絵本のおかあさん ehonkasan.exblog.jp

子どもたちが通った幼稚園で、絵本の読み語りボランティアのお母さんは、『絵本のお母さん』と呼ばれています


by yomuyomuehon
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ふとんやまとんねる




読んであげるなら 4、5歳~


(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)


けんちゃんはね、ふとんに もぐるのが だいすきなんだ。

もぐって、もぐって、もぐって、ほうら トンネルが できた。




 * * * * *


(以下、あらすじです)


ふとんやまの入り口から覗くと、隣の部屋でタバコを吸うお父さんが見えた。

「こら、ケンジ、もう ねなさい。」

父さんに、襖を閉められちゃった。

つまんないなあ・・・


ようし、反対の方にトンネル掘っちゃえ~

もぐって、もぐって、もぐって


着いた所は、ふとんやまの麓。


友達のユミちゃんもいる。

たくさんの友達と一緒に、ふとんやまで大暴れ。


たくさん遊んで、さあ、帰ろう!

またまたトンネルをもぐって、もぐって、もぐって・・・・


着いた所は・・・・!?



 * * * * *


家に帰ろうと、潜って潜って、着いたところって、どこだか想像付きますか?

夢でした、ちゃんちゃん!って終わり方じゃないんですよ~

でも、現実だったのか夢だったのか・・・

まあその辺は、お子さんと楽しんでみてくださいね。


時代を感じさせる、ケンジの家の中の様子。

最近の子供達には、新鮮に写るのかしら?


最近では、布団で寝てる家も少ないのでは?

ちなみに我が家は、座敷に布団です。

人数増えても融通が利きますよ~

夏休みに姪達が泊まりに来た時は、自分の場所を確保するのが大変なんですが・・・

子供たちが遊びまわれるのも、座敷に布団の良い所!

折角敷いたのに~って、ぶち切れる事も少なくないですけどね(ふふっ)

この絵本を読んであげた後は、親には少しの覚悟と忍耐が必要になって来るかもしれません。


ところで今時、ケンジのお父さんのように、家の中でタバコを吸える家って、どれ位あるんでしょう?


 * * * * *


プルルルル~、プルルルル~

「はい、もしもし」

「・・・・・」

「もしもし~」

「・・・ばらぐみの、Aです。・・・そうたは?」

「あら、A?おはよう!ちょっとまってね~」



昨朝、初めてそうたのお友達から電話が来ました。

うちの側の公園に、お父さんと遊びに行くので、一緒に遊ぼう!というお誘いの電話。


その公園には、高さ5m程の築山があって、ソリ滑りが楽しいところ。

それ以外、な~んにも無いので、その名も原始公園。


Aは、その山の頂上から補助なし自転車で降りてきて、転んでもニコニコ笑ってる大物です。

幼稚園でもリーダー的存在で、そうたがまだバブちゃんだった年少時には、全く遊べなかったのですが、最近はよく遊んでいるようで、朝も同じバスで肩を組んだり、チューしたり・・・

お父さん達と子供達という、珍しい組み合わせだったのですが、何だか主人も波長があったようで・・・


そうたの通う幼稚園では、親が参加する行事も多く、顔見知りではあっても、おしゃべり好きなお母さん達の影で、お父さん同士が会話する事は少なく、2年目の終わりになって、初めて話した様子。


家に戻って来た主人は、Aのお父さんとの会話を事細かに、楽しそうに話してくれました。

Aのお父さんは主人と同い年。

超優良企業のアド○○○○○で、半導体装置の設計をしているという、Aのお父さん。

その事も、毎日株価と睨めっこがお仕事の、主人の興味を益々引いたようでして・・・



さて、子供達と主人が楽しく外で遊んでいる間、私は一日中手づくり味噌の仕込みです。

12キロ分の味噌を作ったので、大豆3キロ・米麹3キロ・塩1.5キロ。

混ぜ合わせるのに、ベビーバスが役立ちました。

ベビーバスとして不要になっても、捨てれないな~

Kママに借りた圧力釜で、大分助かったのですが・・・仕込み終えた夕方は、さすがにヘトヘトです。

忘れてたけど・・・今週半ばには9ヶ月に入るんです。

久しぶりに、とっても疲れた一日でした。


でも、手づくりの味噌ってほんと美味しいんですよ~。

まだ間に合います。

是非、作ってみてくださいな!

私のようには、疲れないはずですからね。


Kママありがとね。ほんと、助かったよ~




最後まで読んでくださって、ありがとうございます。



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by yomuyomuehon | 2010-01-31 10:50 | おもしろ絵本 | Trackback | Comments(1)

くじらのバース

村上 康成
ひさかたチャイルド
発売日:2008-02




読んであげるなら 4歳~


(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)


ナリンの すむ しまは

ちいさな ちいさな みなみの しま。

ひこうじょうも えいがかんも ありません。

あるのは、ただ ただ ひろい うみ。



 * * * * *


(以下、あらすじです)


まだ眠いナリン。

バナナとミルクの朝ごはんを食べて、野球の練習に出かけます。

おじいさんに買ってもらったオレンジのグローブで、ボールを追いかけます。

でも・・・また取れなかった。


寝転んで見上げたカツオドリの、運んできた風の匂いにはっとしました。


バース!


