絵本のおかあさん ehonkasan.exblog.jp

子どもたちが通った幼稚園で、絵本の読み語りボランティアのお母さんは、『絵本のお母さん』と呼ばれています


by yomuyomuehon
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カテゴリ:童話 高学年向け( 30 )

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小学5,6年生以上向け

今度、お家が二つになります。

第一章 
 1

水曜日。
今日とうさんがお引越しをした。

と始まる「お引越し」とは、ずばり両親が離婚して、父さんが家を出て行く日に始まる。

主人公の女の子は漣子(通称レン)11歳。

学生結婚をした両親と京都に住んでいる。

家が職場の父さん。

その手伝いをしていた母さんは、一年半前にもう一度お勤めを始めた。

朝、先に家を出る母さん。

勤め始めた頃、父さんも一緒に起きていたけれど、段々しなくなって、

レンコと母さんは二人で食事をするようになり、

母さんが出掛けてから、レンコが父さんを起こして学校へ行くようになった。

父さんの朝ご飯は、レンコが作るようになった。

母さんはゴメンって謝った。

少し腹が立ったレンコ。

作るの好きやだけだもの。

家庭科の成績もバッチリやもの。

バーカ。


父さんが家を出て、母さんと二人の生活になった。

父さんは引っ越す前はしばらく変だった母さんだったったが、お家が二つになることを話してくれてからは、その前よりもずっとずっと若くなった感じ。

得した感じがする。

でも、二人ともお引越しの日は泣いていた。

大人が泣いたら私は泣けない。

翌日母さんは二人の新しい暮らしの約束をしようと言った。

そして二人は契約書を交す。

父さんと母さんが別れるのは、レンコのせいじゃないというけれど、

でも、でも、レンコの暮らしは変わる。

表札から父さんの名前が消えた。

結婚前の名字に戻るという母。

レンコはどちらか選べると言う。

「とうさんとかあさんは言うたはずや。二人が別れるのはわたしのせいやないって。私のせいやないのに私に関係ある。あんまりや。」


両親の別居(離婚を前提とした)によって揺れ動くレンコの気持ちを描いた作品。


せっかく作った朝ご飯を食べない父さんに、父さんの名が消えた表札に、「女の子だからお手伝いもカルイカルイ」と能天気に励ます教師に・・・・

大人は勝手だ。

どうにも表現できない心のイライラをに「バーカ」を連発するレンコ。


関西圏の親子の会話って、対等な感じがするのは私だけ?

少し前に読んだ同じひこ・田中さんの

でも、親子で話出来てるよね、子どもをちゃんと認めてるよねって思った。


今朝、何を言っても(・・・・まあ私がうるさいのだけれども)

「うるさいっ!」しか言わないsota中学一年生。


そうなんだ。。。。

子どもを子どもとしてしか見てないから、ちゃんと話が出来ないの。

一人の人間として対等に話をしなくちゃいけないの。

分かってる。。。。分かってるよ。。。。

う~ん、分かってないんだな、きっと(^^;)


さて、sotaの小学校の同級生。

親が離婚している子がとても多かった。

そういう話に疎いので全く知らなかったが、最近見ないなあと思っていたら・・・・とか。

中には新しいお父さんが来て、持久走大会の練習に付き合ってくれて、初めてビリじゃなかったと、卒業文集に寄せていた子も居て・・・・

いろんな家族の形がある。

親の都合で別れる事になっても、子どもは幸せになって欲しい。

レンコの言うとおり、子どものせいじゃないって言ったって、関係ないわけじゃない・・・のだけれど。


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by yomuyomuehon | 2017-05-22 12:35 | 童話 高学年向け | Trackback | Comments(0)

新年の誓い

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一夜明けて、新しい年が始まった。

年末は、子ども達のご飯作りに家中の掃除に明け暮れ、気付けば小学校の冬休みを既に一週間終えた。

大晦日、子ども達はスクールの記録会に行き、私は今日からお邪魔する主人の実家に持って行くお節料理作りをしながら掃除掃除。

今年は今までに無く掃除をしたぞーっ!!!

何だかちょっとスッキリ(^^)

しかしまだ、数日前に届いた本棚を組み立てておらず・・・こちらは年越ししてしまった(><)

ローグ1を観たい!という子ども達のリクエストに応え、映画を観に行き、そして帰ってからまた夕食作り。

大量のそばに、大量の天ぷら。

6人前で良いかと思っていたら、もう6人前のそばでは足りん(><)

昼はとんかつだったのに・・・・

私は二口で終わった(^^;)

来年は8人前か!?

