まさに哲学!☆くまの子ウーフ
読んであげるなら 6 歳~
これが幼年童話!?
う~ん、哲学じゃない?
なんて深いのだろう。
子供の頃に読んだ時には、そんな風には思わなかっただろう。
・・・って、読んだ記憶も無い???(^^;)
(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)
うーふーって うなるから、名前が くまの子 ウーフ。
あそぶのが 大すき、
なめるのと たべるのが 大すき。
それから、いろんなことを かんがえるのもね。
この本に載ってるウーフの「どうして?」は以下のようなもの。
・さかなには なぜしたがない
・ウーフは おしっこでできているか?
・いざというときって どんなとき?
・ちょうちょだけに なぜなくの
・おっことさないもの なんだ?
・くま一ぴきぶんは ねずみ百ぴきぶんか(その他いくつか)
子供のこんな疑問に、すぐ答えてやる事が出来ますか?
勿論出来る!という方もいらっしゃるでしょう。
でも子供に説明する時、例えば「ウーフはオシッコで出来ているか?」と同じく、「ぼくは何から出来てるの?」なんて問いに、血と骨と筋肉と脂肪と臓器と・・・・なんて真剣に答えようものなら、またそれは一つ一つに細胞が集まって・・・なんてウーフレベルの子供には面倒な説明になります。
それにこの本を読んでいると、大人の説明なんて不要なんだわ。
子供は自分で考えて持てる知識や体験から、自ら答えを導き出すものなんだわ・・・と納得!
例えそれが大人からすれば???と疑問を持つような答えであっても、子供がそう感じて考えて導き出したものならば、その時点ではそれが正しいのかもしれません。
ウーフは、卵を割ったらいつも決まったものが出てくるという事実に感動。
モノは何で出来ているのか?疑問を持ちます。
卵は何で出来ているんだろう・・・黄身と白身だ。
じゃあ、めんどりは?
めんどりが毎日卵を産むという事実から、めんどりは卵で出来ていると考えます。
すると友達のキツネのツネタに「ならば、ウーフはおしっこを体から出すから、おしっこで出来ている」と指摘され、ショックを受けたウーフ。
ツネタに怒って飛びかかろうとして転んでしまい、「血」も出ることに気付きました。
痛いようと泣いて、涙も出る事に気付きました。
草の上に寝転がって青い空とやわらかい草を感じていると、ころころ転がる事を面白いと考え、痛いと思ったり、食べたいと思ったり、怒ったり、喜んだりする自分を素敵!と思えました。
そして家に帰ったウーフがお母さんに言ったのは、
「ぼくはぼくでできてるの。ウーフは、ウーフでできてるんだよ。」
「ちょうちょだけに なぜなくの」の章では・・・
家の中に舞い込んできたちょうちょを捕まえようとして、窓に挟んで死なせてしまったウーフ。
お墓を作って泣いている所へツネタが来て言いました。
「この間僕とトンボ捕って遊ばなかった?羽がもげて死んじゃったけど、泣かなかったよね?
お尻でてんとう虫を潰した時は笑ってたよ。
魚も肉もパクパク食べるくせして、ちょうちょだけどうして可哀想なの?」
ツネタに指摘されて益々泣くウーフ。
お墓に供えたドロップに蟻が集まってきました。
「こら、ありんこ。そのドロップはちょうちょにあげたんだよ。なめちゃだめだ。」
ウーフはドロップを摘んでペロリ。
口の中で、「たすけてくれえ 戸をあけてくれえ」と、小さな声がしたようでした。
う~ん、これには私も絶句。
「???」の章の意味・・・まだまだそうたには分かりません(^^;)
うさぎのミミにウーフが訊ねました。
「うさぎ耳って、どうしてそんなに長いの。」
「それはね、なんでもよく音をきくためよ。」
「じゃ、ミミちゃんは、なんでもよくきこえるかい。」
「ええ、きこえるわよ。」
「ならさ、ミミちゃん。ぼくが、いまからいうこときこえるか。」
ウーフは口だけ動かして「・・・」
「ミミちゃん、きこえた?」
「きこえたけど、わかんなかった。もう一ぺんいってみて。」
「じゃ、いうよ。・・・きこえた?」
「きこえたけど、いま、耳のそばで、はちがぶんぶんいって、よくわかんなかった。もう一ぺん、いって。」
「じゃ、いうよ、ミミちゃん、大すき。」
ミミは嬉しそうにうふんと笑いながら、
「まだ、よくわかないのよ。もう一ぺんいって。」
「じゃ、もう一ぺんだよ。ミミちゃん、すき。」
ぽっと赤くなったミミですが、まだ聞こえないと。
キツネのツネタがそれを見て、
「ミミちゃんの耳って、ちっともよくないね。今度はウーフ、小さい声でこう言ってみろ。すぐ聞こえちゃうぞ。」
ツネタに教えられた通りに言ってみると、