バースはザトウクジラ。

毎年冬になると、この海に戻ってきます。


おかえり。


ナリンとバースは同い年。

夏の間、北の海に居たバース。

幾日も幾日もかけて、体中傷だらけになって、またこの南の海に戻ってきたのです。


くじらの歌が聞こえます。


南の島で、それぞれの冬が過ぎて行きました。

ナリンの体もあちこち傷だらけになりました。


ある春の日、ナリンは・・・

とれたっ!ナイスキャッチ!


そして、バースには赤ちゃんが生まれました。


もうすぐ、バースは赤ちゃんを連れて北の海へ向かいます。



 * * * * *


寒くて縮こまった体を、う~んって大空に向かって思いっきり伸ばしたくなるような、清涼感溢れる村上さんの絵。

果てしなく広がる青い空と碧い海。

それはどこまでも広がっていそうで・・・

でも、何かに優しく包み込まれているような・・・

そう、お母さんのお腹の中に居るような、あったか~い優しさに包まれている感じかな?


そんな地球という星の上で、奇跡的に出会ったナリンとバース。

バースの方は、そんな事思ってないんだろうけどね(^^)



この絵本を読んだ時、昔潜りに行ったマウイ島を連想しました。

お正月に行ったので、丁度ザトウクジラが子育てに戻って来ていた時期。

夜もまだ明け切らない早朝、まだ島の近くに居るザトウクジラを見ながら、ダイビングポイントまでクルージングです。

やがて人々が起き出し、船が港から出てくる時間になると、クジラ達は更に沖合いに移動してしまいます。


 * * * * *


今の時期、沖縄の慶良間諸島でその様子が見られるようです。

慶良間は、学生時代から何度も通ったダイビングのメッカ。

慶良間諸島の中の座間味島。

そこに、業界の神様と言われた、大学の先輩阿武さん率いるコーラルダイバースがあります。


森下のみのや の若女将となったIちゃんと行った20代半ば、飛行機の中で魚や貝の図鑑を広げて喋り捲っていた二人は、端から見ると全く色気が無かったでしょうね~。

当時高島屋に勤めながら、休みの日には南伊豆御子元島でインストラクターをしていたIちゃん。

島でのダイビング最終日、私たち二人のために阿武さんは『お花畑』という超上級者ポイントに連れて行ってくれたのです。

そこは、ガンガンに潮が流れていないと面白くないポイント。

『お花畑』という名の通り、潮に向かってポリプをいっぱいに伸ばしたソフトコーラルが一面に広がり、正にお花がいっぱい咲いているように見えるのです。

「エントリーしたら、まっすぐ下へ降りろ!」という指示通り、滅茶苦茶強い流れに流されながら砂地へ降りた時、居たのは阿武さんとIちゃんと、女の子4人グループで来ていた内の一人と、私の4人。

他の女の子3人は見事に流され、それぞれを追いかけたスタッフ3人の6人は、遥か○百メートル先で船に拾われたのでした。

その『お花畑』はほんとに見事で、強い潮の流れの中必死に生きる(食事する)生物の強さに感動し、到底敵わない自然の力強さを身に染みて感じたのでした。


座間味に行った時、決まって宿泊していた『民宿米子』

料理上手であったか~いおばあの米子ばあちゃんと、船頭さんで何言ってるかさっぱり分からないおじちゃん二人が経営していました。

当時の私は新婚旅行で座間味に行って、米子に泊まる!と本気で思っていたくらい。

まあ、主人はスイマーではありましたが、ダイバーでなかったので、実現せず・・・


米子ばあちゃんの夕食を食べた後、毎晩コーラルに行って泡盛のシークアーサー割りを飲みながら、ダイビング談義に花を咲かせます。

そこの広いリビングにあったグランドピアノ。

時折、お客さんの中にピアノの達人が居て、素敵な曲を聞かせてくれたりしました。

「く~っ、かっこい~っ!!」と思った私。

早速家に帰ってから、ジャズピアノを習いに行ったのですが・・・まあ指が動かない、動かない。

数ヶ月で断念しました。


ってな訳で、楽器の演奏が出来る人は、ほんと尊敬しちゃいます。

そうたのクラスのYのママもその一人。

音楽療養士である彼女は作曲もするようで、今回なんと『第4回1000人のチェロコンサート』で、彼女の曲『原爆』が演奏されるのです。

すっ、凄すぎるっ!!