今朝は残ったてんぷらで、義実家でのご馳走に備え軽い朝ごはんで・・・・と思っていたのに、ああ一つも残らず(><)

1時間半かけて揚げたのに・・・・

恐るべし子ども達の食欲である。

だから元旦も台所に立つ母である。


さて、昨日と今日・・・いつもの夜明けであるのに、年を跨ぐと全く違うものである・・・気がする。

人はこうして節目を必要とするものなのだろう。

昨日までの自分を振り返り、よし今年は!今年こそは!と思いを新たにする為に、この一夜はあるのだろう。

毎年遠くから聞える除夜の鐘。

今年は子どもに本を読んだ後、そのまま一緒に寝てしまったので、聞く事が出来なかった。

ちなみに昨夜読んだのは、

雪わたり (福音館創作童話シリーズ)

宮沢 賢治/福音館書店

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除夜の鐘の108つの煩悩については後付らしい。

中国の宋の時代以前にお寺の修行道場に始まり、毎日夕方鳴らしていたもので、

1年の終わりの日に生活を見直してリセットしたいという思いが、煩悩説となって広まったそうだ。

煩悩の根本は三つあって「三毒」と言う。

「むさぼり」・「怒り」・「愚かさ」で、これらは「行い」・「発言」・「思い」の三つから生まれるとの事。

なるほどね(^^;)

除夜の鐘を聞けなかった私は・・・さてさて。

どれも必要な人間的感情のような気もするが、過ぎてはいけない。

掃除をしながら「欲」を反省し、しかし子ども達への「怒り」を抑えきれず・・・(^^;)

年女となった私、人間的に成長しなければ!と心から反省する元旦である。


さて今年はsohtaは中学生に、そしてhaneちゃんは小学生になる。

(私が!)9年間通った幼稚園ともついにさようなら。

本に関わるボランティア、そして近いうち(・・・と言ってもまだ何年か先になるが)に主宰したい陰陽料理教室の準備と、他にも考え中のやりたい事と、益々忙しい1年となる予定。

年明けの小学校の図書室ボランティアの準備として今むさぼる様に読んでいるのが、岡田淳さんと後藤竜二さん。

12歳たちの伝説 (風の文学館2)

後藤 竜二/新日本出版社

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これは6年生の荒れている教室にやって来た、ちょっと天然な女の先生との交流を書いたもので、5巻ある。

6年生が主人公とあって、sohtaもこの冬休み入って読んでいる。

のんびりしたsohtaのクラスと違い、ピリピリした雰囲気のこのクラスに驚いている。

フングリコングリ―図工室のおはなし会

岡田 淳/偕成社

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「フングリコングリ」って?

これには幾つかのお話が入っているのだが、どれも面白い。


絵から子どもはこちらを取るかと思って読んでみたのが、

きかせたがりやの魔女

岡田 淳/偕成社

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しかし、はたこうしろうさんのイラストの印象が強すぎて、岡田淳さんの世界に浸れない。

で、途中で読むのを止めてしまったくらい、内容も以前の岡田淳さんのものに比べて面白くない。

絵って重要なんだなって、改めて思った。

こちら↓は面白いので、子ども達には是非読んで欲しい。

二分間の冒険 (偕成社の創作)

岡田 淳/偕成社

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びりっかすの神さま (新・子どもの文学)

岡田 淳/偕成社

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シノダ!シリーズ最新作のこちら↓

指きりは魔法のはじまり (シノダ!)

富安 陽子/偕成社

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読みやすさは抜群だが、以前のような面白さはない。


で、昔の(?)理論社の児童書はやはり面白いなあと思っている。


この本に三話ある中の二話読み聞かせ終わったのが、

ながいながいペンギンの話 (新・名作の愛蔵版)

いぬい とみこ/理論社

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ペンギンの兄弟、元気いっぱいで恐いもの知らずの兄ルルと、臆病だけど心の優しい弟キキ。

南極に生まれた双子の、ハラハラドキドキの冒険譚、そして成長物語である。


HPをご覧あれ!

素晴らしい作品が盛りだくさんなのだ。
今年も、今まで読んでいなかった良本を、子ども達に手渡す努力を惜しみなく!ひたすら読書に励むぞーっ(^^)



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by yomuyomuehon | 2017-01-01 09:03 | 童話 高学年向け | Trackback | Comments(2)
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ぼくたちのリアル

戸森 しるこ,佐藤 真紀子/講談社

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小学高学年以上向け


(以下、あらすじです)

そいつの名前は秋山璃在(リアル)。

運動神経抜群で、性格は明るくお調子者。服のセンスがよくて顔も普通にかっこいい。

気も利くから女の子にももてるし、男の子の友達も多い。

勉強も学年で五番以内に入る。

書初め展では毎年金賞。絵画コンクールでは佳作に選ばれる。

そして、ゲームやカラオケだって、めちゃくちゃうまい。

根は真面目で学級委員をやったりしている。

そんな非の打ち所のないリアルと、ワタルは幼馴染のお隣同士。

ワタルは平凡な自分と比べて、リアルに昔からコンプレックスを感じていた。

しかし、小学5年生の新学期、美しい転校生(サジ=男子)の来訪によって、二人の関係に変化が・・・

同じクラスで、TVで人気の子役との恋がこじれた合唱祭、リアルの家族の悲しい過去、サジへのいじめ……。

それぞれ助けあいながら、三人は次第に友情を深めていく。

出席番号一番、秋山璃在。二番、飛鳥井渡。三番、川上サジ。三人で過ごした五年生の短いけれど濃密な四ヶ月の思い出。

*****

第56回講談社児童文学新人賞受賞作の戸森しるこさん。

そしてイラストは、何とバッテリーの佐藤真紀子さん!

