自由研究☆「大浦湾の生きものたち」
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夏休みの宿題は、終わりましたか?
先の土曜日は小学校の親子除草の日でした。
そして、出来上がっている宿題の提出日でもありました。
sohtaは例年31日まで掛かる自由研究を、先の金曜日の夜遅くに仕上げ、宿題は全て終了。
taichiも宿題は全てこなしたのですが、自由研究もやる事にしていたので、今日まで掛かって、やっと終了(^^;)
読むのも書くのもイヤな人なので(><)、まあ大変!
sohtaの自由研究課題は「着色料について」
私がいんやんクラブの調理実習会でやって来た合成着色料の実験を話したところ、興味津々、やってみたいというので、着色料についての研究となったわけです。
スーパー・コンビニ・100均・そして駄菓子屋などに並ぶ、主にお菓子の着色料を調べました。
今時は、私が子どもの頃に比べて、合成着色料を使ったお菓子は、スーパーでは殆ど見かけません。
大手メーカーものは皆、天然着色料です。
合成着色料とは、赤色1号とか青色1号とか、そういう番号の入った怪しい鮮やかな色のもの。
祭りのカキ氷シロップです!
タール色素といって、石油製品から出来ています。
一方、天然色素は、その名の通り、天然のものから出来ています。
どちらも、食品衛生法により、使用できるものは決まっています。
だからといって、体に害は無いのでしょうか?
接種する量によるそうなのですが・・・
でも、欧米では禁止されているものも、まだ日本では認可されていたり、
動物実験済みとはいえ、何十年にも渡っての影響を見ているわけではありません。
着色料の役割は、食品を美味しそうに見せることです。
着色料に係わらず、添加物の役割は、今時の食べ物事情によって、作り出されたもの。
長期保存であったり、美味しく感じる味付けであったり・・・
私たちは、便利な食事事情により、健康に問題や将来の不安を抱えるようになったのも事実です。
手間を省く事は、それだけリスクもある事を覚えておいた方が良いでしょう。
この研究をしてから、sohtaもtaichiも後ろの表示を見て、着色料だけはチェックするようになりました。
ただhaneちゃんは、美味しそうな色を見ると食べちゃいかねないので(^^;)、合成着色料と天然着色料のお菓子を買ってきて、着色料を取り出す実験は、haneちゃんが居ない、幼稚園に行っている時に行わないと!ってなわけで、早くに終了出来たわけです。
これら ↓ を参考に、進めました。
天然だからといって、問題がないわけでもありません。
お菓子に含まれる着色料だけでも、実に様々な???のカタカタが並びます。
その着色料の取り出し方や、原料にも問題があるようです。
大量生産されるものには、リスクがあることを知っておきましょう(^^)
さて、taichiの自由研究は、オクラの観察に始まり・・・でも育て方がいけなかったのか!もともとの苗に問題があったのか、あまり実が付きません。
そこを探る!なんてのも良い研究だと思うのですが、本人としては面白くなかったみたいで(^^;)
沖縄で拾ってきた貝を眺めているうち、貝の研究!と言い出したのですが、量的に少ない事、標本にするには状態が良くないことなどで、断念(><)
巻貝を見ているうち、すべて左巻きって事に気付いて・・・うずまき(右巻き・左巻き)の研究も面白そうじゃないかって事になり、公園や家の近所で蔓を観察。
朝顔の蔓・藤の蔓には法則性があるとの事なんですが、他のものは右巻きも左巻きもあるって事らしく・・・確かにそうだったんですが、
近辺だけ調べてもだめじゃない?助言。
なぜなら、巻き貝の場合、殆どが右巻きらしいのです。
ただ、左巻きが優位になった時代もあるらしく、交尾の関係から右巻きか左巻きかのどちらかが優位になり、そういう種が残るという事。
右巻きか左巻きかが、種の保存に係わるのならば、場所によってどちらかが優位になるでしょう。
ならば近場だけでなく、本来ならば日本のあちこち調べないと、結論出しにくい(^^;)
そうこうしている内、私が興味を持って取り寄せたこの本↓が届き、ビビビッ!
