まゆとおに
読んであげるなら 4、5歳~
(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)
きたの おやまの てっぺんの さんぼんすぎのしたに、
ちいさな いえがありました。
そのいえには、のっぽの やまんばと
やまんばの むすめの まゆが すんでいました。
あるひ まゆは、おうきばやしのおくで、
とんでもなく おおきな ひとに あいました。
* * * * *
(以下、あらすじです)
まゆが会ったこの大きな人・・・実は鬼
まゆは、「鹿でもないのに角を生やしているなんて、変わってるな」と思いました。
鬼だと分からなかったのです。
お腹のすいていた鬼は、まゆを食べようと思い、岩屋へ誘いました。
鍋にお湯を沸かそうと、薪を集めてくれ!火を囲む石ころを集めてくれ!とまゆに頼んだ鬼。
しかし、まゆの馬鹿力にビックリ!
さて、お湯はぐらぐらと沸きかえり、寒いからお風呂に入れと進める鬼。
それに対し、まゆはいつもお母さんに言われている言葉を思い出しました。
「しんせつな ひとには、いつも、れいぎただしくしなさい」
そこで思いっきり礼儀正しく言いました。
「おさきに どうぞ」
そして鬼を抱え揚げ・・・
* * * * *
富安さんが「やまんばのにしき」を読んで、「子どもを産んだ山姥は、どんなお母さんになったんだろう」と思った事がきっかけで生まれた“山姥とその娘”の物語。
そして出来上がったのが、富安さんの単行本第一作となった『やまんば山のモッコたち』
同じ<やまんばとまゆ>を主人公にした絵本の第一作がこの「まゆとおに」です。
痛快愉快、そして豪快なやまんば親子のお話は、スカッとしますね(ふふっ)
ところで、やまんばとは・・・
日本各地の山の中に住む老婆
かなり背が高く、髪を振り乱し、口は裂け、それはそれは恐ろしい顔をしているのが一般的。
昔から山に住みつく化け物とも・・・こういう怖いやまんばは、昔話によく出てきますね。
はたまた山に住む豊作や、商売繁盛の神様とも言われるとか・・・
一方、出産などで気が狂い山に入った女性という説もあって、特にか弱い女性や子供、また働き者の貧乏人などには優しい面をみせることもあるそうで・・・
礼儀正しく、力持ちのやまんば親子。
まゆ親子は、この辺りの優しさをいっぱいに押し出したイメージの、やまんばのようですね。
ところで、お尻に大火傷を負った鬼は、まゆに抱えられ、やまんば母さんの元へ。
実はこの鬼、やまんば母さんとは知り合いでした。
やまんばの娘と知っていたら、食べようなんて絶対思わなかったのにね。
お尻に薬効を塗ってもらい、山菜おにぎりを頂き、すっかりまゆのお守り役になったのでした。
お話には出てこないのですが、絵に登場しているきつね。
見ている子供たちの気持ちを、代弁しているかのような動きと表情。
是非こちらにも注目してみてね!
春にかけて、こちらもオススメ
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「まゆとりゅう」
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さて一昨日、 長谷園の土鍋『かまどさん』が届きました。
おかゆを炊く土鍋の下準備が必要だったので、夕べから『かまどさん』で炊いたご飯を頂きました。
「食べすぎちゃうから、出産後にした方が良かったのに~」なんて言われましたが・・・
確かに旨い!!
夕べは勢いよく蒸気が出てから2分で止めるって時に、ちょっと台所を離れてしまい、おこげを作ってしまって・・・
しかし、そのおこげ部分にお醤油塗って、焼きおにぎり風にしたところ、子供達は大絶賛!
炊飯器で炊いたご飯とは、全く違います。
今日は失敗しないで出来そうです。
吹きこぼれる事も無いし、途中火加減調節も要らないし、簡単です。
うちは5分付き米を食べているので、火を入れてから、蒸らし終えて食べるまでに50分要します。
・・・となると、出来立てを食べるには、パパの協力が必要というか、これはパパの仕事になるのかな?
夕方はお迎えがあるし、お昼はたいちと外遊びして、帰ってきたらすぐご飯だし・・・
う~ん、どうしよう・・・
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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