バッテリー (角川文庫)

あさの あつこ/KADOKAWA/角川書店

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やっぱり、佐藤さんのイラストは目を引きますね(^^)

男子サジの恋心・・・今までになかった児童文学の展開にちょっと驚き。

非の打ち所の無いリアル・・・そしてこの名前!昔の人である私にとって、非現実的な感じではありますが、う~ん今時は居るのかもしれない。。。。

出来る子は何でも出来るもんねぇ(^^;)

でも、やっぱり5年生。

まだまだ子どもの部分もあるわけで、こういう子はどこか頑張り過ぎちゃってるんだよね。

その緊張を緩めてくれたのが、ワタルであり、サジの登場によって成長したワタルなのである。


登場する子ども達も大人も皆、基本的にいい人なのだ。

現実はどうかな?って思わなくもないけれど、

三人が偶然聞いてしまったサジの悪口を言っていた子。

リアルがその子を擁護する場面がある。

ここは、人は一方から見ただけでは、反対側は見えないなって、気づかせてくれる場面である。

やっぱりリアルはいいヤツだと思う、素直に友達をリスペクト出来るリアルは格好いい。


「ぼくたちのリアル」ってタイトルは、「ぼくたちの現実」って意味でもあるらしい。

そうか、これが5年生なのね。

親の気づかない所で、子どもは大人への階段を上っているわけだ。

児童書を大人が読む意義は、忘れてしまった子ども心を呼び戻し、今その世界を漂っている子どもの心を知る事にあると思う。

面白かったので、一気に読んじゃった(^^)


で、戸森しるこさんの第二作目の作品が11/15発売に!

十一月のマーブル

戸森 しるこ/講談社

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今度は小学6年生が主人公らしい。

早く読まなくちゃ!

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by yomuyomuehon | 2016-11-17 10:30 | 童話 高学年向け | Trackback | Comments(2)
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星野道夫の世界に浸っている最中、

カナダ文学の父と称される、
チャールズ・G・D・ロバーツの動物記に辿り着いた。

氏は、野生動物をリアルに描く『写実的動物文学』という分野を確立した方で、動物記といえば日本ではシートンが不動の地位を築いているが、なんとそのシートンとは1860年生まれの同じ年。

かつてシートンは、

「野生動物は、けっして年老いて自然に死を迎えることはない。遅かれ早かれ悲劇的最後を遂げる運命にある。ただ、どれ程長く敵から身を守っていられるかという違いがあるだけだ」

と述べている通り、

シートン動物記でもロバート動物記でも、登場する動物達は、たいてい哀れな末路を辿る。

オオカミ王ロボ (シートン動物記) 図書館版

Ernest Thompson Seton/童心社

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その中にあって、この↓「レッド・フォックス」は、主人公の比類なく賢く逞しいキツネ、レッド・フォックスが、多くの敵と困難に打ち勝ちながら成長し、最後まで生き残る異色の物語である。


レッド・フォックス カナダの森のキツネ物語 (世界傑作童話シリーズ)

チャールズ・G・D・ロバーツ/福音館書店

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小学高学年以上向け

(以下、あらすじです)

これは、カナダ東部の未開の地に住むキツネの物語。

並外れた強さと賢こさを兼ね備えた子ギツネ、レッド・フォックス。

同じ母ギツネから生まれた子ギツネの中には、たいてい一匹、大きくて強くて毛色の美しい子ギツネがいると言う。

それは種を残すための、自然の摂理なのかもしれないなぁと思った。

(・・・という事は、動物の一種である人間もそうなのか・し・ら?(^^;))

動物界はつねに生き残りを賭けたサバイバルであり、この物語は三世代にわたるキツネ一家のサバイバル物語である。

春まだ浅いリングワークの荒野で一匹のキツネが二頭の犬に襲われるところから、この物語は始まる。

追っ手を上手くかわしたと思ったのも束の間、キツネはたまたま通りかかった農夫ジェイブの銃に撃たれてしまう。

傷ついたキツネは再び犬に臭跡を嗅ぎ付けられるのだが、自分の巣穴から遠く離れた所に追っ手を導き、自らの命を犠牲にして、巣穴に残された家族を守るのだ。

この生き延びたキツネ一家の5匹の子ギツネの中で、一番大きくて賢い子ギツネがレッド・フォックスである。

子ギツネたちは、母ギツネから狩りの仕方を習いながら成長する。

しかし、オオタカに襲われたり、オオヤマネコに襲われたりして、子ギツネは1匹、そしてまた1匹と命を落としていく。

やがて独り立ちしたレッド・フォックスは、家族を持ち、また人間に関心を持ちと、更に成長を重ねていった。

夏の終わり頃、厳しい干ばつがリングワーク一帯を襲い、キャンプファイヤーの不始末から盛り全体が火事になり、森中の野生動物が逃げ惑い、次々と死んでいく中、レッドフォックスの先導により、一家は九死に一生を得るのだった。

動物界で圧倒的に強く賢いレッドフォックスは、開拓地全体にその評判が知れ渡り、かつては父ギツネを追いつめた農夫ジェイブと、関わらずとも交流のあった少年によって、ついに捕らえられてしまう。

