9歳→10歳へ☆「5年2組横山雷太、児童会長に立候補します! 」
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小学高学年向け
『なんでも屋』をやっている小学5年生、優・良介・仁田・そして横山雷太。
お金を取っているので、勿論、先生に見つかってはならぬ。
依頼内容は、
学校へ忘れ物を取りに行ったり、
上履き洗いや犬の散歩のかわり、野球やサッカーの人集め・・・
30円から300円位まで。
評判は上々。
その理由は、
依頼内容は絶対漏らさない。
依頼は選り好みしない。
けっこーお手ごろ・・・なんて所かな。
で、今回の依頼は、
牧野にラブレターを渡す仕事だったんだけど・・・
頭が良くて・そこそこ運動神経もよくて、とにかく顔が良い牧野は、めちゃモテル。
問題は性格。
何でも、損得で判断する所。
牧野は、ラブレターを破り捨てた。
正義感あふれる雷太は、
なんとしてもラブレターを牧野に受け取らせようと、
牧野の通う学習塾へ向かった。
商店街のゲーセンで牧野を見つけ、雷太はラブレターを差し出した。
「なんか用?今から塾なんだけど」
「用って、これに決まってるじゃん。ちゃんとうけとれよぉ」
「うけとるかうけとらないかは、オレの勝手。それにうけとったって読まないよ、オレ。興味ないし。」
「読むくらいしてもいいだろ」
「それで、なんかトクすることあるの?」
そういうことじゃないだろ。
「うけとるつもりがないなら、やぶかなっければよかったじゃないか。こんなの、折原さんにかえすわけにはいかないよ」
「オレ、塾だから」
「じゃあ、これ持ってけって」
「しつこいな」
「しつこいよ、オレ」
うざっ、とつぶいた牧野は、クレーンゲームで勝負しようと言い出した。
「やる」と即答の雷太。
隅っこのゴマフアザラシのゴマちゃん一個を賭けて。
「時間は50分」
「ぜってー、とる!」
フッと笑って立ち去った牧野。
一回二百円。三回で500円。
この依頼は100円。
赤字は確実!
いやいやいや!儲けとか言ってる場合じゃない。
これはオレと牧野の勝負だ。
って、皆の所持金合わせて1080円。
・・・が、お金はすぐ無くなった(><)
そして、雷太は母ちゃんにお米買って来てと渡された、2000円まで突っ込んだ。
しかし、何度やってもゴマちゃんは上がらない。
「アームのばねが弱いんだよ」
振り返ると、後ろに四角てでかい顔の上級生が!
ひもがけを教えてもらい、見事雷太はゴマちゃんをゲット。
塾を終えた牧野にラブレターを受け取らせた。
「それ、とるのにいくらかかった?」
そう言うと、おかしそうに笑いながら牧野は立ち去っていった。
勿論、雷太が母ちゃんにどれ程怒られたか、想像に難くない(^^;)
ゲーセンに現れた上級生。
実は学校ではとっても有名人だった。
去年の児童会長選挙に、一票差で負けた人・・・新藤君。
その新藤君が、二時間目の休み時間、雷太のクラスに現れた!
「横山君、学校をかえたいと思わない?」
はっ?学校を、かえる?
こいつなにいってんの?
「横山君ならどんなふうにかえてみたい?」
「そんなの、急に・・・えっと、宿題ゼロにするとか、休み時間をすっごく長くするとか、給食のデザートを超豪華にするとか?」
「まあそういうことでもいいんだけど」
「児童会長選に出てみない?ぼくがすいせんする」
「じっ、児童会長!?」
したくないです!
ぜんぜん!
こいつアホか?
「ぼくは、横山雷太君をすいせんする」
なんで~、だいたいこいつ、なんでオレのこと知ってんだよ。いいや、ほんとうに知ってんならこんなムボーなこといったりしない!
「昨日、ゲーセンで見て思ったんだ。これだって」
はっ?意味わかんねー。ひくだろっ、ふつー。あんなムキになってやってるの見たら。
「これ、依頼だから」
「『なんでも屋』やってるんだよね」
「前金はらってること、わすれないでよ」
「前金?」
「昨日の200円」
・・・あれ、くれたんじゃなかったの?
