きつねのホイティ
読んであげるなら 4、5歳~
(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)
ここは、スリランカのちいさなむらです。
このむらには、アンゴウ、マンゴウ、ランゴウというなまえの、
三にんのげんきのいいおかみさんがすんでいて、とてもなかよくくらしていました。
むらはずれのもりのなかには、くいしんぼうぎつねのホイティがすんでいました。
ホイティは、いつもおなかをすかしていました。
* * * * *
(以下、あらすじです)
ある晩、ホイティは美味しいものを求めて、村へやってきました。
そして、アンゴウさんの家の窓から中を覗くと、旦那さんと晩ご飯の真っ最中。
ほかほかご飯に、ココナッツミルクで煮た野菜のカレー、唐辛子で味付けした魚のフライ・・・
食べたくてたまらないホイティは、物干し場から服を取り、人間に化けてアンゴウさんの家へ。
「どなた?」
「たびのものでございます。とおいみちをあるいて、おなかがすいています。
なにかひとくちたべさせてください。」
アンゴウさんは家の中に招きいれ、同じ食事を出しました。
食事が済むと、頭が床に着くほど深々とおじぎをしたホイティ。
サロン(巻きスカート)の下から、ふさふさした尻尾がはみ出しているのに気付いたアンゴウさん。
ホイティは何日か経って、マンゴウさん、ランゴウさんの家にも現れ、ご馳走を食べたのです。
しかし、マンゴウさんもランゴウさんも、アンゴウさんから聞いていて、騙されたふりをしたのでした。
それから何日も経ったある日の事。
アンゴウさんが森で聞いたホイティの歌声。
「ホッホッホ ホイティティ!
むらのおんなは ばかぞろい
おれがきつねと きがつかず
ごちそうだして もてなした
ホッホッホ ホイティティ!」
それに激怒した三人は・・・・
* * * * *
さて、どんな仕返しを考えたのでしょう?
でも、痛い目に会わすわけではないんですよ。
きつねと人間が仲良く暮らしていたの、おおらかで微笑ましいお話。
スリランカでは、今もそうなのかしら?
日本も昔はそうだったんでしょうけど・・・
それにしても、アンゴウさんちの晩御飯、美味しそうです!
子供が生まれる前は、アジアン料理をよく食べに行ったけど・・・
さて、数日前の夕食、「きつねが出てくる絵本」の話を、主人とそうたと私の三人でしていた時の事。
「きつねの話って、悲しい結末多いよね?」と主人
「面白いのもあるよ。『こぎつねコンとこだぬきポン』と『ばけくらべ』とか・・・
そういえば、いつもたぬきと一緒ね」と私。
するとそうたが、
「あるよ、ほら!きつねが、ホイホイってうたうやつ。おとこのひとが 3びきでてくるやつだよ~」
「え~、なにそれ?ちなみに男の人は3人って数えるんですが・・・」
あれかこれかと、色々きつねのお話出てきましたが、結局、食事の時に分からず仕舞い。
お風呂でじっくり話しているうち、「きつねのホイティ」だって事に気付きました。
男の人じゃなくて、女の人でしたが、子供の記憶力って凄いです。
確かこの絵本は、1年くらい前に、1・2回読んだ程。
早速また借りてきました。
「繰り返し・歌あり・納得いく結末」と、小さな子供が好きな絵本の要素が三拍子揃ったお話。
それにしても、きつねのお話って多いですね。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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