絵本のおかあさん ehonkasan.exblog.jp

子どもたちが通った幼稚園で、絵本の読み語りボランティアのお母さんは、『絵本のお母さん』と呼ばれています


by yomuyomuehon
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あしたの日記で夢を見よう! ☆ はれときどきぶた



読んであげるなら 5、6 歳~


(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)

1、日記は人に見せるものじゃない

ぼくは、畠山則安。三年三組。あだなは、十円やす。

ぼくのじまんは、毎日、日記をつけていることだ。

日記をつけるようになったのは、二年生のときからだ。

受け持ちだった和子先生にいわれて、夏休みからつけはじめた。

毎日、休まずつけたし、絵もかいた。

二学期になって、学校へ持っていったら、和子先生にほめられた。

「よく書けましたね、十円やすさん。このまま つづけられるといいわね」

いまでは、日記をつけないうちは、おちつかなくて、ねむれないようになってしまったくらいだ。

和子先生が、こういっていた。

「日記というのは、人にみせるものじゃないのよ。

だから、こんどからは、先生にもみせなくていいわ。

そのかわり、ほんとうのことを書きなさい。

いいことばかりじゃなくて、しっぱいしたこと、まちがったこと、みんなちゃんと書いておく。

字のまちがいなら、消しゴムでけせるけど、その日にあったことは、消しゴムじゃけせないでしょう。

はずかしいなんて思っちゃだめ。

ごまかさないで、自分を見つめるということなのね。

そのために日記をつけるんです。

そうすれば、十円やすなんていわれないで、百円高くらいになれるわよ」



 * * * * *


(以下、あらすじです)

でも、時には日記をつけながら、顔が赤くなることがある。

それなのに・・・・

学校から帰ると、母さんが勝手に、人の机の引き出しの中から日記を取り出して、見ていた!?

ぼくはもう、三年生なんだ。ようちえんや、一年ぼうずとは違うんだぞ!

日記の中の変なところを消しゴムで消した。

出来る事なら、母さんの頭の中もゴシゴシ消してやりたいよ。


2、トイレにへびがいた

何とかして、母さんをぎゃふんと言わせてやりたい!

そして、良いことを考え付いた。

日記に、変なことを書いてやれ。母さんが見たら、びっくりするような事を。

でも、ありもしなかったような嘘を書くわけにはいかない。

そこで、”あしたの日記”を書く事にした。

我ながら良い思いつき。

こんな具合だ


6月4日木曜日はれ

トイレのとをあけたらだいじゃがいました。

人にかみついてけがをしたらわるいから

ぼくはえいっときあいをかけて

やっつけました。



母さんがあの日記を読んだらどんな顔をするかな?

あわててトイレの掃除をするぞ。

いっひっひ・・


翌朝、玉ちゃん(妹)の声で目が覚めた。

「お兄ちゃん、ちこくするよ、ちこくするよ」

とっくに起きる時間は過ぎていた。

いもむしみたいに布団から這い出て、トイレに行くと・・・

なんと、青大将がいた!!!

ぼくは、夢の続きを見ているような気分だった。


3、えんぴつのてんぷら

その日も夜も、寝る前にあしたの日記を書いた。

今朝は、夕べ日記に書いた通りになって、びっくりした。

さてと、あしたの分には、何を書いてやろうかな・・・

そうだ、母さんの事を書いておこう。

母さんが読んだら、キャッと言って、驚くぞ。


6月5日金曜日くもり

おかあさんがえんぴつをてんぷらにしました。

おとうさんは「うまい うまい」といって、ばりばり食べました。



次の日の夕方の事

「則ちゃん、新しいえんぴつ、たくさんあるかしら?」

「あるけど、どうするの?」

「いえ、きょうは、天ぷらにしましょう」


ははん、母さんはぼくの日記を読んだな。

ぼくをからかっているんだ。

よーし、むこうがその気なら、こっちだって。

わざと平気な顔して、鉛筆を持って行った。

そしたら、母さんは本当に鉛筆の天ぷらを作ってしまった。

「いただきます」

父さんがいきなり鉛筆の天ぷらを齧った。

「うん、いけるぞ」

喜んでいる。

食べてしまった・・・・。

「やっぱり、HBから、3Bくらいが、やわらかくて、うまいな。こんどは 色鉛筆を食べないな。ねえ、母さん」

「そうねえ、則ちゃん、もも色と、きみどりを持ってきなさいよ。空色もおいしいかもしれないわね」


無茶苦茶だ。

大事な色鉛筆を、天ぷらにされて、たまるか。

ぼくはご飯に卵をかけて、味噌汁とおしんこだけで済ませた。

暫く経って、父さんの顔色がだんだん青くなってきた。

お腹が痛いと言い出した。

「ほらあ、えんぴつなんか食べさせるからだ。早くおいしゃさんをよばなきゃ」

「ほほほ、そんな大げさな。則ちゃん、消しゴムをもってらっしゃい」


母さんは消しゴムを大根おろしのようにごりごりすりおろしてしまった。

「えんぴつには消しゴム、消しゴム」

なんて言いながら、父さんの口の中に押し込んだ。

「ふう、すっきりした」

父さんはけろっとした顔になった。


4金魚がアカンベーした

ぼくはすっかり参ってしまった。

ぼくの負けだ。

それにしても、父さんまでぐるになって、ぼくをからかうなんて。

こうなったら、男の意地だ。

もっと、でたらめな事を書いてやれ。


*****


ほらほら、この先が知りたくなったでしょ?

こんなに面白い話は、「一年一組シリーズ」以来かしら?

