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絵本のおかあさん ehonkasan.exblog.jp

子どもたちが通った幼稚園で、絵本の読み語りボランティアのお母さんは、『絵本のお母さん』と呼ばれています


by yomuyomuehon
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中東欧のむかしばなし☆「三本の金の髪の毛」

パパが取り付けたアンテナのお陰で、

DVD専用機だったアクオスで、

我が家もソチオリンピックを楽しみました。

すっかり、ハーフパイクやスピードスケートに魅了されてしまったたいちです。


そんな体力派、運動神経抜群のたいちも、

最近のスイミングのハードトレーニングに音をあげ、

「えーっ、きょうもいくのーっ?もうやだ。くるしいんだもん・・・」

どうにかこうにか気分を盛り上げて通った先週半ば。

しかし・・・

いつも一緒に練習している年長の男の子三人組。

すっかり仲良くなったようで、

更衣室ではゲラゲラ笑いながらおどける姿も見受けられ、

週後半は楽しく練習に取り組めた様子。


選手コースでスイミングに励む子どもたちは皆、

オリンピックを夢見て、日々ハードな練習に取り組んでいます。

ソチでメダルを手にした人にも、そうでない人にも、

ここまで来るには色んなドラマがあったに違いなく、

それを知ると、また一層泣けてきますね。


その一つ、

内戦で緊張状態にあるウクライナのバイアスロン女子チームが、

24キロリレーで今大会初めての金メダルを手にしました。

なかなか大会に集中できない精神状態の中で、

射撃で10発全てを的に当てた第二走者のユリア・ジマ。

彼女の精神力の強さに感服します。


かつてはヨーロッパの穀倉地帯、そして天然資源豊かなこの地域は、

今現在の事だけではなく、ヨーロッパとロシアに挟まれたこの国は、

両側から腕を引っ張られるように、

国の運命は翻弄されてきた歴史があります。

あの大事故を起こしたチェルノブイリがあるのもこの国。


さて、ここ何日か寝る前に子ども達に読んでいるが、中東欧のむかしばなし「三本の金の髪の毛」です。



読んであげるなら 7歳くらい~

旧チェコ、ルーマニア、旧ユーゴ、ポーランド、ハンガリーの昔話16話を収めた昔話集。

最初から読んでいるのではなく、

幾つか入っているお話の中から、時間に合わせて読んでいます。

「五つのパン」は、二つ・三つとそれぞれパンを持っている旅人二人が、お腹が空いた別の旅人と、5つのパンを分け合う話。

パンのお礼にと、500円を二人の旅人に差し出し、

三つのパンを持っていた旅人は二つのパンを持っていた旅人に、

お前の取り分だと200円を渡します。

これに不満を抱いた二つのパンを持っていた旅人。

判事の所へ行って、正しき判断をしてもらおうとしたのですが・・・

さて、その判事の出した判断とは?

ちょっと分数的お話でもあり、

年長のたいちにとっては難しかったようです(^^;)


「悪魔と勝負をした百姓」に出て来るのは、

間抜けな若い悪魔と、貧乏だけどとっても計算高い百姓。

さて勝敗は如何に!?



中東欧の昔話には、ロシアの昔話とも、イギリスの昔話とも違う、独特の空気があります。

悪魔や魔女が暮らしの中で身近にいるような感覚、教訓的な押し付けの無い楽しいお話の数々。

寝る前の、布団に入った薄暗い明かり中、

子ども達に語るには昔話はピッタリで、

うちの寝室には、これら ↓ も置いてあります。










数々の戦火を潜りながらも、昔話は廃れる事無く、今尚語り継がれています。

そこには、母国語の存在も大きい。

今、日本で危惧されるのはこの日本人としてのアイデンティティー、日本語の問題。

前倒しで授業化される英語。

果たして前倒ししたとして国際人が生まれるのか・・・疑問です。


それにしても、何かに真剣に打ち込んでいる人の姿には、

多くの言葉を語るより、説得力・魅力がありますね。


今後読んでみたいと思っているのはこちら ↓





著者 :
のら書店
発売日 : 2000-11-30


ブックオフオンライン

最後まで読んでくださって、ありがとうございます。

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by yomuyomuehon | 2014-02-24 08:51 | 昔ばなし