開場は広島という事なので、「聴きに行くわ~っ」と気安く言えないのですが、お近くの方は是非!!

昨日のお迎えの時、彼女とその話をしている側で、誇らしげにママを見つめるYの笑顔が素敵でした。



息子の通う園には、芸達者なお母さんたちが実にた~くさんいます。

そしてviveちゃん もその一人。

viveちゃんは最近『「クリアアサヒ」にぴったりの「素材のおいしさNo1コンテスト」』で彼女のレシピが入賞。

みんなみんな、ほんとに凄いです。


ああ、絵本「たいせつなこと」をまた読み返さなくちゃ・・・


最後まで読んでくださって、ありがとうございます。


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by yomuyomuehon | 2010-01-30 07:34 | ほのぼの絵本 | Trackback | Comments(0)


読んであげるなら 4、5歳~


(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)


むかし むかし、いなかのねずみの ところに、

王さまの きゅうでんにすむ 友だちが たずねて きました。



 * * * * *


(以下、あらすじです)


大喜びでもてなす田舎のねずみ。

田舎で一番美味しい、チーズやベーコン、採れたばかりの小麦やとうもろこしを並べました。

飲み物は、汲んで来たばかりの新鮮な水。

夕飯の後、広々とした暖炉の側に座り、ゆったりとおしゃべりをした二匹。


王さまの宮殿に住むねずみは言いました。

「よく君は、こんなぱっとしない所で、こんな田舎の食べ物で、元気にしておれるなあ。

王さまの所だと踊りやご馳走や、楽しい事がいっぱいあるんだぞ。

自分の目で見てみるがいいや。」


次の日、王さまの宮殿へ、町のねずみと一緒に出掛けた田舎のねずみ。


宮殿の大きな食堂には、贅沢なご馳走の残りがいっぱい。

クリーム・ジェリー・ケーキにパルメザンチーズ、そしてシャンパン。

けれど、半分も食べ終わらない内に・・・


 * * * * *



町のねずみは、人気を気にして、ゆっくり食事が出来ない暮らし。

初めて目にする美味しそうな食べ物を前に、ビックリした田舎のねずみでしたが、食べた気のしない食事なんて・・・

そして言った一言。

「きみの すばらしいくらしが、たえず びくびくしたり、あぶないことで はらはらしてばかりいるのだったら、ぼくは、いなかの たべものと、しずかな こやに、かえったほうが ましだよ。」



誰と食べるか、どんな雰囲気で食べるか、どんな気分で食べるか・・・

同じものを口にしても、美味しさが違うのは何故でしょう?

味って、舌だけで知る物ではないんですね~



家での食事の時間って大切ですよね

家は幸い、毎晩家族全員で食事が出来ますが、外で働いているお父さんは、そうはいかないもの。

そして働いているお母さんだって、同じ。

一人っきりで食べてる子・・・最近多いのでは?


先日の山田博士先生の講演会で、先生が仰っていた事。

『せめてメモを残しましょう!』

奥さんと二人で食事が出来ない事が多いと仰る、お忙しい先生夫婦。

必ず、相手にメモを残すようですよ。



このお話は、そうたが園で読んでもらって、読みたい!というので借りたのですが、この絵ではなかったようで・・・

もう一冊借りた中谷千代子さんの挿絵のも、違うようで・・・

中谷さんのは、彼女特有のキャンバスに描かれたもので、講談社出版文化賞絵本賞受賞作品。

図書館では借りれますよ。

若干お話も違います。



一体誰が書いたものだったのかしら?



 * * * * *


ここ1ヶ月の朝ご飯に、玄米餅を食べてる我が家。

2枚あったのし餅も残りわずか。

そうたはこの先もずーっと、お父さんになるまでこの「山崎の自家製 昔ながらの生のし餅」を食べたいそうで、買って来て~と頼まれました。

ほんと、美味しいこの玄米餅。
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一度ご賞味あれ~



最後まで読んでくださって、ありがとうございます。


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by yomuyomuehon | 2010-01-29 07:10 | 昔ばなし | Trackback | Comments(3)
ルース クラウス
あすなろ書房
発売日:2005-07



読んであげるなら 3歳~


(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)


あるところに ちいさな ちいさな とりが いました。

けれども それは うまれたばかりの ちいさな たまご。

あるくことも うたうことも とぶことだって できません。

だって たまごなんですから。




 * * * * *


(以下、あらすじです)


たまごは、温めてもらうことは出来ました。

来る日も来る日も、温められて・・・


ある日のこと

ぴりぱり ぱっかん!


小さな小さな鳥は、歩く事も歌うことも出来ました。

そして、飛べたんです。



小さな鳥は、今度は自分の卵を温めるでしょう。



* * * * *



とってもシンプルな挿絵の、シンプルなお話。

でも、母の心にじんわりと染みてきます。

この絵本には、子どもが安心して眠りにつける、優しさがあります。

お布団に入った時、きっと我が子をハグしちゃうはずよ!



