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絵本のおかあさん ehonkasan.exblog.jp

子どもたちが通った幼稚園で、絵本の読み語りボランティアのお母さんは、『絵本のお母さん』と呼ばれています


by yomuyomuehon
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エルマーのぼうけん

ルース・スタイルス・ガネット
福音館書店
発売日:1993-12-01



読んであげるなら 5、6 歳~


(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)

「ぼくのとうさん ねこにあう」

ぼくのとうさんのエルマーが小さかったときのこと、

あるつめたい雨の日に、うちのきんじょのまちかどで、

としとったのらねこにあいました。

ねこは、びしょぬれで、とてもきもちがわるそうだったので、

ぼくのとうさんは、いいました。

「ぼくのうちにきてみませんか?」

これをきいて、ねこはおどろきました―――こんなとしとったのらねこに

やさしくしてくれた人なんか、いままでいなかったからです―――けれども、

ねこは、こういいました。

「あったかいだんろのそばにすわれて、ミルクをおさらに一ぱいもいただけたら、

たいへんうれしいんですけどね。」




 * * * * *


(以下、あらすじです)


野良猫を連れて帰ったエルマーは、母さんに叱られました。

母さんに内緒で、三週間猫を養っていたのですが、ある日見つかってしまい、

エルマーは鞭で叩かれ、猫は窓から放り出されました。


家を抜け出したエルマーは猫を見つけ、何か楽しい話をしようと考えました。


「ぼくは、大きくなったら、ひこうきをもつよ。

どこでもすきなところへ、とんでいけたらすばらしいじゃないか!」


「とってもとっても、そらをとんでみたいとおもいますか?」


「とびたいさ。とべるんなら、なんでもするよ。」


「ほんとに、そんなにとびたいんなら、大きくなってからでなくても、

とぶほうほうが、あるかもしれませんよ。」




と、猫が話し始めたのは、去年の春に出掛けたどうぶつ島での出来事。


『どうぶつ島の真ん中には、一本の広い川が流れていて、

島の反対側へ行くには、川の始まりまで歩いていって、ぐるりと一回りしなければなりません。

どうぶつ島に住んでいるのは、怠け者の動物たちばかり。

川の反対側へ行くのを、とても嫌だと思っていました。


ある日、一匹の子どものりゅうが、空から川岸へ落ちてきました。

まだ上手く飛べなかったんです。

りゅうを捕まえたどうぶつ達は、川渡しをさせる事にしたんです。

重い荷物を運ばせたり、文句を言えば羽をねじったり、体を叩いたりしました。

りゅうの首は、太く丈夫な綱で、杭に縛り付けられています。』


猫は島を出る時に、「いつかきっとたすけてやる」と約束してきたとの事。


「たしかに、たいへんなしごとですがね。

もし、あなたが、りゅうをたすけてやれば、

きっとりゅうは、あなたを、せなかにのせて、どこへでもとんでってくれますよ。

どうです、一つ、やってみては?」




こうして、エルマーは家を抜け出し、りゅうを助けに冒険の旅に出たのです。


* * * * *


「エルマーのぼうけん」は、

「エルマーとりゅう」、「エルマーと16ぴきのりゅう」と続く3巻セット。

ルース・スタイルス・ガネット
福音館書店
発売日:1963-07-15



ルース・スタイルス・ガネット
福音館書店
発売日:1964-08-15




ルース・スタイルス・ガネット
福音館書店
発売日:1965-09-30




これは、お父さんからから聞いた昔話。

お父さんの武勇伝、とでも言いましょうか?


さて、エルマーはリュックにいろんなものを詰め込んで出かけます。

チューインガム、桃色の棒付きキャンディー、輪ゴム、黒いゴム長靴、磁石、

歯ブラシとチューブ入り歯磨き、虫眼鏡、ジャックナイフ、櫛とヘアブラシ、リボン、

『クランベリいき』とかいた大きな袋、着替え、食料。


どうぶつ島で、それぞれの動物と対決する時に、この中の1種類ずつを使います。

たとえば、歯みがきブラシと歯磨きは「サイ」に。

クシとブラシはライオンに・・・など等。

それぞれとのやり取りが面白い!


どうぶつ島に住む、ネズミの言い間違いにも笑えます。

「やたしも、わだや」

「おっと、まちがい。わたしも、やだわ」
とか・・・(苦笑)


それから数字がたくさん出てくるのですが、この辺は小学生になってからでないと、

前後関係がつかめないかな?


「エルマーのぼうけん」では、ハラハラドキドキしながらも、

どうにかりゅうを救い出し、お話はおしまいです。


* * * * *


そうたは、12月7日の誕生日に、この三冊セットを貰いました。

毎日3章~4章ずつ読んで、

10日程掛かって全て読み終えました。

読み終えると、また1巻から読み始め・・・

ってな感じで、と~っても嵌っています(^^)

絵が少なくても、自分の頭の中で整理出来ているようで、

最終章まで読んであと、布団の中で全てを語ってくれました。

ちょっとびっくりした母です。



そして、クリスマスプレゼントにサンタさんから貰った、「エルマーのぼうけんすごろく」

ルース・スタイルス・ガネット
福音館書店
発売日:2008-10-01



家族みんなで、大笑いしながらやりました。

なぜって?

やってみてください!

「右隣の人だけに秘密をそっと打ち明ける」とか、

「わにの歩き方で、皆のまわりを一周する」とか・・・

楽しい催しがた~くさん(^^)


パパの秘密!?

私に打ち明ける事になったので、ワクワクしながら待ってたら・・・

「証券マン時代の年収は・・・」だって~(^^;)

つまらんっ!!!


・・・で、今度は私がそうたに打ち明ける事になり・・・

秘密・・・秘密・・・秘密ねえ・・・

え~と、う~んと、

あら~っ、難しいわ~

パパが、「朝早く起きた時、一人でこっそり食べてる物言えば!」

って、知ってたら秘密じゃないじゃないかっ!

それにそんな事、そうたに言ったらた~いへん!!!


ほんとの秘密は・・・そりゃあ、言えないよね~(^^;)




最後まで読んでくださって、ありがとうございます。



 * * * * *


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by yomuyomuehon | 2010-12-28 07:48 | 冒険の本