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12月の読み聞かせは、クリスマスとか年の瀬絡みのものが多くなります。
一斉に同じ絵本を読むので、1学年4クラスもあると、特に季節ものの絵本の準備は困難です。
いつ予約を入れるか?それがいつ手に入るのか?
もう間に合わないとなると、購入するしかなくなります。
ただ、学校から多少の予算を頂いているので、季節ものは2冊ほど購入し、読み聞かせ用にストックしてもいるのですが・・・
12月上旬に一年生に読んだのは、
と
は、
昭和チックな、一昔前の(?)日本の家庭の風景と、北欧の方からプレゼントを届けにやってくるサンタの様子が交互に描かれています。
プレゼントを心待ちにしている小さな男の子。
日本に、男の子の住む町に、サンタクロースが徐々に近づいてくる感じが、子どもの気持ちを高揚させます。
私はこの本が読まれるのを、子どもたちの後ろから見ていたのですが、皆じーっと絵を見つめ、とっても静かで、本当にサンタクロースを信じて待っているんだなって感じました。
一方、今週の月曜日、6年生に読んだのが、
ナショナルジオグラフィックのカメラマンであるお父さん。
文章はお母さん。
この表紙のトナカイに向かい合っている女の子は、その二人の娘。
親子合作の、素敵な写真絵本です。
もうサンタクロースを信じていない子、正体を知ってしまった子、まだまだ夢の中に住んでいる子、とそれぞれでしょう6年生。
しかし、さもありなんと写真で見せてくれる北の森の雪野原での動物たちと女の子の交流、さらにいかにもサンタ!の登場に、わくわくしたクリスマスの昂揚感が、どの子の目にも見えた気がしました。
読み聞かせには、とにかく楽しいと思える絵本と、何かを訴えるものと、大きくは2つに分けられるように思います。
中学生になると、絵本の読み聞かせをしてもらう機会は、そう無いでしょう。
何かに悩んだりして自ら出会う本に、生き方を導かれることはあっても、ただただ面白い・楽しいと思える絵本には、読み聞かせをしてもらっている間にしか、出会うことが出来ません。
読み聞かせの選本をしているとつい、何かを訴えたいとか何かつかんでもらいたいとか考えがちです。
しかしながら一番子どもの心の残るのは、「ああ、面白かった~!」ではないかと。
最近は、こんなことを感じてもらいたいよりも、そんな「ああ、面白かった~!」が届けられるといいなあと思うのです。
は、耳で聞くにはいいけど、形にするには難しい昔話を、よくまあ表現出来たものだなあと、今回読み聞かせをするのに改めて絵を見て、つくづく感心させられました。
語りでは、次々に動物たちが手袋に入っていく様子は詳細に語られないでしょう。
登場する動物たちが段々と大きくなっていくのは分かるにしても、小さなおじいさんのてぶくろに入るなんてあり得ない状況です。
耳で聞いているからすんなり受け入れることが出来るのですが、それを絵で表現出来ちゃっているのですから、なんて素晴らしいのでしょうか。
そしてその絵には違和感がない。
・・・と私は思ってしまう(^^;)
大人は、あり得ないのにね・・・と思うようですが、私はお子様脳なのか、すんなり受け入れられる(^^)
窓が付いたりして、徐々に家らしく形作られて行く様子に、わくわくします。
クリスマス時期というのは、一年の内で一番ファンタジーが似合う時期。
小学生の内は子ども達にまだ夢の中にいて欲しいと思います。
クリスマスの本ばかりがクリスマス向きではないでしょう。
夢のようなお話が、なんだか本当になってしまうような、そんな魔法がこの時期にはあるような気がしてなりません。
それから6年生にはもう1冊、
を読みました。
なんだかんだと忙しく、なかなかブログに向かえません。
でも、考えてみたら、紹介する絵本に出会えていないのかもしれません。
絵本の読みきかせを、うちの子ども達にする機会がなくなりました。
代わりに、寝る前布団の中に入って、座った状態で、haneちゃんとそれぞれ別の本を読むのが日課です。
私が昨日読み終えたのが
対象:小学校高学年以上
冒頭からあまりに面白くて、引き込まれました。
えっ、本当の話?
「オオカミ預かり人」の母と子は、ロシアの貴族達がペットとして飼っていたオオカミを、野生に戻すのを生業としています。
この野生に戻されたオオカミが悪さをし、それをこの親子のせいにした将軍が、母を捕まえ、家に火を着けるシーンから始まるのです。
母を助けるため、サンクトぺテルブルグを目指す少女。
途中、この将軍に虐げられてきた人たちを味方にし、皆で革命を起こすのです。
オオカミを飼い慣らすのは至難の業だそうです。
これは架空の職業で、ジンバブエで育った作者が、ジンバブエのライオンを野生に戻す職業などからヒントを得て作り上げたそうです。
しかしこれはロシアで実際にあった、刑務所襲撃を元に描かれてもいるので、フィクションとノンフィクションが混ざっています。
原田勝さんの訳の本はどれも面白くて、これも「あっ、原田さんだ」と思って手に取ったものですが、やはり当たりでした。
haneちゃんは
を読んでいます。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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