* * * * *



昨日の朝、Fママに第三子が誕生しました。

3690グラムの元気な男の子です。

上の二人は、そうたとたいちと、それぞれ同級生。

しかし3人目は、学年が違ってしまいました。


Fママは、井川遥似の、とってもチャーミングなママ。

広いお庭の一角(一角よりあるかしら・・・)で、野菜を作り、その庭で近所のおじちゃんから貰った籾殻で焼き芋を焼き、近くの土手で、何やら分からない草を摘んできては、料理しちゃうんです。

私と一回りも違うのですが、かなりのしっかりもの。



時代劇チックな名前の、上の二人の男の子。

さて、第三子にはどんな名前を付けるのか・・・とっても楽しみです。




次は私の番?

朝のマタニティーヨガの後の、お腹の赤ちゃんとの対話の時間。

2900~3000gで生まれてきてね!と言い聞かせています。

上の二人は、それで(?)どちらも3000gを切って出てきてくれました。

Fママと違い、老体に鞭打っての出産です。

まあ、兎に角、無事健康体で生まれ来てくれさえすれば、それ以上望む事は無いと言うのが本音ってところ。




Fママ、おめでとう!!

そして、お疲れ様~






最後まで読んでくださって、ありがとうございます。



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by yomuyomuehon | 2010-01-28 06:14 | 愛のある絵本 | Trackback | Comments(5)

たいせつなこと

マーガレット・ワイズ ブラウン
フレーベル館
発売日:2001-09



読んであげるなら 小学校中学年以上~


風になびく洗濯物を眺めながら、掃除の手を止めて、床に座り込んだ。

洗濯物の隙間から、時折覗くキラキラした朝日が、ぼーっと丸く虹色に揺れて、ポタッと床に落ちた。



今日はこのまま、泣いていたいと思った。



少しして階下から、「ママ~っ」と息子の声。

気を紛らわそうと、一身に掃除をしていたのだが・・・いつの間にか、もう散歩に出掛ける時間だった。

慌てて階段を下り、鏡を覗くと、瞼は腫れ、目は充血してしている。

化粧を直し、瞼を冷やし・・・

ああ、こんな日は誰とも会いたくないものだ、と思う。



そう、子供の頃から、泣く時は隠れて泣いた。

人に涙を見せたくない性質は、今も同じ。



散歩の間、ずーっとこの絵本の事を考えていた。

このフレーズを心に刻み込むために・・・



 * * * * *



あなたは あなた

あかちゃんだった あなたは

からだと こころを ふくらませ

ちいさな いちにんまえに なりました


そして さらに

あらゆることを あじわって

おおきな おとこのひとや おんなのひとに

なるのでしょう


でも あなたに とって

たいせつなのは



あなたが あなたで あること



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泣いていたいと思っても許されない、幼子の居る暮らし。

でも、こうして必要とされているからこそ、生きていられる。

そう、何があっても、子供たちの母親である事だけは変わらない。



今朝は珍しく、かなり愚図っていたそうた。

寝る前に読んであげようかなと思うけど、まだ難しそう。


暫くは、私の心を癒すための絵本かな・・・・







最後まで読んでくださって、ありがとうございます。



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by yomuyomuehon | 2010-01-27 15:17 | 思わずうるっと来ちゃう本 | Trackback | Comments(2)

からからからが・・・

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読んであげるなら 4、5歳~


(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)



むかし むかし。

わしの ずうっとまえのじいさまの、そのまたまえの

げんぞうじいさまの むらにはな、

ながーい ながーい ふしぎなぬけあなが あったんじゃそうな。


あさ はようにはいってもな、

でてきたときにゃ もう おひさまは しずんでいたと。

それほど ながーい ぬけあなでなあ、

“すがたかえ”と よばれておった。




 * * * * *


(以下、あらすじです)


“すがたかえ”と呼ばれるには理由があって、

きつねに追われ、穴に逃げ込んだうさぎは、虎ほどもある化け猫に変わってしもうて、子ねずみになったきつねをぺろりと食べてしもうた・・・等々
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それやこれでの、村の人たちはこの“すがたかえ”に近寄らんようになった。

ところが、その近くに住んでいたのがげんぞうじい様。

その隣には、ケチで性悪な“ぬさ”というばあ様が住んでおった。
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ある日、じい様の可愛がっていた猫を、ばあ様の家に糞をしたと言って、軒に吊るしてしもうた。

これにはげんぞうじい様、怒った、怒った!