大浦湾ってすごいよーっ!ってこの本見せたら、大浦湾についてまとめる!って事になったわけです。
・・・って言うか、私が差し向けた?(^^;)
ずばり、この本は大浦湾の図鑑です。
もう既に海から足を洗った私ですが、もうこの本にはほんとびっくり!
と言うか、大浦湾にびっくり!感動!涙ものです。
基地問題は、一部からは、WWFを巻き込んで自然保護を盾に反対運動しているとか言われていますが、この海に飛行場を作るのは絶対にするべきじゃない。
この豊かな海は絶対に守るべきもの!そう思わざるを得ない。
大浦湾を作るもの・・・
1、やんばるの深い森から注ぐ大浦川・汀間川など、いくつもの河川、そして河口のマングローブと干潟
2、浅瀬の海草藻場
3、沖の泥地や砂地
4、湾口のさんご礁とその脇の60mもの深さの泥地
魚やサンゴが生きていく為の、様々な環境が広がる、生物多様性豊かな海なのです。
そしてサンゴで言えば、石垣の白浜に次ぐ世界的に見ても有数の規模のアオサンゴの大群集があります。
ここのアオサンゴは、白浜のそれとは異なる種である可能性も高いのです。
更に、海草藻場はジュゴンの餌場となっているようで、何度かジュゴンの姿が確認されています。
昔、沖縄は多くのジュゴンの生息地だったようですが、今では大浦湾とその近辺に数頭しか確認されていません。
そして沖縄は、ジュゴンの生息地としては最北限にあたります。
潮の流れなど、少しでも環境が変わると、生物は確実に減少します。
特にアオサンゴの生息地であるチリビシは、微妙な位置にあります。色んな自然の偶然が重なった場所なのです。
下はホテルのビーチで拾った貝。
標本に出来るような状態の良いものはありませんが、
たくさんの貝やサンゴが打ち上げられていました。
そして、大きなスイジガイのかけら(15cmくらい)も見つけたのですが、これはhaneちゃんが幼稚園の先生へのお土産にしてしまったので(^^;)、園に飾られています。
ウミウシの種類も豊富で、日本で見られる全6種のクマノミも生息。
言い尽くせない、物凄い海なんです。
この本を見たら、驚かずにはいられないはず。
この本が届いたその夜、大学のダイビングクラブの同期で、魚オタクのIちゃんに、早速メール(^^)
そうしたら、偶然にもこの夏本島を潜っていたそうで、本島の魚の種類は西表にも負けてないと。
残念ながら台風の影響で、北部の西海岸しか潜れなくて、今回は東海岸を断念したんだって(><)
一体、何日潜るつもりだったんだ!?
ああ、何だか毎晩日本産魚類大図鑑を見ていた、えら呼吸になったんじゃないですか?って後輩に言われていた、ダイビング三昧のあの頃の気持ちが蘇って来ちゃった。
来年は大浦湾でシュノーケルするぞ!
潜るのは・・・さすがにもう、ちょっと怖くて(^^;)
パパーっ、来年も沖縄北部に連れてってね(^^)
熱が入りすぎちゃって、taichiにかなり海の中の事勉強させちゃった(^^;)
これで宿題は全て終了♪
今晩も、この本眺めて寝る事にしようっと。
ただこの本で興味を持ったからといって、技術的に低い方は潜る事をご遠慮ください。
せいぜいシュノーケリングでね(^^)
昔、西伊豆の土肥にブリジストンのダイビングベースが出来たとき、そこのスタッフだった先輩にオープン前の海に潜らせてもらった事がありました。
ここは竜宮城か!?と、ものすごく驚いて、感動して、涙が出そうになるくらい。
でも、人が入るようになって、あっという間にソフトコーラルがなくなって、ガレ場になってしまったのです。
作り出すのにどれだけの歳月を費やしたのか?
でも、ダメになるのは早いんです。
私たちはあくまで訪問者です。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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