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絵本のおかあさん ehonkasan.exblog.jp

子どもたちが通った幼稚園で、絵本の読み語りボランティアのお母さんは、『絵本のお母さん』と呼ばれています


by yomuyomuehon
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きつねのホイティ

シビル ウェッタシンハ
福音館書店
発売日:1994-03





読んであげるなら 4、5歳~


(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)


ここは、スリランカのちいさなむらです。

このむらには、アンゴウ、マンゴウ、ランゴウというなまえの、
三にんのげんきのいいおかみさんがすんでいて、とてもなかよくくらしていました。

むらはずれのもりのなかには、くいしんぼうぎつねのホイティがすんでいました。

ホイティは、いつもおなかをすかしていました。
 
きつねのホイティ_e0160269_110258.gif

 * * * * *


(以下、あらすじです)


ある晩、ホイティは美味しいものを求めて、村へやってきました。

そして、アンゴウさんの家の窓から中を覗くと、旦那さんと晩ご飯の真っ最中。

ほかほかご飯に、ココナッツミルクで煮た野菜のカレー、唐辛子で味付けした魚のフライ・・・

食べたくてたまらないホイティは、物干し場から服を取り、人間に化けてアンゴウさんの家へ。

「どなた?」

「たびのものでございます。とおいみちをあるいて、おなかがすいています。
なにかひとくちたべさせてください。」


アンゴウさんは家の中に招きいれ、同じ食事を出しました。

食事が済むと、頭が床に着くほど深々とおじぎをしたホイティ。

サロン(巻きスカート)の下から、ふさふさした尻尾がはみ出しているのに気付いたアンゴウさん。


きつねのホイティ_e0160269_1143316.gif
でもその様子があまりに面白く、気付かないふりをしました。

ホイティは何日か経って、マンゴウさん、ランゴウさんの家にも現れ、ご馳走を食べたのです。

しかし、マンゴウさんもランゴウさんも、アンゴウさんから聞いていて、騙されたふりをしたのでした。


それから何日も経ったある日の事。

アンゴウさんが森で聞いたホイティの歌声。

「ホッホッホ ホイティティ!

むらのおんなは ばかぞろい

おれがきつねと きがつかず

ごちそうだして もてなした

ホッホッホ ホイティティ!」


それに激怒した三人は・・・・


 * * * * *


さて、どんな仕返しを考えたのでしょう?

でも、痛い目に会わすわけではないんですよ。

きつねと人間が仲良く暮らしていたの、おおらかで微笑ましいお話。

スリランカでは、今もそうなのかしら?

日本も昔はそうだったんでしょうけど・・・


それにしても、アンゴウさんちの晩御飯、美味しそうです!

子供が生まれる前は、アジアン料理をよく食べに行ったけど・・・


さて、数日前の夕食、「きつねが出てくる絵本」の話を、主人とそうたと私の三人でしていた時の事。

「きつねの話って、悲しい結末多いよね?」と主人

「面白いのもあるよ。『こぎつねコンとこだぬきポン』と『ばけくらべ』とか・・・
そういえば、いつもたぬきと一緒ね」と私。

するとそうたが、
「あるよ、ほら!きつねが、ホイホイってうたうやつ。おとこのひとが 3びきでてくるやつだよ~」

「え~、なにそれ?ちなみに男の人は3人って数えるんですが・・・」

あれかこれかと、色々きつねのお話出てきましたが、結局、食事の時に分からず仕舞い。

お風呂でじっくり話しているうち、「きつねのホイティ」だって事に気付きました。

男の人じゃなくて、女の人でしたが、子供の記憶力って凄いです。

確かこの絵本は、1年くらい前に、1・2回読んだ程。

早速また借りてきました。

「繰り返し・歌あり・納得いく結末」と、小さな子供が好きな絵本の要素が三拍子揃ったお話。

それにしても、きつねのお話って多いですね。








最後まで読んでくださって、ありがとうございます。


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by yomuyomuehon | 2009-11-01 11:10 | おもしろ絵本