仕返しを考えたげんぞうじい様は、ぬさばあ様を“すがたかえ”に追い込んでしもうた。

すると、いつもばあ様に豪い目に合わされていた村の衆が、次々に集まって来るわ来るわ。

しかし、ばあ様は待てども待てども出てこん。
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その時、ぽっくーんと弾けるような音がしたと思うたら・・・


 * * * * *


転んでも、ただじゃ起きないぬさばあ様。

さて、“すがたかえ”から出て来た物って、何だか分かりますか?

“からからからが”ってタイトルがヒントです!

この、出て来た物・・・はは~って、これで終わりじゃないんですよ。

ここからがまた面白い!

木曽秀夫さんのとぼけた味の絵が、またこのお話の可笑しさを一層盛り上げています。

民話から創作された絵本のようなんですが、この民話が何を指すのか・・・今後探してみま~す。


私がこの穴に入ったら・・・何に姿を変えるのかしら?

一定の決まり事はありませんのよ。


 * * * * *


昨日は、幼稚園で音楽鑑賞会がありました。

今回は、紹介したこの絵本と全く関係ありませ~ん。


スタイルといい、姿勢といい、とても美しいお二人が繰り広げる、優しいマリンバの演奏。

ディズニーの曲のメドレー、そして幼稚園で子供たちが歌っている曲、剣の舞、ソリ滑り等々・・・

心癒されるものでした。


ところで、このマリンバってご存知ですか?

大きな木琴のようなもの。

ピアノの鍵盤のように黒い鍵盤と白い鍵盤の位置に木の板がたくさん並んでいて、叩くと音が鳴ります。



いつもピアノの伴奏で歌っている♪「森はいきている」も、マリンバとだとまた違った雰囲気。

楽器を使いこなせる人ってほんと素敵!!


笑ってしまったのは、アンコールで演奏してくださった♪「さんぽみち」の時。

「あるこ~、あるこ~、わたしはげんき~、あるくのだいすき~、どんどんいこう~」

あれれ、みんな知ってんの~?

うちの子、多分知らないよ~。

そうたを見ると、やはり口を閉じたまま。


しかし、この後のフレーズを誰も歌えず・・・

そうです。園ではこういった曲を歌わないのです。

皆歌詞を知らないので、沈黙・・・・

そしてまたこのサビの部分に来た時に、大合唱でした。


昨年の音楽鑑賞会はケーナでした。

来年は何かな?

今から楽しみです。


ところで、どうやってあの大きなマリンバを持ち帰るのか、興味津々。

聞いたところ、かなり細かく分解出来るそうですよ。




最後まで読んでくださって、ありがとうございます。



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by yomuyomuehon | 2010-01-27 07:02 | おもしろ絵本 | Trackback | Comments(0)

えのすきなねこさん

にしまき かやこ
童心社
発売日:1986-03




読んであげるなら 4歳~


(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)



えを かくのが すきな ねこさんが いました。

ひろい アトリエで あさから ばんまで

えを かいて くらしていました。

えを かくって すてきだ

ねこさんは いつも そう おもっていました。


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 * * * * *


(以下、あらすじです)


友達のうさぎやきつね、さるがやって訪ねて来ては、

「また きょうも おえかきかい。

えなんて なんの やくにもたたないねえ。」
と言って、

自分で作ったシャツや釣った魚を置いていってくれたり、壊れた椅子を直してくれたりします。


ねこさんは考えこんでしまいました。

絵なんて何の役にも立たないって、皆が言うけど・・・


でも・・・次の日もその次の日も、やっぱり絵を描くねこさん。

歌いながら、うさぎさんやきつねさん、さるさんの絵を描きました。


ある雨の日、うさぎときつねとさるは、ねこさんの絵を見に行きました。

たくさんの絵を見た三人は・・・


 * * * * *


このねこさんの描く絵は、どこかミロっぽい。

抽象画を理解するのって難しいけど、要は好きな嫌いか、何だか良いなって思えるかどうか。

うさぎ・きつね・さるの三人も、最初は何だか難しいなあ・・・って思っていたのですが、

自分達の絵も有るんだよって言われて、それを見つけると、とっても嬉しくなって、

「えを みるって たのしいねえ。」ですって(ふふっ)


私たちって素人ですもんね。

ここがこうだとか、あそこがこうだとか言われたって、チンプンカンプン。

その時の心の状態によって、好きな絵も違ってきたりもしますしね。



それにしても、このねこさんの表情は、とっても優しいんです。

絵を描くって、自分に向き合う事なんですね。


 * * * * * 


夕食後、

「まま、きいて~」と歌いだしたそうた。

そうた作詞作曲による『ぼくらのけしきは かがやいている』

親馬鹿な私はすっかり感心し、急いで書き留めたのですが、なぐり書きだったので字は滅茶苦茶。

その紙に絵を描き始めたそうた。
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ああ、ちゃんと書いておけばよかった~