米国の狩猟クラブに売られたレッドフォックスだったが、猟犬たちの激しい追跡をかわし自由の身になり、荒野を目指す。

*****

ロバーツは作品の中で、人間を動物達と同列に扱っている。

人間はしょせん衣服をまとった動物に過ぎず、ひとたび野生動物と対峙する時、えさをめぐって譲らない動物の敵対者となる。

「私たちがいま手にする動物ものがたりは、力強い解放者です。
新鮮味がなく、ただ実用的な物の世界から、退屈しても当然であるみすぼらしい
世界から、しばし私たちを解放してくれます。それは、私たちが自然に戻るのを助けてくれますが、決して蛮行に戻ることを要求することを要求することはありません。それは、私たちを大地との古い親しい関係へと引き戻してくれます・・・・」
(「野生の一族」『動物ものがたりへの招待』より)

野生の一族―ロバーツ動物記

チャールズ・G.D. ロバーツ/立風書房

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いつの間にかカナダの大自然の中に、動物の一種として紛れ込んでレッドフォックスを見つめている自分が心地良い。

シートン動物記より、文学的に美しく、小さい子にも読めるシートンより、大人向けである。

チャールズ・リビングストン・ブルの挿絵も素晴らしい。

これは絶対にオススメ!

大人もかなり楽しめる。

彼の著作は70余りあるらしいのだが、日本で今読めるのは上の二冊だけ。

シートンは相当数翻訳されているのに、実に残念である。

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by yomuyomuehon | 2016-11-14 08:30 | 童話 高学年向け | Trackback | Comments(2)
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昨日、筑波山登山に出掛けた年長さん。

私が小学生の時に行った遠足では、帰りはケーブルカーでしたが、年長さんは下山も自分の足です。

更に!行き帰りのバスの中ではず~っと歌いっ放し。

夕方薄暗くなった頃、園に戻って来た子ども達は元気でしたが・・・

車に乗って家に向かう途中、

何を聞いても応えないhaneちゃん。

段々機嫌が悪くなり、「もう、ママうるさいっ!」

そして、寝ました(^^;)

朝までぐっすり寝ました。

今朝はsohtaが修学旅行で、6時過ぎに家を出る事もあって、早くからバタバタうるさかったらしく、haneちゃんも5時過ぎに起きていましたが・・・

昨夜寝てしまったhaneちゃんの足や手を拭いてみると、真っ黒で、膝も脛も汚れていました。

一昨日降った雨でぬかるんでいた所もあったらしく、滑ったり転んだりしたのでしょう。

今朝も大分不機嫌でしたけど(^^;)

園児にしてはキツイ筑波山登山で、頑張ったのでしょう。

もう大分色あせてきたsohtaが年長さんの時の筑波山の写真を見ると、顔つきも身体の大きさも大分変わりました。

この6年間は大きい。

今日はダブルデートのような、男女2対2のグループ行動で、鎌倉を巡る事になっています。

sohtaは、小町通りでの買い食いと、由比ガ浜しか頭にない様子で、ネットで美味しいものばかり調べておりました。


さて、毎日毎日喧嘩ばかりの兄弟ですが・・・taichiは遊びから帰って、水泳練習に行く前、

「何だか静かでさびしいなあ。。。ねえ、sohtaは今何している?」

「う~ん、もうすぐご飯かな?」と母。

「えーっ、もう!?早っ!」


水泳練習から帰って来て、

「ねえ、sohtaは今何してる?」

「さあ、何してるだろうねぇ。友達と部屋で枕投げでもしてるんじゃないか」と父。

「sohtaに携帯とか持たせれば良かったのに!今何しているか分かんないじゃん」

「はあ?」

携帯なんて持ってないし・・・(^^;)

君は一体どれほど兄貴が好きなんだ?

「sohtaは何してる?」って、今日は何回聞かれたことかしら?


木はえらい―イギリス子ども詩集 (岩波少年文庫)

谷川 俊太郎(翻訳),川崎 洋(翻訳)/岩波書店

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小学4年生くらいから


「ぼくは末っ子なので」  マイケル・ローゼン作/川崎洋訳

ぼくは末っ子なので

家ではいつもこんなふうなんだ


兄ちゃんがやってきて

「ママ やつに言ってよ
やつのベッドの下のガラクタをかたづけるようにって」

ママがぼくに言う

「あんたのベッドの下のガラクタをかたづけなさい」

パパが言う

「ママが言ったの聞えたろ」

「何て?」

とぼく

「おまえのベッドの下のガラクタをかたづけなさいって」

そこでぼくだって言うんだ

「兄ちゃんのベッドの下の方だってガラクタがいっぱいだよ」

するとパパが言う

「お前のベッドの下のガラクタの話をしているんだ」

ママも

「かたづけるんだよ いいね」

そして兄ちゃんは それ見たことかという顔で

「お前のベッドの下のガラクタをかたづけろよな」

もうぼくは頭にくる

カチンとくる 何て言ってやろうか

「ガタガタうるせえな だれが兄ちゃんの言うことなんか、聞くもんか」


きっと明日からまたこんな感じに違いない(^^;)


イギリスの子どもたちから圧倒的な支持をを得てきた「悪がきの詩」と言われる詩の数々。

この詩の作者マイケル・ローゼンは、そんな詩を始めて作り出した詩人です。

共感するに違いない子どもの心の世界を詠っています。


今日のhaneちゃんはかなりの上機嫌(^^)

