お月さまってどんなあじ?
読んであげるなら 4、5 歳~
(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)
お月さまってどんなあじなんだろう。あまいのかな。
しょっぱいのかな。ほんのひとくち、たべてみたいね。
どうぶつたちは、よる、お月さまをみながら、いつも
そうおもっていました。でも、どんなにくびや手や足を
のばしても、お月さまにはとどきません。
* * * * *
(以下、あらすじです)
ある日、小さなカメがけっしんしました。いちばん
たかいあの山にのぼって、お月さまをかじってみよう。
てっぺんまで行くと、お月さまには随分近くなりましたが、小さいカメには届きません。
カメはゾウを呼びました。
「ゾウさんがぼくのせなかにのったら、もしかしたらとどくんじゃないかな」
お月さまは、「これはあたらしいゲームだな」と思いました。
お月さまはゾウの背中が近づいてきたので、ひょいっと上へ逃げました。
ゾウはキリンを呼びました。
お月さまはひょっと上へ逃げて、キリンも届かず、シマウマを呼びました。
お月さまは面白くなって、またひょいっと上へ。
そこでキリンはライオンを呼びました。
ライオンを見て、またひょいっと逃げたお月さま。
ライオンはキツネを呼びました。
またひょいっと逃げたお月さま。
キツネはサルを呼びました。
もうちょっとで届きそうなんだけれど・・・
そして呼ばれたのは・・・
果たしてかじる事が出来たのかしら?
お月さまってどんな味がするんでしょうね?
* * * * *
月のきれいな季節になりました。
陽が沈むと、西の空はピンクからブルーへのグラデーションが美しく、つい歩きたくなります。
みるみる変わる色の変化は車でサッと通り過ぎるより、子どもと「キレイだねぇ」とおしゃべりしながら楽しみたい感じ。
この1~2週間は、11月に入ったというのに、陽が沈んでもそれ程寒くも無く、夕方の散歩も良い感じ。
それにしても、この動物たちのバランス感覚は凄いですね(^^)
小さなカメの上に、どんどん大きな動物たちが乗ってしまうんですもの!
さて、去る1、2日に、小学校のオープン参観がありました。
1日は用事があったので、2日に参観して来ました。
一時間目は国語で、懐かしい「くじらぐも」
大好きだったお話です。
しかし一時間目は始まるのが早く、出掛けるのはたいちの園バスを送ってからになるので、パパが見に行きました。
私は一時間目の終了間近に参観。教室にはパパの他に2人のお母さんのみ。
分かっているのかいないのか!?先生の質問に、半分位しか手を挙げてなかったらしいそうた。
2時間目は体育で、マット運動。
並ぶだけでなぜこんなに時間が掛かる!? そして子供たちの筋力の無さにもビックリ!
園児の時には、出来ない方だったそうたが、小学校では・・・あらあら見違える!?
ブリッジが出来るのは、同じ幼稚園出身の子供たち位。
先生が終了!と合図するまでの間、3分位だったかな?ずーっと維持出来たのは2~3人。
それも、つま先立ちするので、見ていたお母さんお父さん達がビックリ。
それから、倒立して足の裏を合わせて数回叩くのも・・・あれ~っ、ずっごく出来てる!!
蛙倒立も、先生の終了の合図までずーっと維持出来ました。
期待してなかった分、ちょっと良い気分(^^)
最近の子供たちは、体を使っての遊びが不足しているのでしょうか?
体は硬いし、背筋・腹筋が全く発達してない様子。
運動神経が良いか悪いかは別として、体が硬いと怪我をしやすくなります。
そうたは園児の時に体格が良い方でしたが、小学校ではかな~り細い!
ふくよかな子が多いのにも驚きです。
3・4時間目は図工。「どうぶつむらのピクニック」
空き箱などを使って動物を作るのですが、皆教科書と同じものを作っています。
・・・と言うより、教科書が過剰なくらい丁寧なのかも!
アイデア満載過ぎるのかもしれません。
聞いたところによると、今時の幼稚園では、顔の描き方も何もかも、先生の指導の下、みな同じに描かせるそうですね。
「子供はみんな芸術家だ。問題は大人になってからも、どうやって芸術家でいるかである」とはピカソの言葉。
大人がこうあるべきとの考え方を押し付けたのでは、子供の創造性というものは発達しない気がします。
ピカソが言うように、子供の頃のままの感性を持ち続けられたら、芸術家になれるのかしら?
