小学校での昼読み
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昨日(2/15)の水曜日は、小学校での昼読みピンチヒッターでした。
天気もよく、「昼読みあります!」の放送も掛けてもらえず・・・
今日は子ども達、来ないかな?(^^;)
体育館に子ども達がぞろぞろ入って行くのが見えて、
あらら~、今日は何かあるのかしら?
息子たち6年生が廊下を通り過ぎ、
「あっ、〇〇(あだ名)のお母さんっ!どーも~!」と声を掛けてくれるsohtaの同級生達。
クラブ発表会の予行練習だって(^^;)
って事は低学年には無関係か。
持っていった本を捲っていると、ダダーッと入ってきた一年生。
徐々に子ども達が増えていくので、一冊目は子ども達が声を出すことが出来るものにしています。
そしてまず読んだのは
読んであげるなら 7,8歳~
漢数字を習った後でなくては、この本を理解出来ません。
子ども達が大興奮するこの写真絵本。
読み聞かせをする空き教室のあちこちを見回して、
「あっ!『一』があったーっ」
「これは『工』って字だよ。」
「そうだね、カタカナの『エ』にも見えるね」
「ほら、これも『一』だよ。」と見せてくれたのは、黒板消し(^^;)
「そうだね(^^;)」う~ん、「一」はキリがない。。。。。
「学校帰りにさあ、キョロキョロしてて車に轢かれないようにねぇ(^^;)」
そして次に読んだのは、私が大好きな絵本の一冊
読んであげるなら 5歳くらい~
「昨日は何の日だった?」
「バレンタイン!」
「そうだねぇ、もらったの?あげたの?」
「ぼくね、〇〇ちゃんからもらったよ」
「あら、もてるのねぇ」と、指でお腹をつんつん(^^)
「あげるより、たべるほうがいい!」
「そうだねぇ。おいしいもんねぇ。さあ、それでは、やっぱりチョコレートのお話を読みますね」
みんな、なんて真剣な目つきで見るのかしら?
あまりにじっと絵本に見入っているのでびっくりしました。
この本は、私も大好きなお話なのですが、やっぱり子どもを引き付ける本のようです。
「続いて、さっきも出てきた『ねこ』のお話を読みますね」
「えーっ、またねこ?」
「そうそう、今日はねこ尽くしよ♪」
実は2/22がねこの日なんですよ~
読んであげるなら 5歳くらい~
「さっきのねこはかわいらしいねこだったけど、今度のねこはどんなねこだろうね。ねこにも色々いるんですよ~」
ある日、ひよこを見つけたねこ。
餌をまいてひよこをおびき寄せました。
「つかまえたら まるやきにして たべよう」
ねこはもっと考えて、
大きくして食べたほうがいい。そうしよう!
いや まてよ。卵を産むまで待ったら、玉子焼きと鳥の丸焼き両方を食べられるぞ。
ねこはもっともっと考えて・・・・・
さて、欲張りすぎたねこの結末やいかに。
何度も書いているのですが、息子たちの学校はチャイムが鳴りません。
だから時間を気にする子は、まだ5分もあるぞって時に、お話の途中でも教室を出て行ってしまったり、お話に夢中になっている子を行こう行こうと引っ張って、騒がしくなる事も。
なので、こちらも5分前に終了しようとしているのですが、
何故か昨日は、
「まだ時間があるよ。もう一さつよんで~」と言う子が複数居て・・・
「じゃあ、もう一冊あるけど、早口になっちゃうかもしれないよ」と取り出したのが、
読んであげるなら 5歳くらい~
「えーっ!またねこだーっ!」
「だから今日はねこ尽くしって言ったでしょ」
読み始めたら、また子ども達が何人か入って来ました。
ねことおうむがお互いをご馳走に呼ぶ話し合いをしました。
まずはおうむが呼ばれました。
でもねこはけちんぼなので、ご馳走と言ってもほんの少し。
おうむは文句を言いませんでしたが、嬉しくはありませんでした。
今度はねこが呼ばれました。
ねこはおうむが用意したたくさんのごちそうをぺろりと平らげ、まだお腹が空いていると言いました。
怒ったおうむは、ならば自分を食べればいいと言った所、
ねこは本当におうむを食べてしまったのです。
それを見ていた隣のおばあさん。
ひどいじゃないか、とねこを責めたところ、何とねこはそのおばあさんまでぺろりごくん。
いい気になって歩いていったねこの前に、馬方とロバが・・・
「どいた どいた ねこどん。うろうろしていると このろばに けとばされるぞ」
さて、ねこはどうすると思いますか?
このお話は1975年こどものともで鈴木三重吉の文体で出版されました。アメリカのブライアントのお話集から鈴木三重吉氏が訳したものでした。
元々はこのお話は北欧の「くいしんぼうのねこ」なる昔話によるものだったそうで、それを突き止めた瀬田貞二氏が、その原文を元に再話したものです。
二冊を見比べると、表紙のねこの向きは真逆です。
中を読み比べしてはおりませんが、する必要もないかと。。。。。(^^;)
瀬田貞二さんの文章は、読んでいてリズムが良いので心地良く、日本語の素晴らしさを感じさせるものです。
こういうものを聞いて育つと、言葉が豊かにそして正確に育つのだろうと思います。
最後にこれを読んで良かった。
もっともっと、瀬田貞二さんや石井桃子さんのお話を取り入れていきたいなと、改めて思った次第です。
で、リズムが良いので流れるように読んだ結果、まだ時間があるという子ども達。
「いやいや、もう五時間目が始まるよぉ。あと1分!早く教室に戻らなきゃ!明日もあるから、また来てね」
「えっ、先生がくる?明日も先生が来るの?」
う~ん、先生じゃないけど・・・・(^^;)
「うん、また明日も私が来るよ。また違うの読むから楽しみにしててね」
って事で、またまた今日も読みに行きます!
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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