で、色々とやり始めて、カッターで段ボールを切るから、カッターかして!と言うので、渡してみました。

が、早速指をザクッとやってしまい、流血、そして泣き・・・・

ジェとコースターで下るように、一気にブルーになってしまいました(^^;)


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by yomuyomuehon | 2016-10-20 22:44 | 童話 高学年向け | Trackback | Comments(0)
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ちいさなちいさなベビー服

八束 澄子/新日本出版社

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小学校高学年向け


「グリーンはあと」・・・・倉敷中央病院のある、ボランティアグループの名前です。

ここは、病院に入院する患者さん用に、様々な手づくり品を作っています。

その中に、「ちいさなちいさなベビー服」というものがあります。

なぜ、「小さな小さな」・・・かと言うと、

それは、祈り届かず、声を上げる事なく、あの世に旅立っていった赤ちゃんに着せる為のベビー服だからです。

元気な赤ちゃんを抱いて退院することしか頭に無かったお母さんにとって、亡くなってしまった子を連れて帰るのは、あまりに辛く苦しいことです。

そのお母さんを更に悲しませるのが、小さく生まれてしまった赤ちゃんに着せてあげるベビー服が無い事です。

仕方なく、菓子箱に入れて帰るお母さんもいたそうです。

ただでさえ、自分を責める気持ちでいっぱいのお母さん。

それなのに・・・菓子箱だなんて。。。

なんとか出来ないものだろうか?

ここから始まったのがこの活動でした。

悲しみのきわみにあるお母さんと赤ちゃんをやさしく包み込むような、そして折れそうな心を少しでも支える事が出来るような、そんなベビー服を。

*****

おめでとう!

そう言われることなく、病院を後にするお母さん達を思うと、涙が止まりません。

流産と死産の境、妊娠12週。

私は一度流産した事があります。

流産でも辛いというのに、亡くなった子を連れて帰るお母さんは、どれほどの苦しみを背負っているのでしょうか。。。。

そこに寄り添う、グリーンはあとの皆さんの活動には深く感動します。

が、彼女らもまた、その活動を通じて、歓びを与えられているのだそうです。


倉敷中央病院は、倉敷紡績創業者で、大原美術館を建てたことでも有名な、大原孫三郎によって建てられました。

経営者としての顔の一方で、社会事業にも深く系統していた孫三郎は、工場で働く労働者の福利厚生にも心をくだきました。

病院は、もともと工場で働く労働者のために建てられたもの。

岡山孤児院への支援を通じ、社会を覆う貧困問題の根っこに病気があると考えました。

困窮した生活の中から病気が生まれ、十分な治療を受けられないまま親が亡くなると、孤児が生まれる。

この不幸な悪循環を断ち切らねばと、この病院を、誰でも利用できる病院へと方向転換したのでした。


「ほんとうだったら、大きくなって存分に社会で力をはっきしてくれたであろう赤ちゃんだからね。たとえなくなったとしても、分け隔てなく接したいと思うんよ。生きて元気にうまれるあかちゃんとの影にいる赤ちゃんにも、分け隔てなく敬意を払わんとね」

という看護師長の渡辺さんの言葉には、孫三郎の「平和主義」という高潔な理念が、現場で働く人達に脈々と受け継がれていることに驚きを覚えた、と作者。


―――人は、苦しみに直面している人の存在に無関心であってはならない。




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by yomuyomuehon | 2016-08-21 12:21 | 童話 高学年向け | Trackback | Comments(2)

「ぼくのお姉さん」

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ひょえ~(><)

な、な、なんてこと!

消しちゃった(><)

絶対に読んで欲しい本だったのに・・・

ぼくのお姉さん (偕成社文庫)

丘 修三/偕成社

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小学高学年~

なので、再度投稿・・・と言っても、全く消えちゃったので、ああ書き直しだ(><)



相模原事件を受けて、最近読む本は先に紹介した

わたしたちのトビアス (障害者を理解する本)

ヨルゲン・スベドベリ/偕成社

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とか、今まで読んでこなかったものに向かっている。

今年の課題図書には、ハンデを持った人を題材にしたものが多い。

しかし、昔話に例えるなら、丘作品は、三びきのこぶたの、ちゃんと最後におおかみが死んでしまう昔話であり、

三びきのこぶた―イギリス昔話(こどものとも絵本)

山田 三郎/福音館書店

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最近のは、最後に皆仲良く暮らしました、となる現代版に重なる。

丘修三さんは、養護学校の教員だった。

その中で障害を持つ子どもと、その家族の、様々な困難と直面し、そこから生まれたのが、この「ぼくのお姉さん」を初めとする、障害者、またはその家族を主人公とした短編集である。

なぜ、昔話と重なるのか?

