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絵本のおかあさん ehonkasan.exblog.jp

子どもたちが通った幼稚園で、絵本の読み語りボランティアのお母さんは、『絵本のお母さん』と呼ばれています


by yomuyomuehon
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幼稚園の運動会☆「わたしのいちばん あのこの1ばん 」

先週の土曜日は、幼稚園の運動会でした。

その10日前には運動会の予行があり、準備・予行・前日準備と、運動会係としてお手伝いさせていただきました。

園として大事にしている行事は、季節の行事の他、親子で参加する月に一度の親子登園日や遠足、そして運動会だそうです。

が、親の立場からすると、何といっても一番行事は運動会。

長男を卒園させた立場からすると、園で過ごす普通の日、一日一日が全て大事に思えます。

それがあってこその運動会だとも思います。

毎年書いているのですが、息子の通う幼稚園の運動会は、普通の幼稚園の運動会とは大分異なります。

2m程の斜めに立てかけられた板に、走って行って登って飛び降りる板登り。

斜めに立てかけられた長い丸太を登ったり(年中)、逆に高い方から低い方へ下ったり(年長)する丸太。

ウンテイ(年中)、鉄棒、跳び箱(年長)、お父さん達が支える3m程の棒を登る棒登り。

そしてリズム体操、年長の竹馬などです。

妹は、最初に見た時に体育学校の付属幼稚園みたいだと言っておりました。

予行の時にはまだ上手くできなかった子が、10日の間に出来るようになっていたり、

普段は出来る子が、大勢の大人の前では緊張して、パフォーマンスを発揮できなかったり、

その逆もあります。

年少さんと我が子の年中さんを見比べ、ああ去年はあんな感じだったなあ、成長したなあとしみじみ。

昨年はリズムで二人組みになる事を頑なに拒み、先生に手を繋がれて、いやいややっていた!?と言うより、仕方なく唯そこに居た感じでした。

板登りでは、初めて見せる不安いっぱいの表情がありました。

それが今年は、一番前に並びました。

もともと入園する前に、体を相当鍛えていたので、全身がバネのような子です。

身体能力は高かったのですが、10月生まれでもあり、気持ちはまだ育っていなかった。

それが最近、気持ちも育ってきて・・・まあ、言う事も生意気です。

リズムでも、一番前に躍り出ようと競る姿は微笑ましく、誇らしい。

そうたが年長の時から、届きもしないうんていに登って手を伸ばし、そのまま転落!を何度もしてました。

やっている子達をじーっと見て、ひたすらやり続けていました。

そして運動会の帰り、逆上がりが出来るようになったと見せてくれました。

家でやる馬跳びでも、前は飛べなかった高さが飛べるようになっています。

年長さんを見て憧れて、園のタイヤで飛び続けているからでしょう。

長男はこうはいかなかった。

うんていもギリギリで出来るようになったし、逆上がりも、家で竹馬を使って相当練習しました。

卒園児も、出来るまでやる障害物。

勿論そうたも出場。

しかし、並んでいるそうたの表情は実に自信なさげ。

園児の時に比べ、体は二周り以上成長し、体力的にも相当アップしているというのに・・・

そして私も、たいちよりそうたが心配だったりもして・・・

どこまでやったら自信がつくのか?自主性はどうやったら身につくのか?

パパが立ち読みしてきた本に、やる気を育てるヒントがありました。

長男と次男の育て方は違います。

こちらが何もしなくても、自分で見て研究して、どんどんやっちゃう(今は)自信家の次男。

こちらは何しろ一番に躍り出たいらしく、ライバルの存在が大事みたいです。

一方の長男のやる気を育てるには、自信を付けさせてやる事だそうで、いい所を褒めて褒めて、調子に乗らせる。

出来る子と比べてはいけない。マイナスな事は絶対言わない。

そんな事だと、たいちに抜かれるぞ!とか、友達を引き合いに出して、負けてるぞ!とか抜かれちゃったじゃないか!とか、最近、そうたは落ち込むことばかり口走っていた私達。

運動会の翌日、宿題もせずだらだらしているそうたに痺れを切らし、タイムオーバー。

本人も行かないと言うので、そうたを残し出かけてしまった私達。

暫くして電話すると、すぐに出て、一緒に行くと言うので家に戻った所、こんなものが!
幼稚園の運動会☆「わたしのいちばん あのこの1ばん 」_e0160269_9271136.jpg

壁に貼って、イラッとした時には見るようにしました。

もし何もしなかったとしても、何も言わず、そうた時間に合わせず、淡々と、時間が来たら夕食・入浴・絵本を読んで寝室へ行ってしまう事にしました。

私が〇付けをしなくちゃいけない宿題だけは、先にやってもらう事にして。

そんなそうたですが(^^;)、何も言わなければ、自ら朝早く起きて、走りに出掛けます。

夏休みにイライラの原因だった「天気のかんさつ」の自由研究は、学校代表になり、市の科学教育振興展覧会で入賞。
幼稚園の運動会☆「わたしのいちばん あのこの1ばん 」_e0160269_9273022.jpg

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「エコキング」という名の、廃材で作ったロボットは、ノーポイ作品展で入賞。
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展覧会を観に行ったら、同じ本を見て作ったらしい作品が他に二体あって、笑ってしまいましたが(^^)

