おかあさんげんきですか。
読んであげるなら 6 歳~
(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)
おかあさん、げんきですか。
ぼくは、げんきです。
母の日なので、てがみをかきます。
「おかあさんに、かんしゃのてがみをかきましょう」
と、先生がはりきっているから、がんばってかきます。
「いつもごはんをつくってくれてありがとう」なんて、
となりのユースケはすらすらかいているけれど、
ぼくは、ちょっとはずかしいから、おもいきって、
いいたいことをかきます。
* * * * *
(以下、あらすじです)
ジャーン! いいたいことの1。
しつこく「わかった?」って、きかないでください。
ぼくはもうあかちゃんではありません。
ジャジャーン! いいたいことの2。
ぼくのへやを、かってにそうじしないでください!
お母さんが掃除して、捨ててしまったもの。
それは・・・
昨年の運動会で、初めてユースケに勝った時のスニーカー。
ぼくが赤ちゃんで、うちにまだお父さんがいた頃、サンタさんから貰ったぬいぐるみのキリンさん。
虫食いだらけのどんぐりも、アイスの棒も、青い小石も、落書きみたいな絵も・・・
どれもこれも、ぼくの想い出がたくさん詰まった、大事なものでした。
もう、みんな、なくなっちゃった。
もう、しょうがないけどね。
またいろいろたまってきたから、さみしくはありません。
しんぱいしないでください。
ぼくのへやのことは、ぼくにまかせてください。
ジャジャジャーン!おまけ。
そこには、しんみりしちゃったこれまでの話を打ち消すような、
ぼくのお母さんへの思いが綴られていました。
* * * * *
母の日の本ですが・・・
この絵本は、子どもよりお母さん向けかと思います。
母の日でなくとも、是非是非読んで欲しい本です。
「いいたいことの1」にも「いいたいことの2」にも、
ドキッ!ズキッ!!とする人多いのでは・・・(^^;)
勿論!私もその一人。
この絵本は、後藤竜二さんと親しかった小松崎先生が、少し前に読んでくださったもの。
話しを聞きながら涙してしまいました。
いつまでの子どもだと思っていると、
実は、子どもの方が成長していたりして・・・
子ども扱いをやめて、一人の人間として接しなくちゃ!と思う今日この頃。
この本に出てくるぼくは4年生ですが、
園児とて、十分自分で考え、自分の意思をもち、プライドも育ってきている様子。
そんな年頃の子を持つお母さんに、是非読んでもらいたい絵本です。
ご一緒に、深~く反省いたしましょう(^^)
・・・って、反省しなくちゃいけないのは、わたしだけか・・・
さて一昨日、同じクラスのKの家にお泊りさせてもらったそうた。
夕方、「ママにあいたい・・・」としくしく泣き出したようで、
ユミコねえちゃんに(^^)、大変ご迷惑おかけしました。
きっと、Kも一緒にお泊りしたSもびっくり!
そして、悲しくなってしまったことでしょう。
ほんとにごめんね。
昨夜、園から帰宅したそうたに、楽しかった?って聞くと、
「たのしかったよ。もう、なんかいもおとまりしてるし・・・ぜんぜんへいきだよ。」
だそうで・・・(^^;)
そして、カレーがすっごく美味しかったって!
あなたが、来年たいちのクラスにいないのを、パパは本当に残念がっております。(わたしも!)
ユミコねえちゃん、ほんとにありがとね~!!
* * * * *
7月にお亡くなりになった、後藤竜二さん。
まだ園児の息子に読むには早いなあ・・・と、後藤作品に接する事がありませんでした。
この「おかあさんげんきですか。」が、そうたには初めての後藤作品。
来春入学予定のそうた。
少しずつ、後藤さんの作品に触れていこうと思っています。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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