「ぼくのお姉さん」では、どの話も決してハッピーエンドではない。

でも、それが現実なんだと思う。

そして、読み手はそこから考えなくてはならないんだと思うし、考えるのだと思う。

最近のものは、無理やり最後にきれいにまとめようとしている感がある。

そして読み手は意図された方向に持っていかれる。

そして課題図書となるならば、

初めから論立てされているようなものだ。


夏休みも余すところ1週間。

息子達は8月29日に新学期が始まる。

もし、まだ読書感想文の宿題が残っているという子がいたら、是非この本を薦めて欲しい。

ぼくのお姉さん (偕成社文庫)

丘 修三/偕成社

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この本のタイトルにもなっている「ぼくのお姉さん」は、さまざまな賞を取っているのだが、きっと最近はあまり読まれていないだろう。

相模原事件を受けて、今こそ読み返さなくてはならない良本である。

登場する6人の障害者は皆、運動機能障害のみならず、コミュニケーションが困難であるという障害も持っている。

丘さんは、障害者と非障害者とのコミュニケーションの問題を、強く訴えている。

コミュニケーション障害を持つ彼らから非障害者に上手く伝える事が出来ない場合どうしたら良いか?

それは、非障害者が耳を傾け、寄り添う以外にない。

話に出て来る障害者の家族や、寄り添う先生は、彼らとコミュニケーションを取ろうとしているのに対し、様々な事件や問題に発展してしまう関わりのあった人びとは、コミュニケーションを拒否している。

拒否された彼らの心の叫びを、丘さんは見事に描いている。


共生するとはどういう事か?

是非、この本を読んで考えてみませんか?


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by yomuyomuehon | 2016-08-20 08:43 | 童話 高学年向け | Trackback | Comments(0)
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一昨日、家族旅行の岩手からの帰路の新幹線で読んでいた朝日新聞。

国際面の、「16歳 奪われた右手 不屈の脱出」の記事に、やるせない思いがした。

母親と弟妹と、ISが支配するイラクから逃れようとした前夜、家に踏み込んできたIS戦闘員に連行され、右手を落とされた。

手を切り落とされた後、家に戻された彼は、家族がトルコに逃れ待っている事を知り、単身イラクから脱出したのだ。

一ヶ月ぶりに家族に再会した彼は、まだ16歳だ。

紛争で亡くなった父親に代わり、家族を支えていた。

母親にショックを与えまいと、右手を隠し続けた。

何とかトルコからドイツに入り、家族は保護され、支援団体によって義手を手に入れることが出来た。


家族旅行で、新幹線に乗り、高い駅弁を食べている自分達。

そりゃあ、何の罪も無いのだが、心地悪い思いがした。


夕方家に着くと、早速友達の居る公園に出掛けて行ったtaichi。

あと一時間後には水泳練習に出掛けるというのに・・・

その夜の水泳練習を終えて帰って来た子どもたちが寝静まり、一人読みかけだったこの本を一気に読んだ。

ラミッツの旅―ロマの難民少年のものがたり

グニッラ ルンドグレーン/さえら書房

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小学6年生以上向け

この本はこの夏の課題図書、小学高学年向けである。

が、もうこういう内容のものを読む年齢になったのかと思うと、驚きだが、世界で起きている問題、自分の置かれている状況・・・様々な事を考えて欲しいと思う。


新しい命は、場所も時代も、その他様々な環境をも、選んで生まれてくる事は出来ない。

ドイツ内務省によると、6月時点で難民・移民の未成年者8907人が行方不明だという。


この話は、事実に基づいたものだそうだ。

コソボからドイツに亡命してきたロマ人(かつてジプシーと呼ばれた)の両親のもと、ドイツで生まれ育ったラミッツ。

サッカーやゲームが好きなごく普通の少年だった。

しかし、学校でお金が無くなったとき、物乞いと言うイメージのロマ人であるラミッツは疑いの目で見られ、学校を飛び出した。

そのあと、真面目で教育熱心な父親の仕事を手伝っていたのだが、ある日、移民局から、一家のドイツ永住許可申請を却下する通知が届く。

家族はコソボに強制送還される。

しかしコソボは、紛争の真っ只中だった。

父親の両親はセルビアに亡命していて、家は破壊されていた。

生まれて初めて会った母親の両親の家に隠れた家族。

しかし、そこにドイツ帰りの家族を狙い、兵士がやって来て、父親を連れ去った。

おじいちゃんとおばあちゃんは大金を工面し、国外脱出の準備をしてくれた。

ワゴン車に潜り込み、着いた所はスウェーデン。

ここで、家族は難民宿舎に入り、審査官からの質問を受けたのだが、ラミッツはやがてしゃべる事が出来なくなった。

舌が動かなくなった。

姉さんのアテーネはうつ病になった。

父親を心配する家族は、もう心も体もボロボロだった。



難民・強制送還・民族紛争・拉致・亡命・民族差別など、次々に襲い掛かる過酷な試練。

こんな平和な生活を送る日本において、その辛さ・過酷さを想像するのは至難の業かもしれない。

でも、このお話は事実に基づいているし、新聞の記事は今まさに起きている事。


果たして自分達に何が出来るか?

