おにいちゃんだから
読んであげるなら 小学生くらい~
(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)
はなやまこうえんで セミを とっていたら、
おとうとの たかしが やってきた。
たかしの やつ、こっちを みた とたん いきなり にげだした。
(あっ、ぼくの ランドセルだ!)
* * * * *
(以下、あらすじです)
公園の出口でたかしを捕まえ、一発殴ってやった。
ランドセルを奪い返すと、中には空き缶やお菓子の袋が入っていた。
僕は、弟のたかしが大嫌いだ。
「おにいちゃんだから、もっとやさしくしなさい」
「おにいちゃんだから、それくらい がまんしなさい」
お父さんも、お母さんも、お兄ちゃんだから・・・・しか言えないの?
たかしが生まれなかったら、僕はおにいちゃんになんか、ならなかったんだ。
ある日、学校から帰ったら、たかしもお母さんも居なかった。
テーブルの上にメモ書きがあった。
たかしが ゆくえふめい!?
まさか・・・うそだろ?
* * * * *
先日行った「子どもの絵本まつり」で見つけました。
先に紹介した「おこだでませんように」に近い感覚で、うるっと来てしまった絵本です。
弟のたかしが嫌いな『おにいちゃん』でしたが、行方不明になったたかしを本気で心配しました。
腹が立つとたかしを何度も叩いていたのに、その後から一回だけ叩いたら我慢出来る様になったって。
一回だけ叩いたら・・・って所がおかしいですけどね(ふふっ)
僕は小2、弟のたかしは幼稚園児。
この感覚って、まだうちの『おにいちゃん』には無いだろうな、と思って購入は先送り。
そうたはまだ、『たかし』に近い年齢ですからね。
でも『たかし』より『おにいちゃん』に思えるのは、やはり『おにいちゃん』だからでしょうか。
『何も知らないでいたずらをする』たかしを、ポカッと殴るように、たいちをポカッとやるそうた。
やってることは、この絵本の兄弟と一緒です。
そう言えばまだ、「おにいちゃんだから」と言って叱った事、ないですね。
私がそう言うようになった時が、読んであげる時かしら?
* * * * *
『親の心、子知らず』は当然で、自分が親になった時に、初めて気付く事って多いですよね。
でも「子の心」って親になった時、忘れてしまっていませんか?
「おにいちゃんだから・・・」「おねえちゃんだから・・・」って言われた記憶、ありますよね。
あの時嫌だったのに、子供にはその通りに言ってたりして・・・
たまに、子供の気持ちがストレートに現れてる絵本を読むと、ちょっと考えさせられます。
* * * * *
さて、うちの「おにいちゃん」は昨日、両手を頑張りマメだらけにして帰って来ました。
運動会の練習で、両手の皮が剥けて痛そうです。
でもお迎えの時、私を見つけて走って来て、
「ママ~、みて!みて!がんばりまめー!」
と、誇らしげに両手を見せてくれました。
しかし、帰って手を洗った時、大泣きです!
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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