こういう事は、決まって主人が居ない夜にやるんです。

主人が居ると、食後は決まって体を使った遊びになります。

主人が居ない事が滅多に無いので、そうたの創作活動も滅多に無いのですが・・・


N子先生に見せるんだと、リュックに詰めた息子ですが、以前も恥ずかしくて出せなかった事があり・・・

きっと今日もそうなんだろうなあ





最後まで読んでくださって、ありがとうございます。


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by yomuyomuehon | 2010-01-26 09:43 | ほのぼの絵本 | Trackback | Comments(2)



読んであげるなら 小学校高学年歳~


(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)



すもも、さくら、なし、ピスタチオ。

はる。

パグマンの 村は、はなで いっぱいに なります。


なつ。

かぜに ゆれる きのみの おとを ききながら、まいとし

村の ひとたちは かぞく みんなで、ふとった あんずや、

すももや、さくらんぼを もぎとります。

とりいれは 1ねんじゅうで いちばん たのしい とき。

・・・・・・

ちいさい おとこのこの ヤモも、にいさんの ハルーンと

きょうそうで かご いっぱいの すももを とります。

村じゅうが あまい かおりに つつまれます。


--------でも、ことしのなつ、にいさんは いません。



 * * * * *


(以下、あらすじです)


ヤモの国では戦争が続いています。

兄さんも兵隊になって、戦いに行ったのです。


そんな兄さんの代わりに、今日初めて、父さんと町へ果物売りに出掛けます。


町に着くと、シシケバブやパンの焼ける匂い、絨毯や本の匂い。

町の賑わいに、ドキドキするヤモ。


ヤモは父さんとは別に、ロバのポンパーとさくらんぼ売りに廻る事に。

しかし、さくらんぼはなかなか売れません。


道ばたに座り込んでしまったヤモに、女の子が声を掛け、それから飛ぶように売れ、

戦争で片足を亡くしたというおじさんも買ってくれました。

売り切れて、嬉しそうに父さんの元に戻ったヤモ。


二人で昼食を取りにいった食堂で、声を掛けてきた隣の席の人。

その会話から、ヤモは兄さんの安否が気になります。


食事の後、すももも全て売り切れて、二人はそのお金で子羊を一頭買って、村へ帰りました。


・・・・・・

この としの ふゆ、

村は せんそうで はかいされ、

いまは もう ありません。



 * * * * *


この絵本の舞台はアフガニスタン。

雨の降らない乾いた大地のように思いがちの風土。

しかし、万年雪をかぶった山々や、森や、見渡す限りの大草原もあり、

春に草花が、夏には果物が・・・

という、美しい自然がいっぱいの国。


1980頃から始まった民族間の内戦。

その戦争が始まって10年目の夏に、アフガニスタンを旅した画家の小林さん。

この絵本(いえ、小林さんの全ての絵本)は、絵の為の制作ノートだそうです。

ですから、絵本に描かれている人、物、景色、動物、匂い、音は全て見てきたもの。

静かで美しい村の豊かさ、町の喧騒が音や匂いを伴って、リアルに伝わってきます。

普通の暮らしを描きながらも、時々表現される戦争の影。

そして、最後の
「この としの ふゆ、村は せんそうで はかいされ、いまは もう ありません。」という一言で、

やっと嵌めたパズルを立てて眺めた途端、バラバラと崩れ落ちるように、絵本を通して見て来た美しいパグマンの景色も、バラバラになった気がしました。


 * * * * *


昨日、小林豊さんの講演会に行ってきました。

どこか、戦地のジャーナリストっぽい雰囲気の小林さん。

絵本作家と思っていた小林さんですが、実は日本画家さんだったのです。

スケッチ旅行に行った副産物として生まれたという、小林さんの絵本の数々。

その殆どが中東や西アジアを舞台としていて、戦争を背景としたもの。

その辺の話を書くと、とっても長くなってしまうので、それは皆さん読んで考えてみてくださいね。




今回の講演の中で私が心打たれた事・・・

「絵本はひらがなで書かれているので、音読しないと伝わらない。その表現は人それぞれ。

声にした時、それは作者から離れて、その表現者の作品になる」
という事。


日本に帰ってくると、会話も音も聞こえてこない、匂いもしない事が気持ち悪いという小林さん。

音読する事は、五感をフルに使う事。

各々の表現から、伝わってくる音も匂いも違うものになる。

人との係わりを面倒な事と捕らえ、本来あってしかるべき匂いを臭いものと捕らえ、音を煩いと捕らえる私たちの暮らし。

メールの文字を黙読し、自分の匂いを気にし、人との係わりを遠ざけ、清潔に・・・・

無菌状態で育てられている子供たちに、果たして五感が育つのだろうか?

私達はどこへ向かっているのだろうか?



