きつねの窓
読んであげるなら 小学校高学年~
(本文の書き出しは、こんな感じ・・・)
いつでしたか、山で 道に まよったときの 話です。
ぼくは、自分の山小屋に もどるところでした。
歩きなれた 山道を、鉄砲をかついで、ぼんやり 歩いていました。
そう、あのときは、まったく ぼんやりしていたのです。
むかし、大すきだった 女の子のことなんかを、とりとめもなく 考えながら。
* * * * *
(以下、あらすじです)
「あれ?」
一瞬立ちすくんだ僕の目の前には、一面桔梗の花畑が・・・
そして目の前を通り過ぎた白い影・・・白ぎつねです。
追いかけたものの、姿を見失ってしまいました。
すると後ろで、
「いらっしゃいまし。」との声。
振り向くと、“そめもの ききょう屋”の看板。
その下に、紺の前掛けをした子供の店員が、立っていました。
僕は、さっきの子ギツネが化けだんだと思い、騙された振りをすることにしました。
聞くと、なんでも青く染めると言います。
あれこれやり取りするうちに、手の指を染める事を勧められた僕。
「ねえ、お客さま、ゆびを そめるのは、とても すてきなこと なんですよ。」
と言うと、青く染められた両手の親指と人差し指で菱形を作り、僕の目の上にかざして見せました。
しぶしぶ覗き込んだ窓に中には、母ギツネの姿。
ずうっと前に鉄砲で打たれた、自分の母さんだと、店員は言いました。
そして自分の正体がばれてしまった事も気付かず、染める事になった経緯を話続けました。
その話にすっかり感激して、指を染めてもらった僕。
菱形の窓を作って、恐る恐る目の上にかざしました。
そこには僕が大好きだった、今は決して逢うことの出来ない少女の姿が。
お礼として、店員に鉄砲を渡した僕は、いい気分になって帰りました。
ところが、小屋に帰って僕が一番先にした事とは・・・
* * * * *
今日は、 小松崎進先生の国語の授業を受けてきました。
体育会系な事ばかりじゃあ、ありませんよ~!
机を並べて、胸に名札をつけて・・・カランカラン♪というチャイムで、1限目スタート!
まず、
「きょうは、なにを たべてきましたか?」
との先生の質問に答える私達。
設定は6年生です。
一体何十年振りでしょうか?
課題はこのきつねの窓 (おはなし名作絵本 27)
1、まずは音読
私も「ハイっ!」と手を上げて、後半を読みました。
(風邪を引いてしまい、あまり声が出なくて、鼻声で・・・すみません)
『音読と朗読の違い』とは・・・
音読・・・理解のため
朗読・・・表現のため
果たして私の“読み“は朗読になっていたかしら?
そして上がった感想は・・・読み手によって見えてくるものが違うという事
2、「だれの」「いつの」話ですか。
3、「ぼく」「きつね」の行為・しぐさが見えますか。
声が聞こえますか。
4、「ぼく」の心情の推移を読みましょう
5、表現のおもしろさを読みましょう
2時限と言う、限られた時間の中だったので、2、3、5は飛ばして、
4の「ぼく」の心情の推移について、意見を出し合いました。
今回感じた事は、音読の大切さ。
何度も読み返すことの大切さ。
声を出して読む事により、背景が見える!色が見える!音が聞こえる!
そして読み手によって、それらも異なるのですね。
* * * * *
ところで、あなたがこの不思議な窓を覗けるとしたら・・・会いたい人はいますか?
~お知らせ~
小松崎進先生 講演会
「子供の こころと ことばを 育てる 読みがたり」
7月5日(日) 1時30分~3時30分
浦和コミュニティーセンター(東口パルコ10F)
参加費 500円
主催 この本だいすきの会 浦和支部
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金曜日に行った、 秋山邦久先生の講演会
そこでの話。
また次回書きますが、その中で一つだけ・・・
3歳~のトイレットトレーニング時期に、親がすべき事の一つとして、
『感情を表現する言葉を身につけさせる』
言葉が出ないために、手が出てしまう事・・・幼児には、よくありますよね。
・・・ですが、感情を表現化することによって、気持ちが落ち着くそうです。
・親もよく感情を表現する言葉を使う事。
・本を読んであげる事。
・汚い言葉は、置き換えてあげる事。
本を読んであげる事・・・本当に大切なんですね。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
* * * * *
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