まあ、この二つは夏休みの宿題であり、私やパパの手伝いも多少あったのですが・・・

しかし、絵画展で描いた絵は自分一人でやったもの。

これが特選となり、これまた代表で市の美術展に出品される予定です。

と、頑張っているそうたです。

今までガミガミ言い過ぎていました。

怒られても後を引かず、翌朝ケロッとしている彼の性格に、本当にホッとします。

一方のたいちは、執念深いタイプ。

その二人をじーっと観察しているhaneちゃん。

最近鉄棒の足抜きも、ブリッジも出来るようになってしまいました。

どこからでも飛び降りようとするし、足もかなり速くなったので、目が離せません。

*****



読んであげるなら 4、5 歳~

(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)

なんでも だれより 1ばんの バイオレットは いうの。

「『1』って かっこいいよね。

やじるしみたいに とんがっていて、ぴかぴかしてる。

だから わたしは 『1ばん』が だーいすき」

だれより 1ばん はやいのは かっこいい。

だれより 1ばん おおきなこえで うたえるのは すてき。

だれより 1ばん ゆかいに おしゃべりできれば にんきもの。

そして、だれより 1ばん めだつ おようふくを きれば ちゅうもくのまと。

「みて。また わたし、1とうしょうの 1ばんよ」



 * * * * *

(以下、あらすじです)

「でも・・・」

と、私はもやもやする。

1等賞のバイオレットは凄いけど・・・・。

1等賞の1番だけを皆も「一番」だと思うのかなあ?

私は早く走れないけど、校庭で好きなものを見つけたときは、とても嬉しい。

小さな声で歌うのも好きだし、皆の話を聞いているのも好き。

目立たなくても、私は好きなものが好き。

でも、何でも誰より一番のバイオレットは笑うの。

「なにいってんの?1ばんが『1ばん』。1とうしょうが『いちばん』なの」

ある日、学校で植木鉢に豆の種を蒔くことになったの。

一人一人好きな色、好きな形の絵を植木鉢に描いて、種を埋めたの。

暫くして、ちっちゃな芽が出たの。

私のとバイオレットの植木鉢に。

「でてる、でてる、めが でてる。やったー、わたしが やっぱり 1ばん!」

なんで、1番?私のだって、芽が出てるのに。

次の日の朝、植木鉢のちっちゃな芽を見て、頭がかあっと熱くなった。

バイオレットの方が少しだけ大きかったの。

それで私は、バイオレットの芽に土を被せちゃった。

皆が教室にやって来て、私はきゅうっと縮んでいく気がした。

顔が上げられない。

「やっぱり 1ばんに なりたいんじゃない。うそつき ロージー ひきょうもの」

その日バイオレットは学校に来なかった。

水疱瘡に罹っていたの。

バイオレット、ごめんなさい。

おまめちゃん、ごめんさない。

私はバイオレットが来るまで、バイオレットの植木鉢も世話することにした。

いつものようにお豆ちゃんたちを世話していると、先生がやって来た。

「ロージー、えらいわ。だれより あなたが 1ばんね。りっぱな 1とうしょうを とったわね」

「せんせいの いちばんは、1とうしょう?」

「わたしは、こうしているときが いちばんだから・・・・

きれいだなあ、かわいいなあって、おまめちゃんたちの おせわをしているときが、なにより いちばん たのしくて うれしいから・・・・」


*****

1等賞だけが1番じゃない。

でも、1番を取りたかったロージーの気持ちも本物で・・・子どもは正直です。

人によって、一番の意味は違いますね。

大人はつい、出来る出来ないで判断し、あの子より出来る出来ないと、優劣をつけてしまいがち。

勿論一番になれば素晴らしいし、前へ前へと行こうとする子になって欲しいもの。

でも、人に勝つ事だけが全てじゃない事も、子どもには伝えたいなあと思います。

結果はどうであれ、その過程で如何に頑張ったか?

そこを認めてあげられる親になりたいものです。


そして、子供の頃、かなりの負けず嫌いだった私も、最近はそうでもなくなったはずなんですが・・・

運動会で親のリレーに参戦。

週末だけとは言え、走っているものですから、負けられない!と言う気持ちで鉢巻きを締めました。

黄色チームは断トツの速さでバトンを繋ぎました。

私は最後から4人目。

最後のチームとはほぼ一周(150m位?)の差。二位とも約4分の1周の差。

が、私は事もあろうにバトンを繋いだ後、前を向いた瞬間、走り終えた人に衝突。

激しく頭を打付けるほどに転倒。

そこからは良く覚えていない(^^;)

鉢巻きを外し、左手に持って、右手にはバトン。

この時点で出来うる限りの全力疾走。

そしてチームは優勝。

ああ良かった、良かった(^^;)

が、頭を強打したために、首が痛くて(><)

夜、床に就く時、結構まずいかも!?と思い、もし朝死んでたら、子ども達の事をよろしくお願いしますと、パパに頼んで就寝。

が、生きておりました。

一回りも下のお母さんたちと張り合おうとするからだ!とパパには呆れられ(^^;)

年下には負けられない!なんて、まだ若いつもりでいる自分にも呆れる今日この頃です。


最後まで読んでくださって、ありがとうございます。

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by yomuyomuehon | 2012-10-11 09:31 | 愛のある絵本