絵が語る 「エンソくんきしゃにのる」
スズキコージ・作
まずスズキコージさんの独特な、ちょっと怖い絵に引きますよね?
表紙と裏表紙を広げると一枚の絵になっていて、たくさん羊が窓から顔を出しています。
その羊の顔が不気味です。
うちの子は駄目かなあと思っていたら、いえいえかなりお気に入り。
さて主人公はエンソ君
一人で汽車に乗り、おじいさんの住む駅まで行くお話。ただそれだけのお話。
エンソ君という名前。出発する駅はほげた駅。途中の駅はほんと駅。到着する駅はほいざ駅。
これはどこの国?駅の様子はヨーロッパかしら?
高原のほんと駅で、向かいに座っていたおよそおばさんには見えないおばさんが降ります。
代わりに乗ってきたのはたくさんの羊と羊飼い。
エンソ君が買った駅弁は、羊の形のコロッケがゆでたとうもろこしの中にごろんと入ったもの。
羊飼いは大きなリュックから羊たちの弁当をどさっと出して、みんなで一緒に食べます。
もう、ありえな~いお話です。
不思議で不気味で、でも何だか面白い。
恐るべしスズキコージワールド!
一緒に聞いていた主人は途中が面白いだけに、「えっ!それで終わり?」
と肩透かしを食らった様子。(絵)を見てないので・・・。
息子は(絵)を見てるし、電車に乗るって事自体が面白いようなので大満足。
そうです。この絵本は(絵)本なんです。(絵)が重要なんです。
私はさらにスズキコージワールド探ってみたくなりました。
ランキングに参加しています。
少しでも興味をもって頂けましたら、クリックお願いします。
↓ ↓ ↓