「ウーちゃんのいじわるう。さっき、すきだっていったくせに、いじわるう。」
「な、わかったろ。いいかい、ウーフ。うさぎの耳ってのはなあ、その・・・さ、やっぱりよくきこえるんだよ。」とウーフの肩をぽんと叩いたツネタでした。
ちょっぴり大人になったウーフです(^^)
「熊一匹分はねずみ百匹分か」はこれまた深いお話。
幾日も雨が降らない日が続き、どこの家でも水が無くて困りました。
ウーフの家にはモーター付きの深い井戸があるのですが、モーターが壊れ、お母さんからミミの家に貰いに行ってと頼まれたウーフ。
ミミの家にはやぎとキツネが並んでいて、ウーフの後からりすとねずみがやって来ました。
ウーフのバケツを見て、「そんな大きなバケツじゃ、ミミちゃんちの井戸は小さいんだもの。ぼくらの分がなくなるよ。」と言うりすとねずみ。
「こまるなあ、くまなんか、いつもそうなんだ。山にいちごがなったって、かきやくりがなったって、くま一ぴきで、ぼくらの百ぴきぶんだべちまうんだ。」
ウーフはポケットのかたつむりとかにの分だけの水を貰って帰りました。
家に帰ると、モーターの修理が済んで、水が出るようになりました。
お父さんに、りすとねずみから言われた事を話したウーフ。
その三日後に雨が降り、四日間降り続きました。
ミミちゃんの家に、貯水池を作る相談に出かけるお父さん。
「みんなでつくるの?おとうさんもはたらくの。」
「そうだよ。おとうさんは力もちだからな。」
「ねずみ百ぴきぶんよりも!くまは百ぴきぶんたべるから、百ぴきぶんはたらけば、いいんだ。そうだよね、おとうさん。」
すると、お父さんは笑って・・・
ウーフの胸に閊えていた想い。それを吐き出すかのように言ったウーフの発言に対し、お父さんの答えは優しく大きい!
はて、子供の疑問に、こんな風に答えられるでしょうか?
*****
日曜日、学生時代からの友達家族4ファミリーで、二年振りに集まりました。
森下の老舗「みのや」の女将さんは、学生時代にダイビングを通して知り合った他大学のお友達。
旦那さんとは一年生の時からの知り合いで、これまた他大学のダイビングクラブの一つ先輩。
学生時代から飲んでる、そして潜ってた仲間です。
一人ずつだったのが、彼氏が加わり、伴侶になり、そして子供が増え・・・
話題もダイビングばかりだったのが、今や中学受験のお話(^^;)
北京から一時帰国中の友達家族のあちらでの話も面白く、超都心の中学受験事情も珍しく、出張先のドバイやインドの話など・・・話は尽きません。
皆他大学の女友達で、クラブ所属中は潜りに行くにも潜水計画表を出さなくてはならなかったのですが、引退後自由の身になってからは、気の合うこの女友達と毎週伊豆の海へ、そして沖縄へ、海外へと潜りまくっていた20代。
その中の一人はご主人のアメリカ西海岸への転勤中で暫く会っていません。
3年経ちましたが、きっとまだ帰らないでしょう(^^)
10年前にはその中の子供二人が生まれたばかりで、私達も若かった。
二年振りに集まると・・・いやはや皆(勿論私も含め)年を取りましたねえ(^^;)
それぞれのダイビングクラブは廃部の危機にあるらしく・・・
そうよねえ、今時の学生は遊んでばかりいられないもの。
いやいや良い時代だった。
学生時代はまさにバブル真っ只中。
超真剣に遊んでいました。
こんな友達を作れたのも、あの時代があったからこそ。
それにしても卒業してから20年も経ったのかと思うと・・・早い!早すぎるっ!!
今日子供たちと人生ゲームをやったのですが、一位でゴールしたそうたは、ゴール直前に月旅行に行き、大金を失いました。
ゴールした時の所持金は最下位。
それを嘆いていたそうたですが、人生最後にお金を持っているかどうかじゃないぞ!
月旅行なんて、普通の人が出来ない経験をしたわけだから、楽しい人生を送れたか否かという意味で満足じゃない?
人生は楽しまなきゃダメよ!
何が幸せか?
人それぞれです。
結婚前は年収比で、勝った!負けた!と言っていた時期もありました。
でも今お金では買えないもの・・・家族、子供、伴侶を得ることが出来た。
それでも仕事で出世している女友達に、ああ負けた!という想いもあり・・・
ちょっと複雑な気持ちも多少有るけれど・・・
とても結婚しそうにも無かった私が!
それも、子供3人居るなんて!(・・・って、会う度に叔母さんに言われる(^^;))
今のところ、人生〇(まる)なのかな・・・?
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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