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絵本のおかあさん ehonkasan.exblog.jp

子どもたちが通った幼稚園で、絵本の読み語りボランティアのお母さんは、『絵本のお母さん』と呼ばれています


by yomuyomuehon
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子どもの「手づかみ食べは」なぜ良いのか?

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haneちゃんは、兄弟の中で一番運動神経がよいのではないかと思っている。

そして三番目であり、女の子である事は、細かい観察力を育て、兄達に張り合うことで、相当な負けず嫌いにもなった。

う~ん、今後女子とうまくやって行けるかどうかは、疑問ではあるけれど・・・・

まあ、私もつるまない人なので、何となく彼女の今後が分かりそうな気がしなくもない。

が、自分で修正していく向上心は、私にも主人にも、どっちの子ども時代にも無かったよね~(^^;)

オレにはあった、という主人・・・それは、絶対にウソだ。

一体誰に似たんだろうか?

それもこれも、

haneちゃんが兄二人に続き、水泳の選手コースに呼ばれ、3日から練習が始まって間もなく一週間。

その練習の様子を見ていて、つくづく思うからである。

かなり進級の早かったhaneちゃんではあったが、今までお声が掛からなかったのは、兄ちゃん達の力を見極めてから、というクラブチームの事情による。

どうにかこうにか、この春二人とも上のクラスに上がったので、やっとhaneちゃんも呼んで貰えることになった。

ジュニアクラスでは、クロール・バック・平泳ぎと進んでいたので、そこまでは一応泳げる。

が、練習2日目でもう、飛び込みをしての競争である。

飛び込み・・・そういえば、3歳の時、市の屋内プールで何度も飛び込んで怒られてたっけ(^^;)

だから飛び込むことは恐くないみたい・・・だ、けれども、すごいのは、一回目、下に落ちた!?ような飛込みをしていたhaneちゃんが、2回目・3回目と回数を重ねる度に、前へ前へと飛距離を伸ばしていた事!

翌日には、兄ちゃん達を良く見ているというか、よ~く話を聞いているというか(^^;)・・・体を後ろに引いて、バネを使い、反動を付けて飛んでいたので、一緒に競争していた子よりかなり前に飛ぶのである・・・まあそれでも、この一学年上の女の子に、フリーでは抜かれてしまうのだが(^^;)

でも、バックとブレストでは勝てるので気分よく、その上この日のコーチはメチャクチャ褒めてくれるので、上機嫌で帰宅のhaneちゃん。

そして、「あしたはぜったいにかつ!」と、その晩パパ指導を受け意気揚々と望んだ昨日。

残念ながら、昨日は競争も飛び込みも無く(^^;)

でも、さすがに疲れが出たようで、ふと見るとリビングで眠ていたhaneちゃん。時刻は夜の7時。


今週、何度haneちゃんに、本当に水泳を続けるのかと確認したかしれない。

毎日3時半からの練習(厳密には月・土は4時半から)に行くには、放課後友達と遊べなくなるかもしれない・・・いや、遊べないだろう。宿題もあるしね(^^;)

水泳を選ぶということは、色々なものをあきらめなくてはならなくなる・・・のは、兄達を見て知っているか(^^;)

それでも「やる!」というhaneちゃん。

果たして学校が始まって、段々暑くもなって、疲れも出て来て、う~ん続くかしら(^^;)

今後が楽しみでもあり、心配でもある。

子どもの「手づかみ食べ」はなぜ良いのか? (IDP新書)

山口平八,清水フサ子/IDP出版

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「大きくなったときに、人間はいろいろと人生の壁にぶつかることがあるでしょう。そんなときに、幼いときからいろいろな体験や経験をしている人は、「これがだめなら、あれ!」と多角的に物事を見たり考えたりすることができ、何とかその場をしのいでいくことができます。体験や経験が、生きる力になってくれるのです。でも訓練的な価値観で育ってきた人は、「これがダメだったら、もうダメ」となりがちです。」


埼玉県鴻巣市のどんぐり・どんぐりっこ保育園の、「生きる力を培う保育」を書いたもの。

「人間は豊かな幼少期を過ごしてこそ、人生の壁を乗り越える事ができる」

その基本が「手づかみ食べ」であるという事を解説した子育てバイブルである。

「食べる」ことは「生きる」事、発達の基(もとい)である。

手は「突き出た大脳」と言われるくらい、脳の発達に大切な部分であり、その指を使って食べる事は知的な発達につながるのだ。

「知的な発達」というフレーズにビビッと来る人は多いはず。

しかし、汚されるとイヤ、手で食べるなんて!、時間掛かるし、遊び食べになるしと思い、実際は手で食べる行為をさせて来なかった大人、させてない大人が多いのではないか?

普段祖父母に看て貰っていたら、まず手で食べるなんて事はないだろう。

大人たちは「何をどれだけ食べさせるか」には気を配っても、「自分で食べるようにする」にはあまり配慮が出来ていないのではないか?

