こぶとりたろう
読んであげるなら 6,7 歳~
(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)
ちょん子は、あしたの時間わりをそろえながら、おにいちゃんのたろうのほうを、ちらっと見た。
たろうは、えんぴつをシャカシャカいわせながら、いっしんにべんきょうしていた。
* * * * *
(以下、あらすじです)
たろうはテストの点数が悪くて、お母さんにこんこんと説教された。
「やわらかくなあれ、やわらかくなあれ、ちちんぷいぷいのぐりっ」
と、かあさんはたろうの頭をぐりっとなでた。
さすがにまずいと思ったたろうは、晩御飯の後、ずっと机に向かっていたのだ。
国語・算数・理科・社会・・・何をやっても頭に入った。
ちょん子が目を凝らしてたろうの頭を見ると、頭の右が、そして左がぴくぴくっと動いた。
「おにいちゃん・・・あたまに、こぶが・・・」
国語のこぶに理科のこぶ。
社会のこぶと算数のこぶ。
たろうの頭には、こぶが四つも出来てしまった。
勉強が出来るようになったのは良いけど、これじゃあまりに格好悪い。
覚えた事を忘れてみたら、元に戻る?
でも、忘れようとする事を思い出すだけで、復習になってしまい、かえってまずかった。
その時、ちょん子がぽんと手を打った。
「『こぶとりじいさん』だよ!・・・・オニのところにいって、とってもらおうよ!」
「今時、どこにオニがいるってのさ。聞いたこともない」
でも、本棚から「こぶとりじいさん」を取り出し、オニの居場所を確かめた。
そしてこぶを取ってもらう秘訣は?・・・・踊りを上手く踊る事!
草木も眠るうしみつ時、二人はそっと家を抜け出して、山奥深くどんどん行った。
どのくらい、いけばいいだろう・・・・
昔話だと『いくが、いくが、いくと』って言うから、あとちょっと。
二人は大きな木に大きな洞穴を見つけ、潜り込んで眠った。
すると・・・
* * * * *
非現実的で、思わず笑ってしまうような事なのに、真面目にやり取りするたろうと妹の会話。
オニとのやりとりや、オニと踊る時の歌。
どれをとっても面白く、お見事!
でも一番は、端々の見られる表現の巧みさとリズム感。
さすが!たかどのほうこ様。
「こぶじいさま」のお話、ご存知ですか?
あのお話が、こんな風に発展するなんてね~(^^)
踊りが下手で、こぶを取ってもらうつもりが一つ余計に付けられてしまった隣のじいさま。
そんな心配事が頭をよぎったたろう。
さてさて、上手に踊って、オニに気に入られたでしょうか?
それは、読んでのお楽しみ。
その後の展開も、実に面白いのよ~(^^)
* * * * *
踊り・・・と言えば、
年に一度の園のお祭り。
背中に『祭』の揃いの半被に身を包み、園児達が踊る荒馬踊り。
らっせ~ら~、らっせ~ら~
らっせ~、らっせ~、らっせ~ら~
勿論、親も全員参加です。
熱気むんむん、蒸し風呂状態のホール。
大汗掻き掻き、私も産後のリフレッシュ。
そして、お父さん達が担ぐ神輿に揺られ、満面の笑みの子供達。
年長さんになると、園児達の竹筒を叩く音も加わり、本当のお祭りのような盛り上がり♪
ああ、これで最後ね~!な~んて感慨深く・・・いやいや、うちはまだあと6年続くのでした。
その、お祭りの前に各クラスで行う家族紹介。
3年間持ち上がりで今更?・・・ではありますが、
今回は、各家庭1芸披露(ん、疲労?な~んて)なのです。
数日前、そうたがやると言っていたのは、側転。
しかし、前日に歌に変更になりました。
♪「おさるのレストラン」
前日、パパはおもちゃのピアノを人差し指で弾きながら、必死に練習したのでした(^^)
自分の順番が近づくにつれ、心変わりする子供達。
そうたも「逆上がり!」なんて言わなきゃ良いが・・・
何十年もやってないよーっ!!
途中、逆上がりに変更を余儀なくされたお母さん達。
その必死な姿に感服です。
もし、そうたが「逆上がり!」なんて言い出したら、
「産後間もないので・・・・」な~んて逃げようかと思いつつ、
それじゃいかん!と、い神崎(いかんざき)が(古い?)が頭をもたげ、葛藤の中迎えたうちの番。
「はい、そうたんちは何やるのかな~?」
「・・・うたをうたいますっ」
ああ、よかった~(^^)
しかし、あと二人の、2回ある年長時の家族紹介。
今から逆上がりの練習しとかなきゃっ!と心に誓う母でした。
ちなみに側転はそれなりに出来るのよ!
逆上がりも出来そう・・・なんだけど、腹の肉に、鉄棒がグイッと食い込みそうで・・・
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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