日本語ってふか~い!☆「みんなでつくる1本の辞書」
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小学4年生以上向け
(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)
わたしは、数え方の研究をしています。
日本語では何かを数えるとき、自動車なら「一台」、だいこんなら「1本」、ネコなら「1匹」のように数えます。
「台」「本」「匹」にあたることばを、「数を助ける詞」という意味で助数詞とよびます。
日本語には約500種類の助数詞があります。
大学生のとき、そのなかでとくに助数詞「本」についてしらべてみようと思いたちました。
そのきかっけになったのは、留学生の友人から「日本語の数え方ってむずかしい。なかでも『本』がわからない。
なぜ電車も、柔道の勝負の『1本』と数えるの?」ときかれたことでした。
* * * * *
(以下、あらすじです)
有名な国語辞典を見ても
①「棒のような形をした長いものを数えることば」
②「映画やテレビ、お芝居などの作品を数えることば」
③「柔道や剣道などの勝負を数えることば」
としか載っておらず、不十分↓
そこで、
もっと1本のことをしらべて『1本の辞書』をつくろう!そう思いたったのでした。
①の「棒のような形」について、学生にいくつかの質問をしました。
立方体を二個つなげたもの・・・・30人全員が1個
立方体を三個つなげたもの・・・・1本は18人、1個でも1本でもは12人
立方体を4個つなげたもの・・・・・30人全員が1本
横の長さ対縦の長さが3倍になる形が分かれ目?
これはコッペパンやさつまいもでも同じ。
ただし、マカロニは長さに係わらず『1こ』と数えると言う事や、
縦になっているとき、横になっている時では、長さの感じ方が違うという意見も。
そして、
へびは・・・一匹
ヘビと同じ長さのロープは・・・1本
蛇の抜け殻は・・・1枚が12人、1本が18人
どうやら生き物を数えるときには使われないのではないか?
結論!
『細長いもの(縦横比で長いほうが短い方の3倍を越えるもの)を数えるのに使うことが多い。
ただし、長くてもコップやバケツのように大きく口があいていてものを入れることが出来るものは「こ」と数える。』
家具屋さんに聞いた家具の数え方「1本」が意味するものには、愛!があります。
駅員さんに聞いた電車の数え方にはへえ~っ!!!!!
「当駅始発の準急は、このあと各駅停車が2本出た後に発車します」
「無理をせず、1台お待ちください。電車は続いてまいります」
この違い、分かりますか?
そして私が一番ビビッと来たのは、武道家に聞いた「1本」の訳。
「自分は小さい頃から道場で練習していますが、心技体の3つのものが1本化されたときに決まるのが武道の勝敗だと教わりました。」
精神力・技術・そして身体能力の全てがそろうこと、一本化することが大切なのです。
日本語って、奥が深い!
小学一年生の国語に出て来る1~10までの数に「本」をあわせた読み方。
年中のhaneちゃんに言ってみてとふってみたところ、かなり曖昧でした(^^;)
*****
水泳でも、「100m、100本」とか、1回泳ぐのを『1本』と数えます。
5・6年生男子に課されるチョーハードトレーニング。
100mX100本・・・10,000mです(^^;)
これで終わりじゃないです。
練習の一部。
鬼軍曹のクラスに入って間もなく1年経つsohta。
全く付いて行けなった1年前。
夏から始まったこのハードトレーニングで、最後まで残るのは、いつもsohtaとS君の二人と、sohtaの話。
・・・なのに、試合で結果が出なかった。
ああ、予選落ちか・・・とがっくりしていた所、昨夜ギリで決勝に残れた事が分かり、本人のモチベーションがUP(^^)
メドレーリレーで予選通過1位のtaichiと共に、またまた踏ん張る日々が続きます。
「心技体」の「技」はまだまだだけど、日日の「1本」、全力で頑張れ!
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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