのです。


「読む」「読んでもらう」だけでない、特別な繋がりが、子どもと本の間にはあるようですね。






最後まで読んでくださって、ありがとうございます。



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by yomuyomuehon | 2011-03-05 13:07 | 愛のある絵本 | Trackback | Comments(0)