昔私が半漁人だった頃、出掛けていた国には、国により、地方により様々な匂いが溢れていた。

勿論、思わず鼻を摘みたくなる様な匂いもあった。

日本に帰ってくると、空港には空港の独特の匂いがあったが、あれは日本の匂いじゃない。

戦争が無くても、物が溢れていても・・・今の私たちの暮らしって、豊かなのかなあ?


 * * * * *


講演会を終え、家に帰って玄関を開けると、何やら焦げ臭い我が家。

子供たちと公園で遊んだ後、ドーナッツを作ると言ってた主人の、初手づくりドーナッツがこれ。
e0160269_7163438.jpg


真ん丸いはずの黒糖ドーナッツ。

固まらなくて、その上真っ黒に焦げちゃったとか・・・その匂いでした。

でも味は美味しかったのよ!

子供たちは、大喜びでバクバク食べたようです。

ありがとう!

またヨロシクね~!!パパ~





ところで、小林さん。

本当に素敵な方。

そう言えば、小松崎先生が夏に飲みに行く約束してるって、仰ってました。

キャー、私も同席させて欲しい!!

な~んて、講演会で一緒だったNママに言ったら、

「あなたは妊婦でしょ?夏なんて無理でしょう!」

と言われてしまった。

仰るとおり!!






最後まで読んでくださって、ありがとうございます。


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by yomuyomuehon | 2010-01-25 07:23 | 愛のある絵本 | Trackback | Comments(4)

タンゲくん



読んであげるなら 4歳~


(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)

あるひ わたしたちが ばんごはんを たべていると、

いっぴきの みたこともない ねこが のっそり はいってきました。

ねこは かたほうの めが けがで つぶれていましたが、

とても りっぱでした。

・・・・・

おとうさんは ねこに タンゲくんという なまえを つけました。

タンゲくんは うちの ねこに なりました。



 * * * * *


(以下、あらすじです)


タンゲくんは、気味の悪い虫を取ってきては、“わたしたち”をびっくりさせます。

でも掃除機をとても怖がって、部屋の隅っこに逃げ込んでしまいます。

満月の夜になると、狂ったように家中を走り回ります。

外へ行ったタンゲくんが、いつもどこで何をしているのか・・・

“わたし”の想像は膨らみます。 (思わず笑っちゃいます)
e0160269_1745580.jpg


でも、晩になるとやっぱり帰ってきて、美味しそうにご飯を食べるタンゲくん。

タンゲくんは誰よりも“わたし”の膝の上が大好きです。


 * * * * *


『わたし』の日記体で描かれた「タンゲくん」

片目のつぶれたその形相から、『タンゲくん』と名づけられたのですが、丹下左膳ってご存知ですか?

「姓は丹下、名は左膳」の名ゼリフで一世を風靡した、伝説の時代劇ヒーロー・丹下左膳。

右目には大きな刀傷、おまけに右腕がない隻眼隻腕。

知っらないよね~!?

近年では、中村獅童の主演で2004年にTV放送されていたようですが・・・・


まあ、そんな片目の「タンゲくん」

強面の野良猫なんですが、「わたし」からも家族からも、温かく自然に受け入れられました。

帰って来ないタンゲくんを、家族の元に帰ってしまったのかしら・・・と思う「わたし」が想像する、一家のお父さんであるタンゲくんの姿。

それはきっと「わたし」のお父さんの姿と一緒なんでしょうね。

表紙のタンゲくんの形相からは想像つかない程、あったか~い「わたし」の家庭が垣間見れる、なんだかホッとするお話です。

表と裏の表紙は繋がっていて、タンゲくんの立派な姿が拝めます。
e0160269_17484413.gif


立派なお姿でしょ?

そして背景のお花は、お話の優しさをかもし出しています。



ところで、「目が3つ、足が6本、手が1本、なーんだ?」と言う、古典的ななぞなぞがあるそうですが・・・

分かりますか~?

答えは、「丹下左膳が馬にのっているところ」だそうです。

絶対、分からないよね~!!


* * * * *


昨日、そうたのお迎えの時、駐車場でいきなり始まった取っ組み合いの喧嘩。

私がママ達と話をしている間に、先程までじゃれていた息子達が、なぜか喧嘩になっていて・・・

息子は大きくて、喧嘩相手のNとは5キロ以上もの体重差があります。

2回もうっちゃりを決めた息子。

静観していた私も、そうたが馬乗りになってなぐり掛かったところで、

「はい、はい、もう、やめなさいっ!」

しかし、何故か泣いているのは・・・そうたです。

「運動不足なんじゃない?そんなに体力余ってるなら、二人して園庭走ってきなさいっ!

喧嘩はいくらしても良いけど、駐車場でやるなっ!」

そうたは泣いてばかりで答えず。

Nによると、製作中心だった昨日は運動不足だったようで・・・

先週は、協力休園で2日しかなかった登園日。

今週はフルで一週間有った事もあり、週末の昨日はかなり疲れていたのと、運動不足が重なり、取っ組み合いの喧嘩に発展した模様。

理由は何だか分かりませんが、取っ組み合いの喧嘩が出来る環境を良しと思っているので、喧嘩は大いに結構!!