殆どが普通の大人になってしまうのですから、子供の時は子供の感性に任せたいですよね。
校内写生大会で描いた鳥の絵も、描く前に、先生からの指導があったようです。
どうりで皆似てる(^^;)向きも構図も皆同じ。
さてそんな中、そうたが作っていたのは羊で、それは教科書に無かったオリジナル♪
クリスマスツリー用の綿を、全て使われてしまった(^^;)
やり始めると、周りが見えないそうた君。
隣の席の女の子と、サインペンや糊やハサミなどを一緒に使っていたようなのですが、手が当たって女の子のものを床に落としても、まったく気にかけず(^^;)、その女の子は文句も言わず拾ってくれました。
ごめんね~(^^;)
その上、そうたが落としたそうたの物まで拾ってくれて、次は何色?なんて、サインペンをケースから出して渡してくれて、仕舞ってくれて・・・世話焼き女房のように面倒を見てくれる良い子なのですが・・・
君はやらないの!?
大暴れのベビーちゃんを制しながら、そうたばかり見ていたのですが、周りを見ると、やってない子が多い。
箱である程度形が出来たら終わり?みたいで、その上材料も無い様子。
何をどう作るか考えてこなかったのか?事前準備が出来てない!?
夕方帰って来たそうたに、羊の出来栄えを褒めると(まだ仕上がってないのですが・・・)、
「金賞とれるかなあ・・・」
そんな事をあまり気にして欲しくない母です(^^;)
自分が子供の頃も、賞状だったり、順位が付いたりで、全て競争でしたが、それに子どもが直面している今の状況を見ると、賞なんていらないのに・・・と思ってしまいます。
もっと伸び伸びと、描きたいものを描いて、作りたいものを作れる!
そんな学校だったら良いのになあ。
しかし、通っているスイミングスクールにも毎月昇級テストがあって、今月末にある持久走大会も勿論順位が気になる所。
そうたもその辺の負けん気が出てきて、こつこつ努力をするようになりました。
人に勝つ事を目的としてこなかった園生活では、勝つ事よりも最後まで自分の力でやり抜く事が目標でした。その辺の力は確実に付いた気がします。
今その中に身を置いている次男たいちに、小学校や園外での人との競争というものを刷り込んでいるみたいで、たいちは勝てないものに初めから手を出さない部分が見受けられます。
とりあえず最後まで頑張れ!で、どうにかクリアして来た長男に比べ、次男の扱いは難しいですね。
全てが新鮮ではないわけで、上の子の失敗も成功も見て疑似体験している分、器用ではありますが、躓いて立ち上がるという経験をしていません。
たいちに対しては、入園前の外遊びで、何でも「やってごらん」とやらせて来ましたし、やりたいと言う事を止める事無く(他の人なら危ないからダメ!と多分言う事も含め)飛び降りたり、登ったり・・・、泣いて「だっこ~」という時期も有りましたが、歩く事もたくさんして来ました。
努力せずにクリアして来たわけではなく、その時期には時期の壁を乗り越えて来たように思うのですが、今壁を前にすると立ちすくんでしまう事も、園生活では多いようです。
どうしてなのかなあ・・・・
ただ、そうたにくっ付いて、暗くなるまでそうたの友達と遊んでいたたいちも、最近は自分のクラスやバス停のお友達と遊ぶ事を望むようになりました。
少し成長した証でしょうか?
同じ年の子と遊ぶ事で子どもが成長する様子は、そうたの時によく分かりました。
子どもに自治が出来上がっていくのです。
上の子と遊んでばかりでは身に付かない事。
お兄ちゃんの後ろ姿ばかり追っていたたいちも、そろそろ一人立ちかな(^^)
・・・って、そうたの話だったはずなのに、たいちの話になってしまった(^^;)
子育ては面白いですね、考える事がた~くさん有って。
夕べのそうたのクラスのママ達との飲み会でも、子育ての話は尽きず。
5時半から1時過ぎまでしゃべくまくったのでした(^^;)
パパありがとう!!!
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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