タイトルの「はれ、ときどきぶた」はこの後の第5章。

78ページの童話なので、読むのに30分以上かかります。

これにはまってしまった息子達は、先週毎晩これを読んで!と持ってきました。

そしてお腹を抱えて、布団の上をバタバタ転げまわりながら大笑いです。

先生まで、「十円安さん」なんてあだ名で呼ぶなんて、今の時代信じられない事かもしれませんね。

男の子も女の子も名字にさん付けの時代ですものね。

一昔前の童話を読むと、何だかあったか~い気分がします。



あとがきで、矢玉四郎さんは仰っています。

「ばかなことを考えるのは、案外難しい事なんだ。それに馬鹿なことを百くらい考えていると、その内一つくらいは、素晴らしい事を考えだせるだろう。

電球を発明した人だって、飛行機を飛ばした人だって、ヨットで太平洋を渡った人だって、皆初めは「ばかなこといって」と笑われたんだ。

何かを決めるとき、多数決というのをやるだろう。これは便利な方法だけど、時には良くないこともある。

多くの人が間違っていて、一人だけ正しかったと言うことも良くあることだ。

だから、自分の感じたこと、考えたことはちゃんと言えるようにならなくちゃいけない。

馬鹿なことをはっきりと言えなくちゃいけないんだ。

学校では教科書を覚えれば良いかもしれないが、遊びに教科書はない。自分で新しい遊びを作らなきゃ面白くない。

それと同じで、大人になったら自分の教科書は自分で作らなきゃいけないんだ。

だから、今のうちから色んな事を考えることの出来る頭を作っておくことだ。

きみもあしたの日記を書いてみよう。」



*****


子供の頃?・・・(大分大人になってからもかな・・・)は夢ばかりみていた私。

いつの間にか、現実的な考え方しか出来なくなってしまいました。


「あした日記」かあ・・・


3月20日 火曜日 晴れ

朝4時に起きたら、すっごく体が軽かった。

でも胸は大きくなっていた。お尻もキュッと上がってた。

あらら、これは10数年振りの感覚。

鏡を見ると、しわもしみもが無くなって、はりがある。

暫くして起きてきたパパが言った。

「内緒にしてたけど、車を買い替えたから。今日レクサスが届くんだ。それから、葉山に100坪の、海を見渡せる良い土地を見つけたから、週末皆で見に行こう。今年中に完成させる予定だから。」

やがて子供たちも起きて来て、パパとそうたは走りに出掛けた。

帰って来たそうたは、とても爽快な顔付きで、朝のうちに勉強しておこう!とあっという間にチャレンジをスラスラ解いてしまった。

「お風呂も洗っておくね」と掃除してくれた。

やがて起きたたいちが2階から、「ママーっ、おふとんぜんぶ たたんでおくね~」

haneちゃんは、一人でトイレに入り、着替えを済ませ、朝ご飯の支度を手伝ってくれた。

なんていい子たち!

朝食の後パパが、「これはいつも頑張ってくれているお礼。好きなものを買って」と、ダイナースのゴールドカードをくれた。

ああ、素敵な休日の朝♪

そして、車が納車されるまでの間、夏休みの3週間に渡る海外旅行について、話し合ったのよ。

*****

う~ん、とっても非現実的なんだけど・・・どこか馬鹿なことを!と言われるほどでもない、つまらない事しか思いつかないんだなあ


大人の頭って硬すぎて、実につまらないのです。

皆さんも、”あしたの日記”書いてみます?

*****

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Commented by キュートなうさぎ at 2012-03-21 11:53 x
面白い!借りなきゃ!!
『はれ、ときどきぶた』以外は、読んだことがありませんでした。
子どもも大人も夢中になりそうですね。

yomuさんの日記、爆笑しました。特に最初のところ。
一番・・いやいや、絶対にありえないわ~なんて思いながら^m^
ぜひ、葉山の別荘にお邪魔させてくださいね。

私も『あしたの日記』を書いてみようかな♪
Commented by yomuyomuehon at 2012-03-22 09:22
うさぎちゃん、いつもありがとう!!!

子供の頃、読んだ?
うちの子達には大うけ(^^)
毎晩読まされるとかなりキツイんだけど・・・
昨日、続編も借りて来ました。

私の、あした日記は、パパには不評です(^^)
子供の夢のある日記に比べて、固定概念が強すぎて面白みが無い!だって。
負け惜しみか~!?

(あした日記ではね)葉山は別荘じゃなくて、本宅の予定よ~♪

あなたのあした日記書いたら、是非教えてね~(^^)
Commented by わずわず at 2017-05-22 20:06 x
過去の日記にコメント失礼します。
「えんぴつ 天ぷら」で検索してたどり着きました笑
この本で書かれてたことなんですね。
小学生の頃、この本はうちの学校でも大人気だったようで、いつ図書室に行っても常に借りられた状態で、結局読むことができなかった本でした。

大人になると考えも固まってしまって、柔軟さがなくなってきますね〜
Commented by yomuyomuehon at 2017-05-23 08:31
わずわずさん、コメントありがとうございます。
久しぶりに自分の過去の記事を読んで、笑ってしまいました(^^;)
「はれ、ときどき・・・」シリーズ、この所読むことがなかったので、忘れていました。
これから小学校の図書ボラに出掛けます。子ども達に紹介しなきゃ!と思い立ちました。
どうもありがとうござました。
また、コメントくださいね。
by yomuyomuehon | 2012-03-19 11:30 | 童話 低学年向け | Trackback | Comments(4)