どう生きるべきか、つくづく考えなくてはならない。

是非、課題図書だからと、子どもに勧めるだけでなく、親も読むべきである。

中学生以上なら、こちらを↓

地球から子どもたちが消える。

シモン ストランゲル/汐文社

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このTシャツは児童労働で作られました。

シモン ストランゲル/汐文社

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ドコカ行き難民ボート。

シモン ストランゲル/汐文社

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岩手出身の宮澤賢治が遺した言葉

「世界ぜんたい幸福にならないうちは、個人の幸福はあり得ない」

が身に沁みる。

サライ 2010年 07月号 [雑誌]

小学館

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今年は「宮澤賢治生誕120年」

花巻では様々なイベントが予定されている。

残念ながら今回の旅で花巻を訪れず。

「注文の多い料理店」出版の地の、盛岡市材木町の光原社に立ち寄った。

注文の多い料理店 (日本の童話名作選)

宮沢 賢治/偕成社

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読んであげるなら、小学低学年~

自分で読むなら、小学4年生くらい~
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材木町の賢治さんと・・・

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光原舎の涼しい素敵なお庭にて・・・

喫茶店やギャラリー、民芸品店が並ぶ。


・・・が、市内は暑くて暑くて歩いていられず(><)

ぴょんぴょん舎にて冷麺を食べて山に引き上げ。

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本当は、連日山遊びのはずが・・・岩手山には連日雨雲が掛かっていて(^^;)

網張ビジターセンターに申込みしていた初日のナイトハイク&星空観察も中止となり(><)

う~、山の天気は変わりやすいのね。

あっ!晴れた♪と思ったら、あっという間に雨雲が、そして雷も!

全く計画通りに行かなかった、今回の旅。


しかし、盛岡の町に出た事で、とっても美味しい福田パンのコッペンパンを食べる事が出来ちゃった♪。

冷麺食べた後に、二つも食べたsohta。

食欲は相変わらず(^^;)

軽いのに、もっちりしている、かなり美味しいコッペンパン。

挟む具はとっても多い。

次から次へとお客さんがやって来る。

美味しかった~♪

この福田パンを都内でも食べれるらしい。

福田パンで修行を積んだ吉田さんが開く「Lucky Bread 吉田パン」

亀有にあるんだって!

行かなくちゃ!!!

でも、電車賃の方が高いな(^^;)


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by yomuyomuehon | 2016-08-04 16:28 | 童話 高学年向け | Trackback | Comments(0)
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子ども達がいる夏休み。

あまりに涼しく過し易いので、夏休みという感じが全くしないのだが、

早くも一週間が経った。


朝はランニングに始まり、夜は水泳で終わる。

その間、勉強をしている気配は殆どなく(><)

読書と言えば、専ら漫画。

課題図書は、図書館での人気が高いので、長く借りる事は出来ない。

私が読んで、はい返却!となり兼ねない(^^;)

で、課題図書を読む第二弾

茶畑のジャヤ: この地球を生きる子どもたち (鈴木出版の児童文学 この地球を生きる子どもたち)

中川 なをみ/鈴木出版

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小学高学年向け


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この本のテーマは、次の三つかなと思う。

①いじめ
②スリランカの内戦を引き起こした民族問題
③スリランカの貧困問題

紅茶の産地であるスリランカを旅した作者は、日本との違いに驚かされた。

紅茶の生産国となった植民地時代の歴史、内戦を生んだ強い民族意識(シンハラ族対タミル族)、子ども達の暮らしにまで影を落とす経済的な貧しさ・・・

貧しいけれどのんびりとした人びとの暮らしにふれてみて、ふと日本で悩んでいる子ども達をここに連れてきたらどんなだろうと思ったところから、この話は誕生したそうだ。


この本の中に、印象的な言葉がいくつかあった。

内戦の語り部であるセナ(スリランカで、JICA関連の仕事?に従事しているおじいちゃんの下で働くタミル族)が、内戦を、主人公の周に語る場面。

「タミル人が独立した国を持ちたいと思ったのは、間違いじゃないでしょ?」

「人を殺したら、なんにもならない」

「どうしたらいいの?反対されたら、どうしたらいいの?」

「考えるんだよ。分かるまで考える。勉強してかしこくなったら、たくさん考えられる。知識や経験がたくさんあれば、想像する力もついてくる。人の気持ちが想像できる。ものごとの先が想像できる。たくさん想像できる人は、人を殺さない。悲しみが想像できるから」




セナはシンハラ人の奥さんと結婚し、子ども(ジャヤ)が生まれた。

二つの民族は宗教が異なる。

それは困らないのか?という周の質問に、

「おいのり、ちがう。神様、ちがう。こまることある。でも、どちらもだいじって、母さんいった。ちがうこと、悪くないし、ちがうこと、きらったら、だめ。いちばん悪いって、いつもとうさんがいう。わたしもそう思う。人はみんなちがう」