う~ん、最近のお母さんたちを見ていると、それすら出来てない気がするが・・・

「手づかみ食べ」は「自立への第一歩」

「自分でやる!」という自我が成長していく上で非常に大切な行為なのである。

初めて子どもを持つお母さんにとって、いつから離乳食?いつから果汁?卒乳は?断乳は?頭を悩ませるものだ。

まず、〇ヶ月になったらとか、一般的な月例はあくまで統計的なものであり、その子自身に当てはまるものでは無い事を理解する必要がある。

<離乳食の開始について>

嚥下(えんげ)=飲み込みや咀嚼の力はその子の運動機能の発達とも大きく関連しているそうだ。

赤ちゃんをうつぶせにした時に両手を翼のように中に浮かせ、全身をのけ反らせて飛行機のような姿勢になってしまう子はまだ両腕の肘や手のひらで上半身を支えて頭を高く持ち上げることができない。

この状態の子に液体状のものでもスプーンなどで口に入れると、一部が肺に入って咳き込んでしまう。

左右両方の肘や手のひらを畳みについてしばらくうつ伏せ姿勢がとれ、頭も高く上げられるようになると、上手く飲み込めるようになる・・・が、半分以上は口の端から流れ出てしまうのだが。(大体6ヶ月頃)


七ヶ月頃になると手のひらで上半身を支えて移動できるようなると、顎の上下運動が(噛み噛み)が出来るようになる。

そうすると、野菜スティックなどを歯茎で噛み取れるようになる。

この先に四つ這いがあり、四つ這いが出来るようになると、顔面の筋肉が発達してくる。

あまり四つ這いをせずに歩き出したと言う子は、2、3歳になっても噛む事が苦手。

この9ヶ月頃の四つ這いはとても大切なのだが、最近の洋風化した住宅事情ではこの時期を十分に取るのが難しい。

子どもの事を考えたら、ソファなどつかまり立ちが出来るようなものは端へやって、何も無いスペースを広~く取ることが望ましい。


<自分で食べたい!>

10~11ヶ月になると、なんでも「自分でやりたい!」時期になる。もちろん食べる事も!

この「自分で!」の時期は、兎に角汚す(^^;)

「テーブル全体がお皿」という意識を持って、汚すのを覚悟で望む事が必要。

私はテーブルの下に新聞を敷いていたかな?

食べ散らかしたものをそのままポイっ!

お母さんはイライラする時期だけど、お母さんがテキトーになると乗り越えられる。

食べさせようと必死にスプーンを口に運ぶより、自分で食べてもらう方が実は楽(^^)

逞しく育てるためには、離乳食期の手づかみ食べは大切。

赤ちゃんせんべいとか、食パンとか、卵ボーロとかと手づかみ食べさせているから大丈夫というのは間違い。

そこには、散らかさないでという願いや視線、操作があるから、結局子どもの意欲はそこまで育たない。


そして「お母さんの手ではなく、自分で!」の手づかみ時期は母子分離の時期でもある。

1歳過ぎても「あーん」と食べていたら、子どもはいつまでも母子分離できない。



この本の中で、私がへえ、そうだったのか?と改めて気付かされたことが一つある。

手づかみ食べの時期に目の前にスプーンを置くことで、子どもは自然とスプーンの使い方を学ぶという事。

必要ないと思って、置いてなかったなあ。。。。。

どうせ遊んじゃうからと思っても、置くことに意味があったらしい。


この本は、乳幼児を持つお母さん、お腹に赤ちゃんの居るお母さん、保育士を目指す若者達に是非手にとって欲しい本。

トレーニング箸の問題点や安易に市販の離乳食を選ぶことで起こる問題、食事の時間、朝食の大切さ、就寝時間についても、乳幼児期にとっても大切な事が書かれている。

それから、昨今大事と言われる卒乳についても異議を唱えている。

いくつになっても母乳を与えるのがよいと言うのは間違えだと。

心の栄養は、乳首を介さなくとも可能である。

断乳ではなく卒乳により、肝心の子どもの意欲や食べる力が育っていない。

コップを両手で持って飲めるようになったら断乳の時期だそう。


私は子ども達を3人、このどんぐり保育園にかなり似た同じさくらさくらんぼ系の幼稚園に通わせた。

手づかみ食べ、全身運動のリズム体操、泥遊び、築山遊び、雑巾掛け、飼育、自由にやりたい事をやれる延長保育の時間・・・・

そこで、これらの乳幼児に本当に大切な事を学ばせてもらった。

それはTVや雑誌で言われる早期幼児教育とは一線を画すものだった。

だからこそ、haneちゃんが始めた水泳の選手コースには、まだ躊躇する自分がいる。

ピアノも同じ。

一週間前にあったhaneちゃんのピアノの発表会で、もっと大きな子の指の動きを見て驚いた。

関節がピンと張ったまま、指が関節で曲がらない子が結構居るのだ。

ピアノは指先を器用にするというが、その前の手づかみ食べが大事なんだなあとつくづく感じた次第。

乳幼児期にどう過ごすかは本当に大事。

その時期豊かに存分に楽しんできたからこそ、これからやりたい!と思うことに集中出来るのかも知れない。

何れにせよ、本人が望むなら、満足するまで頑張って欲しい。

それから、子どもの食事を考える上で参考になる本を一冊。

不調・病気知らずの体をつくる おくすりごはん

梅﨑和子/家の光協会

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「体の中にある自然な治癒力をやさしく引き出す食事と手当て」方法。

忙しい食事の支度に、この重ね煮料理がなんと楽な事か(^^;)

食材を、切って重ねて煮込むだけ。

特に汁物はこれだけでかなりの量のお野菜を採ることが可能♪

是非皆さんの食卓に、一品、重ね煮料理を加えてみることをオススメする。

ところでhaneちゃん、結膜炎!?目が充血していたのだが、番茶+塩で目洗いと湿布をしたところ、治ったみたい(^^)

薬は副作用を伴うが、身近な食べものの薬効成分は体に穏やかに作用する。

これは長い年月の中で体験的に伝えられてきた知恵でもある。


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by yomuyomuehon | 2017-04-08 11:15 | 大人向け