きいろいばけつ
読んであげるなら 5、6 歳~
(以下、あらすじです)
月曜日。
きつねの子が、きいろいばけつを見つけました。
ばけつは、きつねの子が持つのに丁度良い大きさでした。
ばけつを持ち上げ、外側を見まわしても、名前は見当たりません。
きつねの子は、前からこんなばけつが欲しかったのです。
あかでもない、あおでもない、まっきいろのばけつが・・・
うさぎの子、くまの子に聞いても、きいろいばけつの持ち主は分かりませんでした。
「もし、だれも取りに来なくて、ずっと外に置きっぱなしだったら、きつねくんのものにしたら」
と、くまの子が言いました。
ずっとって、どれくらいかな・・・
結局、一週間待つ事にしました。
それから、きつねの子は、毎日毎日きいろいばけつを見に行きました。
持ってみたり、水を入れてみたり・・・それはそれは楽しい一週間でした。
その間、だれもばけつを取りに来ませんでした。
ばけつはいつも同じ所にありました。
そして、いよいよ月曜日の朝がやってきました。
ところが・・・・
* * * * *
結局、バケツは無くなっていました。
気の毒がるうさぎの子とくまの子に、きつねの子は言いました。
「いいんだよ、もう」
その理由を、作者はあとがきにこう書いています。
きつねの子の記憶の中では、いつまでもぴかぴかで、まっ黄色の自分のバケツであり続けることでしょう。
こののち、きつねの子が別の色のバケツを手に入れたとしても、
もう黄色いバケツといっしょに過ごしたときほどの感動や喜びは持ち得ないと思います。
おとなにとっては取るに足らないものでも、子どもは時として全宇宙を見ることがあります。
そして、たとえ姿、形が似ていても、それをほかのものと代えることは出来ないのです。
かけがえのないものは、いつの時でもたった一つしかないということを
一番よくわかっているのは、ほんとうは幼い子どもであるのかも知れません。
* * * * *
う~ん、深い!!
なんて純粋な、透明な、清らかなお話なんでしょう。
大人の私(だけ?)は、一週間なんて待てません。
2、3日してそのままだったら、もう取りに来ないなあ・・・って自分のものにしちゃうなあ。
その一週間の思い出で満足出来るなんて・・・きっ、清らか過ぎるっ!!
清らかな心を、遥か昔に失ってしまった私。
子供には、こんな絵本を読んで伝えるしかないわ~
最近よく、主人に言われます。
「昔は可愛かったのに・・・(+溜息)」
* * * * *
年中時迄はどのロッカーを使っても良かったのですが、年長さんになって自分のロッカーが固定されました。
そして、そのロッカーに「宝もの入れ」を置きます。
自分で大きさを検討付けてきて、家から適当な大きさの箱を持って行くのです。
1度目は高さが入らずお持ち帰り。
2度目にして上手く収まったようです。
この大きさ、親が測ってはいけません。
子供が検討つけて来る事に意味があります。
入れば良いって訳ではないようで、それ相当の大きさが必要です。
中には何を入れるの?ってそうたに聞くと、
「針山とペットボトルと・・・」
ペットボトル???・・・入るのかなあ
ペットボトルは畑の水遣りに使ってます。
そうたが持って行ってるのは、年中までは確か2リットルのもの。
今年は何を持って行ったのか・・・ん、あれっ、知らなかったわ~(^^)
出産の2日前から始まった幼稚園。
年長さんは行事も課題も盛りだくさんです。
私は、先週辺りからお迎えに顔を出したばかり。
気が向いた時に、話したい事しか話さないそうたです。
園での様子・・・全く分かりません。
「たからものいれ」・・・これからどんな宝物が収まっていくのか、楽しみです。
家のには、干乾びたミミズや、丸まったままのダンゴムシ、1~2年前に作った泥だんごなどが収まっていますが・・・
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
* * * * *
本棚はこちら
↓ ↓ ↓
ブクログ/絵本のおかあさん
* * * * *
ランキングに参加していま~す
お帰りの際に、ポチッとよろしく~!!
あなたの一票が明日への励みに繋がりま~す(^^)
↓ ↓ ↓
↓ ↓ ↓