学校でいじめに遭っていた周を、スリランカに行かないかと誘ったおじいちゃん。

教室の中で目立ったからいじめられた。みんなと違うからいじめられた。

でも、皆が同じだったらどうだろう?気持ちが悪い。

「ジャヤは、みんなとちがうからって、仲間はずれにされたら、どうする?」

「わたし、シンハラから仲間はずれ」

「ひとり、だいじょうぶ。ひとりだけ、オーケーよ。シュー。さびしくない。自分、強くする。でも、ひとり、やっぱり、さびしいね」




おじいちゃんと最後の旅行を、海辺のリゾートミリッサで迎えた時、

ホテルの前のビーチの波は、とてもつもなく高い高い壁だった。

おじいちゃんは果敢に飛び込んでいったけど、周は以前波にもまれた海を思い出し、ビーチに座り、ただ波を見ていた。

そこで、スウェーデンから来た三人の少年が高い壁に突っ込んでいくのを見た。

恐がるどころか、互いに肩を叩きあって喜んでいた。

彼らが立ち去った後、立ち上がった周は、海水の中を突き進んだ。

波に飲まれ、されるがままの周。

このまま死ぬのかなと思った時、ふいっと身体が軽くなり、頭上から海水は消えている。

このまま座っていたら、また次の波に飲まれる。

「いそがないと」

あわてて海から逃げる。

ものすごく恐かったけれど・・・・

どうしていいか分からなくなったら、あわてたりもがいたりしないで、じっとしていたらいい。そういうやり方があるのだ。その場でこらえて待っていれば、波がひいていくように、自由がきく世界がやってくる。

本当にそうだろうか?

こうして、周はまた壁に向かった。

心配で、見守っていたおじいちゃんに、

自由になれる方法を確かめたかった、と周。

「波にぐるぐるまわされたけど、いつか終わりがあるってことだよ」

「人生そのものじゃないか。終わったらどこかへ出かけて、また波をかぶって・・・。何度もくりかえしたあと。やっとほんとうの終わりがくるのかもしれんなあ」



いじめに打ち勝つ方法、それは自分自身を強くするしかないんだろうなと思った。

集団心理は恐い。

一人でいじめをする事は出来ない。

一人の子をいじめるのに、集団を作る。

人数が多いと、いじめている側にいても、間違っていないと思うのかもしれない。


周は、日本からスリランカという距離的にも環境的にも遠い地へ行き、気持ちの切り替えが出来たようだ。

でも、実際にいじめに遭っている子はどうか?

残念ながら、なかなかこう上手くはいかない、と思う。


いじめが人対人であるのと同時に、いじめから、またはいじめられている子の気持ちを救えるのも、人である事はこの物語からも確かである。


他の課題図書もどうぞ!→ こちらは、本当にオススメ!「wonder」



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by yomuyomuehon | 2016-07-27 16:14 | 童話 高学年向け | Trackback | Comments(2)
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シロガラス 1パワー・ストーン

佐藤 多佳子/偕成社

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小学高学年向け


(以下、あらすじです)

パワースポットして密かな人気の白烏神社(しろがらす)

そこに暮らす藤堂千里は、白烏神社の長である佐一郎の孫であり、古武術の天才少女である小学五年生。

千里は、毎年行われる伝統行事の子ども神楽で重要な役である剣士を務めている。

祭りの夜、子ども神楽の存続を危惧した佐一郎はとんでもない事を言い出した。

剣士役の千里、からす役のいとこの藤堂星司と親友の筒井美音。

その相手となる剣士役に、千里の宿敵でクラスのボス的存在の北川礼生を推薦したのだ。

そして、からす役に大人しいが並外れた頭脳をもつ三上数斗と、クールできつい性格の岡崎有沙が推薦された。

礼生が相手だなんて・・・・・


古武術の達人として圧倒的な強さを誇る千里は、何があっても手を出さない事を誓わされていた。特にさかんにケンカを仕掛けてくる礼生に対しては。

礼生の夢は千里を倒す事だった。

倒すことが出来なくても、一撃さえ加えられたら!

そして、そう考えた礼生が取った行動は・・・

*****

♪大人の階段のぼる~の第一段あたりの5年生。

反抗期の始まりの時期。

ピリピリし始める子もチラホラ。

そういう感じがこの物語には出ている。


神社という歴史ある神聖な場所が舞台なんだけど、登場人物はいる!いる!とリアルに感じられる人ばかり・・・ちょっと不思議な感じ。

この「1、パワーストーン」は物語の序章に過ぎない。

最後の最後に起こる不思議な出来事・・・そしてVo2へ続く。

う~ん、なかなか面白い!と紹介すべく読み返してみたが、文学ではないなって感じ。

神社が舞台なんだけど、内容も文体も軽い(^^;)、まさにライトノベルズ!

子どもには、娯楽として読みやすいかな。

私は先が気になるので、続きを読むことにする。


小6になった息子は図書委員の副委員長だったにもかかわらず、読んでるかなあ?とかなり疑問である。

それを、長男の入園前から通う県立図書館の司書さんに言ったら、

「えーっ、小さい頃からあんなに読んであげてた〇〇さんちでも読まないんですかぁ?」と驚かれた。

本人は読んでいると言うのだが・・・

先日、ある本を、「これ、面白かったから読んでみて」と勧めたら、

「あのね、ママにとっては面白い本でも、オレにとって面白いとは限らないでしょ!」と返してきた。

「読んでみなくちゃ分からないじゃない!?」

「時間があったらね!」

そう言って漫画を読み漁るのである。

表紙がマンガのこの本は、きっと手に取るだろうなと思って置いてある。

そんな子が子ども新聞を取るというので、今日から朝日小学生新聞が配達され始めた。


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by yomuyomuehon | 2016-04-04 16:42 | 童話 高学年向け | Trackback | Comments(2)