しかし、場所を考えてくれ!

暗くなりかけた、車の出入りの多い時間帯の駐車場。

そして足下には、大きな石ころがゴロゴロ。

帰りの車内で、どうしても体の大きなそうたに対抗するには、引っ掻く事になる相手に対し、それを防衛する喧嘩の方法を教えた、悪い母です(ふふっ)

でも、あの調子で相手を投げてたら、いつか誰かを怪我させそうで・・・こわい!



最後まで読んでくださって、ありがとうございます。


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by yomuyomuehon | 2010-01-23 17:56 | 愛のある絵本 | Trackback | Comments(3)

ふきまんぶく

田島 征三
偕成社
発売日:1973-01




読んであげるなら 5、6歳~


(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)


夏の ねぐるしい夜、ふきちゃんは ねむれないので えんがわにでた。

むかいの山を みているうちに、ふしぎなものを みつけた。

山のひとところに、きらきら ひかっているものがある。

あそこには、きっと、星が たくさん おちてきたにちがいない。




 * * * * *


(以下、あらすじです)


星明りの下、山へ星を拾いに出掛けたふきちゃん。

山道を登ってやっと着いたところにあったのは、蕗の葉っぱだった。

ふきちゃんはがっかりした。

星のように光っていたのは、葉の上の夜露だったのだ。

しかし蕗と話をし、仲良く遊んでいるうちに、蕗の茎をすべり、土の中へ入って眠ってしまった。
e0160269_729164.jpg


「さあ、ふきまんぶくは、春まで おやすみ。

春になったら、なかまたちと でておいで。それまで、土が おまえを だいていてくれるよ。」



ふきちゃんを探して、夜中村を探した父さん。

朝方やっと、蕗の葉の下で眠る、ふきちゃんを見つけた。


季節はめぐり、長い冬を過ぎて日差しが明るくなった頃、裸の山に一所、ぽっと暖かそうな場所があるのに気付いたふきちゃん。

そこは、夏にふきちゃんが眠ってしまった場所。

どうしてあそこだけ、いつも暖かそうなのかしら?


見るたびに不思議に思っていたふきちゃんは、とうとうある日、出掛けた。

そこでふきちゃんが見たものとは・・・


 * * * * *


昨日の1月21日は、七十二候の一つ『蕗のとう花咲く』でした。

息子は数日前、幼稚園から蓬の葉を持ち帰りました。

散歩の途中で摘んだそうです。

春は、もうすぐそこですね!

昨日までの三日間は、桜の咲く頃のような暖かさ。

たいちとの散歩も、とても気持ちの良いものでした。



さて、この本のタイトルになっている『ふきまんぶく』は、『蕗のとう』の事です。

この絵本の舞台となっている、田島征三さんが移り住んだ東京都日の出村(現在の日の出町)の言葉。

『まんぶく』とはまんじゅうの事。

『蕗のとう』はふっくらと丸くて、まんじゅうみたいだから・・・だそうです。


ふきちゃんは、その顔から皆に『ふきまんぶく』と呼ばれています。



ふき・・・

当時、田島征三さんには男の子が二人。

次に女の子が生まれてきたら、『ふき』という名にしようと決めていたそうです。

この話は、その娘になるはずの、女の子が主人公の世界。

男・男と続くと、お父さんは娘に色んな思いがあるようですね(ふふっ)


1972年のこどもの日、NHKでこの絵本の製作過程が放送されたそうですが、思いの他売れなかったようです。

高度成長期の日本と、田舎に移り住んだ田島さんとでは、大分温度差があったのではないでしょうか?

今の時代なら支持されるかも?


夏の夜に一人で山に星を拾いに出かけたり、ふきの葉っぱと会話をしたりと、一見幻想的なふわふわした物語。

しかし一方で、土の匂いのたっぷりとする、強い生命力が感じられるどっしりした印象も。

何しろ、田島さんの絵本ってその絵に、ものすごい迫力がありますからね。


それにしても、いい時代!

今では田舎であっても、山に一人で入っていって朝まで眠るなんて・・・有り得ないよね?




ところで、最近出始めた、ふきのとう・・・天ぷらにすると、ほんと美味しいですよね。

あの、ほんのり苦い春の味。

天ぷらならば、食べる息子たちです。

私は蕗味噌も好きなんだけど・・・

もうじき実家の庭にも出てくる頃・・・楽しみだわ~


春の食べ物って、解毒作用があるようです。

冬の間に溜まった毒を出してくれるとの事ですよ。





最後まで読んでくださって、ありがとうございます。


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by yomuyomuehon | 2010-01-22 07:30 | 春の本 | Trackback | Comments(1)