ふしぎなふしぎなながぐつ
読んであげるなら 5、6 歳~
(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)
かおるの うちの かきねの したに、
小さな きいろい ながぐつが 一つ ころがっていた。
「あれ、この ながぐつ、だれのだろ。」
かおるは、ひろいあげて ながめた。
ひだりあしの ながぐつで、まだ あたらしい。
でも、ちいさすぎて、かおるには とても はけない。
「あかちゃんの ながぐつかな。」
* * * * *
(以下、あらすじです)
かおるは、落とし主が探しに来るかもしれないと思い、
道からも良く見えるように、その長靴を垣根の上にふわりと乗せた。
次の日、長靴はまだそのまま垣根の上に乗っていた。
「おかしいな。あの ながぐつ、きのうより すこし 大きかったみたいだぞ。」
次の日、長靴は垣根の下に落ちていた。
捨ててしまおうと手にした長靴は、確かに大きくなっていた。
足を突っ込んでみると、ピッタリ。
途端に、奇妙な事が起こった。
長靴と、長靴を履いた左足が消えた。
「やややややっ。」
そのまま見つめていると、膝も腿も、お腹も胸も消え始めた。
慌てて長靴を脱いだかおる。
脱ぐと、かおる体は元通り。
この長靴は、姿を消す、不思議な長靴なのだ。
捨てるのは惜しいと思ったかおるは、長靴を自分の部屋の戸棚へ仕舞った。
次の朝、長靴はぐーんと大きくなっていて、お父さんの長靴みたいだった。
左足を入れてみると、やっぱり消えた。
また次の日。
戸棚を開けようとすると、戸が支えてなかなか開かない。
やっと開けてみると、長靴はバケツほどになっていた。
こんな調子で大きくなるとしたら、もう戸棚に入れて置けない。
かおるは長靴を裏の物置に入れた。
次の日。
長靴は物置の中で、お化けみたいに大きくなっていた。
背の高さは、かおる胸まであった。
その時、
「かおるちゃーん、あそぼう。」
友達のひろしの声がした。
「おーい、こっちだよう。」
と返事して、かおるは長靴に潜り込んだ。
* * * * *
てんぐのかくれみのの、長靴版?
そんな感じもしますが、そこは佐藤さとるワールド!
とことん、メルヘンチック☆
夢か?現実か?、区別がつきそうでつかない感じ(^^)
きっと子どもは嵌りますよ~!!!
大きくなった長靴に潜り込む勇気、有りますか?
怖いですよね(^^;)
このまま消えちゃったらどうしよう!?・・・な~んて思うからこそ、
このお話に魅了されるんじゃないかしら?
* * * * *
さて、クリスマスプレゼントを入れてもらう靴下の由来って、ご存知ですか?
サンタクロースは、4世紀頃の東ローマ帝国小アジアの司教、キリスト教の教父聖ニコラウスがモデル。
「ある日、貧しさのあまり三人の娘を嫁がせることの出来ない家の存在を知ったニコラウス。
真夜中にその家を訪れ、屋根の上にある煙突から、金貨を投げ入れました。
するとこの金貨は、暖炉の脇に下げられた靴下の中に入りました。
この金貨のおかげで、娘の身売りを避けることが出来たのです。」
という逸話から、靴下の中にプレゼントを入れる風習が始まったそうです。
なんとも、泣ける話じゃないですか~っ!!
その謂れからは大分かけ離れた感のある、昨今のクリスマスプレゼント事情(^^;)
ああ、私も大きな靴下を下げておけば良かったなあ
可哀想に思ったサンタさんから、プレゼントが届いたかもしれなかったのに・・・
さて、今夜は我が家でもクリスマスディーナー☆
・色々野菜とチキンのグリル
・かぼちゃのニョッキ入りトマトソース
・根菜ピクルス
・Cimaiのカンパーニュにオリーヴオイルをつけて
そして、クリスマスケーキ・・・おっとこちらは、昨日食べてしまいました。
今年は、宮代のシフォンケーキと焼き菓子の店cadeau(カド)のクリスマスケーキ。
ふわふわもっちりしたシフォンケーキに、ドライストロベリー入りのホワイトチョコがかかっています。
美味しかった~っ☆☆☆
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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