新藤君は、放課後4人で体育館の裏に来てと言うと、昨日と同じ様に顔の横で右手を軽く振った。
*****
児童会長選には、たった一人、あの牧野が立候補していた。
新藤君に話を聞いて、更に新藤君がなぜ去年児童会長に立候補したか、他からも話を聞いて、雷太は本気になった。
学校を変える!?
新藤君には学校を変えたいと思う理由があった。
ひいきする先生によって変わったクラスの雰囲気。
やがて自分が、そして一番の親友が不登校になった。
問題の先生は転勤させられた。
新藤君は登校出来るようになった。
が、親友は学校に、先生に、友達に絶望し、学校を拒否した。
そして新藤君は児童会長に立候補した。
何人かの先生は、そして新しくやってきた校長先生も、友人を訊ねている。
・・・が、卒業を前にして、今だ学校には出てこれないまま。
新藤君は自分の思いを雷太に託した。
『がっこうはたのしい♪』
そう思える学校をつくろう!
*****
新藤君って、六年生・・・小学生とは思えない(^^;)
考え方然り、態度然り。
小学生とは思えなーい(><)
そして雷太とその仲間たちも、何だか青春♪
10歳越えると、
それまでの、赤ちゃんと子どもが混じった感じとは違うのかもしれないな。
むしろ子どもの方が、大人より色々と考えているのかも。
・・・最近のそうたを見ると、つくづくそう思うのであります(^^;)
10日前、突如として言い渡された、スイミング選手コースの鬼軍曹待つ上のクラスへの移動。
週に2日のお試し期間・約半年を経て移動するのが常のようなんですが、
そうた本人も、そして我々親も、
えっ、
???
えーっ!?
驚き桃の木山椒の木―――っ!!!
(^^;)・・・まあ無理でしょう
と、コーチも親も、その他諸々にきっとそう思われていたに違いない、
そんな周囲の予想を覆し、非常に頑張っているそうたです。
「なかなか根性あるな!」と鬼コーチからそうたが更に奮起するような言葉を頂き、
昨夜は、なんと4度もベストを更新!
一人でもクリア出来なかったら、全員やり直し!
という、ノーブレ(ス)X〇10本ダッシュを課されて、
やらないわけにはいかない(^^;)
このプレッシャーが強くさせる!?
本人はコーチに言ったそう、
「メッチャキツイけど、ずっごく楽しい♪」
今までの練習では、行く前も帰って来てからも、オリンピック選手並に食べていたのが、
今夜の練習後は、疲れすぎて全く食べれず(><)
これまでのクラスとは、泳ぐ量も速度も比べ物にならず。
帰宅は毎晩9時を過ぎ(><)
そうたより1時間も早く練習が終わるたいちは、
毎晩のように、プールのギャラリーで、そうたの練習を見ながらのお弁当生活。
勿論、haneちゃんは寝てしまい・・・
毎晩、忙しい夜なのであります。
まさか無理でしょ!と思っていた事を、子どもってやってのける!
そんな力を、きっと皆持っているに違いない。
幼稚園の、年少の運動会の障害物で、後ろから二番目ゴールだったそうたでさえ、
こんなに成長出来るのですから(^^)
朝のrunは、まだ続いています。
何日か前の夜中、
「ジャー、ジャー、ジャー・・・・」
という音に、雨?・・・???
ハッと目を覚ました私が目にしたものは、
二階のベランダで、目を閉じたまま立小便をするそうたの姿。
「ちょっ、ちょっ、ちょっとーっ、どこでおしっこしてんのーっ!足もビショビショでしょーっ!」
「・・・ん~?ぬれてない・・・むにゃっむにゃ」
そのまま布団に倒れこんだそうた。
障子を開けて、サッシを開けて、更に雨戸も開けて、
そして裸足のままベランダに出て、立小便をしていたわけです。
廊下に出て、隣の扉を開ければトイレだっていうのに・・・・
疲れすぎて、そんな行動を!(><)
前は押入れのふすまを開けていたところで、私が気付いて未遂に終わったわけですが、
暫く気が抜けません(><)
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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